有罪判決のウィニー開発者金子被告、控訴して展望はあるか? | 留守宅は大丈夫?

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著作権法違反幇助の罪に問われたネットの天才金子勇被告に、
京都地裁は、罰金150万円の有罪判決を下した。

間違いなく世の中を震撼させたファイル交換ソフト「ウィニー」開発が、

悪いことかと悪くないことかということでは「悪いこと」とされ、

求刑は懲役1年であったので、
悪い程度は重いか重くないかということでは、「さほど重くない」
と玉虫色の判決が下った。
判決文を読んでみても、開発者の技術開発の意図は認め、

著作権法違反を目的としていることはないとしても、

著作権違反行為に使用されることを理解しつつ公開した、

ということを有罪の根拠としていた。
金子勇被告は、一部自身の主張を認知された判決にも関わらず、
支援者も多く、自分自身も納得できないことから、

今後控訴し徹底的に戦うことを示唆している。
しかし、このまま戦いを続けても消耗戦に突入するような気がする。

結果的には有罪でも禁固刑はなく罰金150万円で収まった。
このまま控訴を続けると、時間と資金のロスは途方もないものとなる。

そんなことに情熱をかけるなら、
さらに新しいソフトの開発と普及に時間をかけた方が良い。

今回の裁判を通じて、

金子被告が、少なくとも悪人ではないということが世に伝わった。

さらには、金子被告が類まれなる天才ソフト開発者、
ということも広く認知されるようになった。
そのことを、いい方向に生かすチャンスはいくらでもある。
もしこのまま裁判を続け、例え逆転勝訴したとしても、

多分得るものは何もない。

今回の判決によって、
ソフト開発者がこれから萎縮していかないかという問題は、
何も一人の背中に背負うことはない。

憤りはわからないでもないが、
金子被告のこれからの行動は自身で正しく判断すべきと思う。

■松下電器の販社のK氏から、楽天市場TOP5サイトで
外付けHDDの価格設定が違っていると指摘を受けた。
調べると、7万円とすべきところ7千円としていた。
まだ注文はうけておらず危ない所だった。
本体のレコーダーのサイトの下につけていたので
あまり目立たないことが幸いした。
ご指摘いただいたK氏に感謝。
慎重にしているつもりでもこんなことが起こる。
大反省。


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