宇宙戦艦ヤマトシリーズ CD の波形解析 | 俳句銀河/岩橋 潤/太宰府から

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特に思い入れのあるアニメーションを選べと言われたら、『宇宙戦艦ヤマト』 シリーズ (1974~1983年のオリジナル・シリーズ)、『銀河鉄道999』 シリーズ、そして 『トムとジェリー』

特に 『宇宙戦艦ヤマト』 シリーズは、劇場版や TV 放送版のサウンドトラックや交響組曲などの CD が数多く発売され、アレンジが違うものを集めると結構な枚数になった (記事リンク)。

宮川泰氏による素敵で素晴らしい編曲・オーケストレーションは、後にクラシック好きになった原因だろう。

 

ヤマトの CD はどれも音質が良い。

ということは収録状態も良いはずで、波形解析すれば証明になる。

当ブログでは色々な CD の波形を解析しレビューしているので、今回はヤマトシリーズを解析。

全部の CD は無理なので、4枚の CD を選び、それぞれから代表的な曲を1曲ずつ。

 

『交響組曲 宇宙戦艦ヤマト』 から 「誕生」

『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』 から 「白色彗星」

『ヤマトよ永遠に 音楽集』 から 「新宇宙Ⅱ (二重銀河)」

『交響組曲 宇宙戦艦ヤマトⅢ』 から 「THE SUN 太陽のシンフォニー」

 

『交響組曲 宇宙戦艦ヤマト』 から 「誕生」

重厚なブラスの音から始まり、地球の最後の希望であるヤマトの威容を表現。

乗組員たちが乗艦して各部署に就き波動エンジンのフライホイールが回転し始め、やがて 「接続、点火!」 。

発進のシーンは海から飛び立つパターンが一番いい。

大気圏内航行用の安定翼を開き、加速しながら宇宙へ。

この一連のシーンが想起される曲。

平均音量 -23.49dB、最大音量 -2.52dB

 

『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』 から 「白色彗星」

作品の冒頭、静かな宇宙空間の画像が暫く続いた後、遠くに白い点が現れ、それが次第に大きくなって巨大彗星が姿を表した時に流れた、パイプ・オルガン一発の曲に圧倒された。

白色彗星、都市帝国、超巨大戦艦と、次々と形を変えて地球とヤマトの前に立ちはだかる強大な敵を表現した名曲。

平均音量 -21.50dB、最大音量 -4.53dB

 

『ヤマトよ永遠に 音楽集』 から 「新宇宙Ⅱ (二重銀河)」

映画館で観た時、黒色銀河を抜けたヤマトの前に突如広がる白色銀河内のあまりに美しい光景に目を奪われた。

そのシーンで川島和子氏のスキャットと混声コーラス、そして羽田健太郎氏のピアノが響き、映像と音楽ともに強烈な印象が残っている。

平均音量 -20.04dB、最大音量 -0.68dB

 

『交響組曲 宇宙戦艦ヤマトⅢ』 から 「THE SUN 太陽のシンフォニー」

地球を始め太陽系の惑星の母とも言うべき太陽に異変が。

普段は恵みを与えてくれている太陽と、異変によって滅亡へと進む太陽とを描いた曲。

平均音量 -20.41dB、最大音量 -0.40dB

 

どの曲 (ディスク) も素晴らしい波形だ。

クラシック音楽を基盤にしている人たちが制作すると、やはりこのような素晴らしい収録が出来るんだなと実感する。

音楽は女神ミューズに捧げる芸術であり、音圧競争という悪弊は無くさなければ。