庭木の中に白梅の木が1本ある。
高さは 2 m 弱。
消毒や徒長枝の剪定がしやすいように、この高さに抑えている。
昨年末、ちょっと大掛かりな剪定をした。
主枝のうちで一番長い1本は地を這うように伸びていたが、主幹から主枝に分かれるところで表面の剥がれが見られるようになり、そのままにしていると主枝の重さが負担になり、強風の時にダメージを与えるのではないかと危惧した。
そこで、その一番長い主枝を基部から切断し、主幹にかかる負担を軽くした。
木の重さが3割ほど減ったのではないか。
今年の春先、残りの主枝のうちの1本も表面の剥がれが見られるようになったので、その主枝を支える支柱を取り付けた。
花が終わって実を付けたが、昨年に主枝を1本切ったことがどう影響するか気がかりだった。
年毎に収穫量は大きく変わるが、単純に考えれば一番長い主枝を切ったぶんだけ収穫量は減る。
一昨年が平均的な収穫で、その時の記事がこれ。
昨年の収穫は記事にしていないが、一昨年の7割ほどと少なめだった。
そして今日、収穫。
3.5 kg と上出来で、豊作と言っていいほど。
一番長かった主枝を切って負担を減らしたことが、かえって残りの主枝に栄養が行き届いて、木全体が元気になったのかもしれない。
実を採った後、主枝をよく見ていると、表面に小さく白く細いものが集まっていた。
タマカタカイガラムシの幼虫だ。
こいつはメスが成虫になると硬い殻を持って殺虫剤が効かなくなるため、幼虫のうちに駆除した方が良い。
幼虫に良く効く住友化学園芸のベニカJスプレーをかけた。
実を採った後なのでたっぷりと噴霧。
冬になったら、マシン油乳剤をかけよう。