休学と長期履修について | 東大SPHを目指す貴方へ

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東京大学 公共健康医学専攻 (SPH:公衆衛生大学院)の卒業生有志による、入試対策法・学生生活・キャリアプランについて綴っているブログです。
東大ひいては日本国内でMPH(公衆衛生修士号)取得を目指されている皆様のご参考になれば幸いです。

新13期生の入学手続きは明日が締め切りです。
まだ入学手続きを済ませていない方、明日が最後ですよ!!!!!

今日の記事は
「SPHに合格したものの、仕事等の都合が合わず、入学できそうにない」人には超重要事項です。
該当する方は必ず読んでおくことをオススメします。



ここ最近、Twitterで


・休学
・長期履修



についてのご質問をよく受けます。

SPH在学中に国連機関やら海外協力隊などでインターンやボランティアをしたがる人や、
仕事を続けつつSPH通学をお考えの人から特に多いご質問です。

いずれのパターンも非常に悩ましい問題なのだと思います。


ちなみに「期間中、講義を受講できない」のが休学、「できる」のが長期履修です。


私は休学も長期履修もせず1年で卒業したので「私の周りの同級生では●●でした」とまでは言えても、
手続き法やら年数制限など細かなアドバイスができないのが現状です。


そこで、実際に休学ないし長期履修した同期2名に聞いてみました。


お二方とも、本当に詳しく教えてくれました。


改めまして、ありがとうございます!


SPH卒業生のメリットの一つは「気軽に質問できる仲間がいる」ことだと改めて実感しました。


それでは、一つ一つ説明していきます。


【休学について】
①最長で休学できる年数は在学期間と同じ年数。SPHの2年コースなら2年、1年コースなら1年が最長。同様に、3年制の博士課程なら3年が最長。

②経済的理由、自分や家族の体調不良、留学などの理由が求められる。詳細は便覧を参照。
(でも、何かしらの理由をつければ休学はできる)

③手続きに必要な書類は休学理由による。海外協力隊の場合は大学の規定用紙一枚だけ。
休学期間と理由を書いて所属ゼミ又は専攻長の印鑑をもらって提出するだけ。

④休学手続きは1年毎に申請し直す必要がある。
つまり、2年休む事が予め分かっていても、一回の申請では1年間の休学申請となる。


以上になります。
④が地味にメンドいですねw


この情報をくれた同級生は、海外協力隊で途上国の現地スタッフをするため、入学と同時に休学し、
2年後に復学しています。余談ですが、他の学年では、入学と同時に産休を取った方もいます。







【長期履修について】
①休学の場合と同じで、最長在籍期間は在籍年数の倍まで(1年コースなら2年、2年コースなら4年)。

②学費は、例えば1年コースに入学して2年かけて卒業する場合、1年分の学費でOK。

③学費の引き落とし方が変わってて、1年分の学費を1年生・2年生の春・秋学期に4分割して支払う。

④長期履修の申請は、入学時の1週間以内ぐらいまでで、後出しは不可。

⑤長期履修申請後に気が変わって正規年数で卒業したくなった場合、早めに言えば卒業出来る。
どれぐらい早めかは不明。無論、必要単位が取れていること前提。


とのことでした。
③については、教育学部のものではありますが、こちらにも詳しく書かれていますので、ご参考ください。

この情報をくれた同級生は、1年コースで入学後「研究もやりたい!」と長期履修に切り替えています。
長期履修に切り替えても「学費の総額は同じ」ってのは、かなりオイシイですよね!




休学と長期履修のどちらにすべきかは、やりたいことが「学内」か「学外」かによるみたいですね。

これから13期生としてご入学される皆さんも、来年以降の入学を希望される方も、もしも「座学以外にこれがやりたい!」と言うのがあれば、上記の方法を考慮されてはいかがでしょう?


















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