CD選書 久保田早紀 『夢がたり』 | 俳句銀河/岩橋 潤/太宰府から

俳句銀河/岩橋 潤/太宰府から

自作俳句、太宰府、科学、音楽、オーディオ、吟醸酒、写真など
閲覧にはパソコン(デスクトップ、ノート、タブレット)を推奨
単なるフォローバック目的のフォローはお断りします

中学2年~高校2年は松田聖子のファン、そして中学3年以来ずっとさだまさしのファン。

 

ずっとファンでなくても、いい歌手だなあと思った人は他にも。

 

私は、歌に描かれた詩(歌詞)で好きになる場合、声で好きになる場合、それら両方の場合がある。

 

生まれて初めて買ったレコード (LP) は小学5年の時で、石川さゆり 『能登半島』記事リンク)。

 

子どもだった私が、テレビから流れてきた彼女の歌声の素晴らしさに驚き、レコードが欲しくなって。

 

大学院生の時は、辛島美登里のファンになり、今も初期アルバム7枚を持っている (記事リンク)。

 

辛島美登里は、時にピアノを弾きながら丁寧に声を紡ぎ出すように歌い、ヴィブラートを極力使わない。

 

そんな歌い方に近く、中学以来ずっと頭に残っている歌声がある。

 

久保田早紀「異邦人」

 

歌声だけでなく、独特な歌世界にも惹かれた。

 

カラオケでも歌うことがあるくらい好きな歌だが、アルバムは持っていなかった。

 

ファンの方のレビューでは、「異邦人」 が収録されているアルバムを買うなら、ファースト・アルバムの 『夢がたり』 しかないと。

 

そのような次第で、この齢でやっと購入。

 

選んだのは CD 選書盤。

 

後発盤の Blu-spec CD2 盤は、リマスタリングされ今時の収録平均音量アップ (音圧優先)。

 

イヤホンでチマチマと聴くのならば音圧優先でもいいが、本格オーディオシステムでリスニングルームに音を放って聴くのならば、ダイナミックレンジが原音により近く残された CD 選書盤を選ぶべきだ。

 

CD 選書盤

 

SoundEngine で、「異邦人」 の収録音量の波形を見てみる。

 

素晴らしい。

 

最大収録音量は、Lch が -2.23 dB、Rch が -1.13 dBで、曲全体にわたってほぼ 2.5 dB のマージンが取ってある。

 

11曲収録されていて、全編にわたって異国を旅しているような雰囲気で、それも欧米ではなく中近東・ペルシャの香りが漂っている。

 

ラスト曲の 「星空の少年」 も特にいいと感じた。

 

全曲、編曲は萩田光雄だと知った。

 

萩田光雄といえば、さだまさしに関連して知っている限りでは3曲編曲している。

 

さだまさし山口百恵に提供した 「秋桜」さだまさしのアルバム 『すろうらいふすとーりー』 に収録の 「南風に吹かれて」「八月のガーデニア」