『イグノーベル賞受賞! オスメス逆転昆虫 トリカヘチャタテの研究』(吉澤和徳/著)
約10年前、北海道大学の吉澤先生が「トリカヘチャタテ」という昆虫のオスとメスの生殖器が逆転していることを発見し、イグ・ノーベル賞を受賞した。
その受賞記念講演をまとめたもの。とても面白かった。
読みながら「この研究は何に応用される可能性があるのだろう」と思っていたら、同著内でばっさりと「たぶん何の役にも立たないでしょう」と書いていらっしゃる。
が、何がどこにつながっていくかわからない。
同著の中でも紹介されていたが、とても長いペニスを持つ昆虫の研究が、カテーテル製作のヒントにつながる可能性へと発展していったケースもあったそうだ。
トリカヘチャタテ研究の後継者なのか、まったく別分野の研究をしている人なのか、吉澤先生が発見した事実が誰かの発見とつながって、また世間の人々を驚かせるような事実が明らかになるかもしれない。
そういう積み重ねで今があるのだから、研究者って尊いなと思う。


