ウクライナが非公式に、ロシアの要求である「非同盟・中立」を受け入れる用意があると接触してきた。

ウクライナ ロシアとの接触で、非同盟・中立の地位も用意と発言=ラブロフ露外相

 ウクライナはロシアとの接触で、非同盟・中立の地位を獲得する用意があるとの考えを示した。ウクライナの指導部は公的にはこのように発言していないのにも関わらず、ウクライナはこのような考えを明らかにした。ロシアのラブロフ外相は、13日にタジキスタン首都ドゥシャンベで開催されたCIS外相理事会後の記者会見でこのように述べた。

 さらにラブロフ外相は、「欧州連合(EU)は攻撃的なプレーヤーとなり、ロシアはウクライナのEU加盟の可能性が『危険がない』ことについて深刻な懸念を抱いている」と述べた上で、北大西洋条約機構(NATO)とEUが「統合」される流れがあると指摘した。

 ラブロフ外相によると、ロシア軍の目的はウクライナ東部における民間人の安全保障であり、ウクライナの軍事化とネオナチ化が脅威とならないことが重要だという。そしてウクライナがロシアの安全保障に対する脅威とならないことを保障することも重要だと付け加えた。

 またゼレンスキー大統領はロシアとの交渉を拒否しており、信頼に足る人物ではないと批判した。さらに、ウクライナの準軍事組織「アゾフ大隊」(ロシアで刑事訴追される)について言及した中では、米国とカナダがその訓練で主要な役割を担ったと発言した。ウクライナ軍にはアゾフ大隊の出身者が数多く活動しており、その極右思想は軍の隅々にまで広がっているという。

 ウクライナ政府がアゾフスタリ製鉄所の戦闘員らを解放するよう要求している点については、籠城している戦闘員の間に西側の現役将校や傭兵が多数含まれていることと関連していると説明した。

 

 
 
クリミアに続いて、ウクライナの東部、南部が、こぞって、ロシアへの編入を希望する事態に発展しています。

 

 

 

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