アニメーション音楽のCD | 俳句銀河/岩橋 潤/太宰府から

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市販音楽ソフトの主流がアナログレコードやコンパクトカセットテープだった時代にオーディオが趣味になって間もない1982年に、市販音楽ソフトとして初のデジタル記録方式の CD が登場した。

 

現在はネットワークオーディオが普及し、音楽ソフトもパッケージメディアではなく欲しい曲ごとにダウウンロードする購入法が主流になっている。

 

 

私は未だに CD での購入がメインで、オーディオシステムにもネットワークプレーヤーは無いし、携帯型デジタル音楽プレーヤーも持っていない。

 

従って、私のもっている音楽ソフトも大部分が CD で、一部がアナログレコード。

 

音楽 CD のごく一部、5%がアニメーションものだ。
 

 

上画像の一番左の2品が 「マクロスF」

 

二人の女性歌手がともにメインヴォーカルという珍しさと、菅野よう子 (敬称略) のオーケストレーションの素晴らしさが気に入って購入。
 
 
5品が 「銀河鉄道999」 (うち2品は紙ジャケット仕様)。
 
 
1978年から2年半もの間、100話を越えて長期TV放送され、劇場版も2本作られた。
 

当時、放送を観ていた多くの少年が、旅とともに成長していく星野哲郎に自分を重ねていたのではないだろうか。

 

美女メーテルは、少年にとって理想の女性でもあり、母でもある存在。

 

命をテーマに描かれたこの作品のストーリーに対する思い入れは、アニメーションの中で一番強い。

 

 

そこから右端まですべてが 「宇宙戦艦ヤマト」

 

ただし、1974年のTV放送 「宇宙戦艦ヤマト」 から1983年の劇場版 「宇宙戦艦ヤマト 完結編」 までの作品群 (主要な声優に富山敬、麻上洋子、伊武雅刀らを起用したもの) であり、以降のリメイク作品群は含まない。

 

アニメーション音楽に本格的にオーケストラを導入した先駆け。

 

音楽を担当した宮川泰の功績は甚だ大きい。

 

敵方である彗星帝国を象徴する曲にパイプオルガンを起用した意外性には驚かされたし、(ガルマン) ガミラス帝国はドイツ風、ボラー連邦はロシア風、ルガール帝国はスペイン風の楽曲 (暗黒星団帝国は何風か不明) で表現され、ヤマト作品ごとに印象の異なる音楽アルバムになっている。

 

更には、同じシーンを描いた曲でもアレンジ違いの曲 (作品BGM使用版、交響組曲版) があったりするために、それらを集めると、画像のようになったという次第。

 

 

<特別> (上画像には写っていない)

 

喜多郎のアルバム 「1000年女王 オリジナルサウンドトラック」 は、国内では1982年にアナログレコードとコンパクトカセットテープで発売されたが、なぜか CD ではされなかった。

 

喜多郎が音楽活動の場をアメリカに移し、Geffen Records と契約してから CD 化 (1985年発売、タイトルは 「MILLENNIA」) されたものの、日本では発売されなかった (後述)。

 

現在は同レーベルでも廃盤となっているため、流通している CD は大部分が中古品で、たまに新品が出るもののかなり高額。

 

私は中学時代にアナログレコードを買って聴いてきたが、10年ほど前に CD を Amazon.com で購入した (関連記事)。

 

アニメーション作品とは切り離して、音楽単独で鑑賞出来る高い完成度で、喜多郎のアルバムの中でも特に聴く機会が多いアルバムだ。

 

 

なお、オリジナルサウンドトラックの CD 化は、2000年国内発売の 「松本零士 音楽大全」 (10枚組) でも行われ、それと同じものが2005年発売の 「新竹取物語 1000年女王 DVD-BOX」 にも入っている (私はどちらも購入していない)。

 

アナログマスターテープからオリジナルの LP レコードが発売されたのが1982年。

 

それを Geffen Records が CD として発売したのが3年後の1985年。

 

一方、「松本零士 音楽大全」18年後DVD-BOX は23年後)。

 

アナログマスターテープからデジタルマスタリングで CD 化した場合、テープの経年劣化の問題が大きい。

 

従って、Geffen Records の CD と比べて、「松本零士 音楽大全」 の CD は音質がかなり劣るだろう。