5日深夜、人々が寝静まっている頃、
北朝鮮からついにミサイルが発射された。
6発も発射されたとのことだが、ノドンだかスカッドだかテポドン2号だか
内容は発表されていない、わからなかったのかもしれない。
操業中の船や海洋訓練中の船もあったそうだが、
実際の被害がなかったのは幸いだった。
テポドン2号の飛行性能から判断して発射実験は失敗だったという見解もある。
日本政府からはすみやかに経済制裁が発動された。
内容は、北朝鮮当局者の入国は原則として認めない、
日朝間の航空チャーター便の乗り入れを認めない等
比較的穏やかな内容だが、
現時点で打つことができるすべての手を打ったといえる。
発射をした場合、着地地点により段階的な制裁を用意していたものと思われる。
米国からの発射情報を受け日本はただちに動いたが、
さてこれから米国がどうでるか。
テポドン2号は、まともに飛んでもアラスカ州どまりだが、
米本土全域を攻撃できるテポドン3号も開発中とされている。
生半可な対応ではテポドン3号の完成を止められなくなる。
これまで北朝鮮のかたを持ってきたロシアも中国も
今回はミサイル発射を非難している。
米国がこのまま北朝鮮の暴挙を見逃すとは思えないが、
物騒な状況に進展しないことを祈りたい。