ソフィー・バルデス監督の「ボヴァリー夫人」を観た! | とんとん・にっき

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ソフィー・バルデス監督の「ボヴァリー夫人」をTUTAYAで借りて、DVDで観ました。実は見逃していて、チラシだけが残っていたので、1カ月ほど前にTUTAYAで探したのですが見つからず、つい先日、どうせないだろうと思ったが再度店内で検索したら、なんとありました。そのチラシは「2016年7月17日(日)公開、新宿シネマカリテ」とありました。しかし世の男たちは、か弱い女を寄ってたかってしゃぶりつくしちゃうという、そして肝心なところで逃げちゃうという、酷いものです。


世界文学史に燦然と輝く「不倫小説」の最高傑作、完全映画化。


チラシの裏には、以下のようにあります。

修道院出の夢見がちな少女エマは、情熱的かつ華やかな結婚生活を夢見て年上の医師チャールズ・ボヴァリーと結婚する。しかしその生活はエマが思い描いていたようなロマンティックなものとは程遠く、静かな田舎町と退屈な夫の存在は次第に彼女の心に暗い影を落としてゆく。やがて心の隙間を埋めるかのように、エマは知人の紹介で知り合った美しい青年レオンに惹かれてゆく。レオンもまたエマに情熱的な思いをぶつけるが、人妻という立場はかろうじてエマの恋心を押しとどめ、思いは実ることなく彼は仕事のために都会へと去っていってしまう。再び孤独になったエマは、ほどなくして雇い人を夫のもとへ診察に連れてきた資産家のマルキと出逢う。ひと目会った瞬間からエマを気に入ったマルキは、世慣れた態度と甘い言葉で彼女を口説き始める。エマは既存の道徳観を超越するかのようなマルキの堂々たる振る舞いに戸惑いを感じつつも憧れを抱き、遂には体を許してしまう。夫ではない男に抱かれ、かつてない幸福を感じるエマ。それがやがて訪れる悲劇の幕開けだとも知らずに......

「ウィキペディア」には、以下のようにあります。

「ボヴァリー夫人」(仏:Madame Bovary)は、ギュスターヴ・フローベールの小説。田舎の平凡な結婚生活に倦んだ若い女主人公エマ・ボヴァリーが、不倫と借金の末に追い詰められ自殺するまでを描いた作品で、作者の代表作である。1856年10月から12月にかけて文芸誌「パリ評論」に掲載、1857年に風紀紊乱の罪で起訴されるも無罪判決を勝ち取り、同年レヴィ書房より出版されるやベストセラーとなった。


蓮實重彦は、1997年から2001年まで第26代東大総長をつとめながら、映画評論の専門家で、「伯爵夫人」(新潮社:2016年6月20日発行)を書いて第29回三島由紀夫賞を受賞、またボヴァリー夫人の専門家でもあり、2014年に 『「ボヴァリー夫人」論』( 筑摩書房)を出しています。

蓮實重彦の「伯爵夫人」を読んだ!


19世紀のフランス文学の傑作「ボヴァリー夫人」をロシアの巨匠、アレクサンドル・ソクーロフが映画化した問題作。ということで、ソクーロフ監督の「ボヴァリー夫人」は観ましたが、僕がイメージしていたボヴァリー夫人とはだいぶ違っていました。どちらかと言えば、やや幼さの残るミア・ワシコウスカの「ボヴァリー夫人」の方が、ぴったりきました。が、どちらにしてもギュスターヴ・フローベールの小説「ボヴァリー夫人」を読んでないので、読んでからにしろ、とのお叱りの声が聞こえてきます。
シアター・イメージフォーラムで「ボヴァリー夫人」を観た!


以下、とりあえず「シネマトゥデイ」より引用しておきます。


チェック:これまで幾度も映画化されてきたギュスターヴ・フローベールの小説「ボヴァリー夫人」を映画化。年上の医師と結婚したものの退屈な日々に幻滅し、心の隙間を埋めるかのように不倫に溺れていくヒロインを、『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズなどのミア・ワシコウスカが体当たりで演じる。共演には『少年は残酷な弓を射る』などのエズラ・ミラー、『プロメテウス』などのローガン・マーシャル=グリーン、『アメイジング・スパイダーマン』などのリス・エヴァンス、『サイドウェイ』などのポール・ジアマッティらがそろう。


ストーリー:修道院で育った少女エマ(ミア・ワシコウスカ)は、年上の医師チャールズ・ボヴァリーと結婚するも、つまらない田舎暮らしに失望する。やがて、彼女は知人から紹介された青年レオン(エズラ・ミラー)と惹(ひ)かれ合うが、自分の立場を考え踏みとどまり、彼は去っていく。しかし資産家のマルキ(ローガン・マーシャル=グリーン)に口説かれたエマは、一線を越えてしまう。


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bov7 「ボヴァリー夫人」

新潮文庫

著者:ギュスターヴ・フローベル

発行:2015年5月28日

娘時代に恋愛小説を読み耽った美しいエンマは、田舎医者シャルルとの退屈な新婚生活に倦んでいた。やがてエンマは夫の目を盗んで、色男のロドルフや青年書記レオンとの情事にのめりこみ莫大な借金を残して服毒自殺を遂げる。一地方のありふれた姦通事件を、芸術に昇華させたフランス近代小説の金字塔を、徹底した推敲を施した原文の息づかいそのままに日本語に再現した決定版新訳。