ASAHI TOOLS LIGHTOOL LCW0010


スパナに続いてコンビネーションレンチ。


似ているようでデザインの統一性があまりない両者。

スパナ部は(スパナは8*10)を重ね合わせると全く同じ形状と言って良いが、厚さはコンビの方が薄い。

JISマークはコンビはグリップ部に有る、そしてそのグリップ部はスパナとは違い、3つの楕円形状にくり抜かれ、そのうちスパナ側の2つが空洞。バランス的には真ん中はくり抜かず、両端にすれば良いがメガネ部は本締めするための強化として残されているのやろう。そこにJISマークと型番、裏には材質が浮き文字で残っている。


仕上げはスパナ同様値段なりで同社のCWよりは少し良いかなという程度。メガネ外周部はかなり薄く仕上っている。


JIS規格からなのか短すぎる。



ライツールコンビ

ASAHI LIGHTOOL LSX0810


アサヒのライツールははっきり言ってあまり良いデザインとは思ってないんよね。メガネは別にして。


このスパナが一番肉抜きされていて前に紹介したSM0810に比べると重さは約2/3である(ライツール22g、SM30g)。でも実際に手で持った感覚では半分位に感じるよ。


その肉抜き部分はグリップ部に2箇所、真ん中を残してほとんど抜かれていると言っても過言ではない。これ折れるで?使うのが怖いくらい、これなら高価なネプロスやスナをガンガン使う方がええね。グリップ部をこれだけ肉抜きするならスパナ部の先はもっと抜けると思うけど。薄くするんじゃなくて刻印の「LIGHTOOL ASAHI」の「L」と「I」の所まで抜けるんちゃうかな。


でもJISマークが入っているから実際はどうなんやろう・・・。


各部の仕上げは値段相当やな、SMからはかなり良くなってるよ。



ライツールスパナ


STRAIGHT 6ピース ミニ・ストレージ・ホルダー19-493


前に紹介したものの6本収納タイプ、7本の物に比べてカバーが無かったり、プラモデルみたいなバリがあったりするが値段からみればまぁ許せるでしょ。


材質の詳しい事までは判らないが(調べる気も無いけどね)7本物は硬いプラスチックなのに対し、これは少し弾力があるプラスチックやね。


今現在はKTCのセットのコンビ6本、アイゴのコンビ6本、短めのコンビやアサヒのスパナなどの6本に使用している。


7本のものもそうだがまだ何セットか増えそう、裸のレンチがまだまだ有るからね。


ただKTCのセットのメガネレンチには7本の物には17*19、22*24が入らないのでメガネ用に他社の物を購入予定。多分アーネストの物になりそう。



アイゴコンビセット
アイゴのバラのセット


KTCセットコンビ

KTCのセット


ライト精機のブランド商品なのかKINGSKEY LINCというメーカーのを日本で正規輸入販売しているのかがよく分からない。

でも多分、ライト精機の工具のブランド名なのだろう。ただし台湾製なのは間違いないだろう。


型番はメーカーのHPに行っても書いていない。19mm。俺が今持っているコンビネーションレンチで唯一の19mmである。

大きいサイズなので安い物をということでキングスレイを選んだ。


メッキの輝きは今一つ。良く言えばFACOMみたいに粒子が残っている感じやな、メッキの色は少し茶色っぽいかも。

サイズとメーカー名はレーザー仕上げで刻印と違ってグリップ部に波打ちが無い。


値段の割りに各部の仕上げは良い、リング外周も真円だ。メガネ部は面接触、ただしザグリはけっこう深い。

グリップ部は幅は広いが薄くスマートやね。


なぜか裏面にはISO9002とレーザー仕上げされている。


スパナ部外周は丸に近い方、先はナットが入りやすいように面取りしてある。



キングスレイ

大きいサイズは値段が高いのでこれを選んだが、他に安いのではSTRAIGHT、DeeNという綺麗なメッキのコンビが有るのでそのうち買うかも。




Beta 42MP (14mm)


以前紹介した42の形はそのままにメッキ処理が施された物。ただしグリップ部の凹みは無い。

メッキの輝きはかなり良い、しかし傷は付きやすい方やね。

梨地の所では書いていなかったがリングの外周の処理は綺麗である、グリップ部との繋ぎ目部分も自然に処理されている。



ベータMP

セットに入っている21Cバージョンのコンビ

MS2-14


デザインは前のものと大幅に変わっている。

まずグリップ部は形断面でエンジンのコネクティングロッド(コンロッド)を意識した物だ。しかし見た目はカッコ良いが力を入れた時に手が痛いのは使い勝手が良いと言えるのやろうか。ただし親指がI断面の凹んでる部分にフィットするのは良い。


スパナ部はよりスマートになっている、先にはナットが入りやすいように面取りされている、そして表面も少しヘアライン仕上げが残っているがまぁまぁ綺麗なメッキになっている。しかし横の面にはかなり荒いヘアライン仕上げになっている。


リング部はスマートで、ナットが入る高さが結構ある。リング外周の付け根に近い所は縦にヘアラインが入っているがそこ以外の外周は横にヘアラインが入っている、その境目は結構角ばっているのが残念、もっとスムーズになっていればよかったのにね。ザグリはかなり少ない方だ。


梨地処理は粒は荒いが値段の割りには綺麗な方ではないだろうか。JISマークが入っていないのが一番良い点だったりするかも!?



KTCコンビ




FACOM 39 Metric and inch short combination wrenches 39.10


今回紹介するのはショートの方。

FACOMといえばファーストアクションが有名(というかそればっかり)だがスタンダードのコンビを見つけた時にこのショートも見つけこれまたデザインが素晴らしいので買った。


ほぼ鏡面仕上げに近い梨地で車でいうパール塗装みたいな感じ、スパナとリング外周はほとんどメッキでめっちゃ綺麗。

サイズ表記は縦向きだ。10mmにしたのは8mmだとメーカー名のロゴが小さくてつぶれている感じやったから。


仕上げはスパナとリングのグリップ部の付け根辺りとスパナ内部が少々荒いが、そんな事は吹っ飛ぶくらい素晴らしいデザインだ。



ファコムショート

ダイヤ精工株式会社

TOUGH CW-6MS 6本組(写真は12mm)


このコンビももう生産されていない残念な商品の一つだ。

メッキは素晴らしく綺麗で、ブランド名の刻印も日本のメーカーらしからぬセンス。

各部の処理もほとんど良いのだが、リングの側面とスパナ部の側面がガタガタである。

メッキが綺麗なのでメーカー名の通り、ダイヤカットみたいだ。


メガネ部は線接触、長さもJIS規格からなのか短めである。


このコンビ、のちのち登場するコンビとほとんど同じ形をしているのであるが(というか刻印以外全く同じ?)どっちかのOEMなのか、それとも共同で作られたものなのか・・・謎である。



タフコンビ

カメラのホワイトバランスを”蛍光灯”に変えて撮ってみた。

SCステンレスコンビネーションスパナ SC0008


値段がかなり高いので一番小さい8mmを所有。定価2820円である。


ステンレスとは言っても普通のコンビと見た目、手に持った感覚などはなにも変わらないし磁石にもくっつく。これはSUS630を使っているから。


デザインは生産中止になったDXツールを引き継いでおり仕上げもかなり良い。サイズ、メーカー、商品名の刻印が斜体になっているのがDXツールとは違い、新しい感覚になる。メッキ処理はされていないが表面はつるつるである。ファコムの梨地のキラキラを無くした感じの表面であり、これはこれで綺麗だ。



アサヒサス


スエカゲツール株式会社

Pro-Auto 4320130(13mm)


スエカゲのPro-Autoブランドのコンビネーションレンチ。

メッキの綺麗なレンチ、全体的なフォルムは厚ぼったく丸い感じで剛性は一見有りそう、グリップ部の幅も広く厚い。

各部の処理もなかなか良いがサイズやブランド名の刻印のせいだと思うがその歪が多い感じがする、この歪はレーザー以外のコンビはどのコンビも有るけどね。


裏面には刻印など何も無く、磨くとキラキラである。でもこのメッキもさほど強くは無く傷は付きやすい方だ。


これもやはり台湾製なのだろう。



スエカゲコンビ