師走に「横浜・山下公園」を歩く! | とんとん・にっき

とんとん・にっき

来るもの拒まず去る者追わず、
日々、駄文を重ねております。


師走の忙しいなか、「横浜・山下公園」を歩いてきました。「横浜・元町」編の続きです。 「横浜人形の家」から山下公園へ入るブリッジからの正面の眺めは、樹木が真っ黄色に色づいていて綺麗でした。「横浜人形の家」の前に「青い目の人形」像がありました。横浜人形の家の竣工に際してたてられたものです。


「青い目の人形」像:

「昭和3年の春、ひな祭りにあわせて、日米の親善と平和を願う米国市民の思いをこめた13000体の青い目の人形が、はるばる太平洋の波涛を越えて横浜の港につきました。かわいい親善大使たちは、日本の津々浦々の小学校や幼稚園に贈られ、友好促進に尽くしました。この人形彫刻のモデル・ポーリンちゃんは、そのなかの一体で、今も横浜市西区の西前小学校に大切に保存されています」と、横浜市長名で石碑に書かれています。



「山下公園 再整備」横浜市

山下公園につくられる大規模駐車場の上を公園として再整備した計画。公園通り沿いの120mの「大壁」と横浜人形の家を結ぶ「緑のトンネル」山下公園につながる「大階段」を通って中央の半円形の「広場」にる構成となっている。この広場は羅針盤をイメージし、訪れる人はそこにある5つの道のいずれかで周囲の緑の大海へ航海する。都市型のファンタジーな公園です。





「日本郵船 氷川丸」

「北太平洋の女王」と呼ばれたかつての大型客船。昭和5年から30年間就航し、チャップリンも乗船。アールデコ様式の一等食堂や、一等喫煙室、一等特別室など客室を見学できるほか、 プロムナードデッキからは、横浜港の風景を楽しめる。2003年に横浜市指定有形文化財に指定。




「横浜港大桟橋 国際客船ターミナル」

世界の人々を迎える横浜港の玄関口で、大型外国客船が寄港するターミナル。屋上広場は天然芝と船の甲板をイメージしたウッドデッキ仕上げで開放的な空間。目の前に広がるみなとみらいの風景を楽しむことができる。



「赤い靴をはいていた女の子像」

横浜といえば「赤い靴」を連想する方も多いと思う。現に横浜土産にも赤い靴をデザインしたものが多い。 ここで改めて『赤い靴』の歌にある悲しい母子の話について説明しよう。野口雨情の詩になる童謡『赤い靴』をはいていた女の子にはモデルが存在した。 1904年(明治37年)7月15日静岡県清水市宮加三(旧二見村)に生まれた「岩崎きみ」がその子である。 「きみ」とその母「かよ」とは、故あって北海道に渡るが、この地で母はまだ2歳になったばかりのわが子をアメリカ人宣教師ヒュエット夫妻にその養育を託すさだめとなった。 やがて宣教師夫妻には母国への帰国が命ぜられるが、このとき「きみ」は不治の病におかされており、夫妻はやむなくこの幼子を孤児院(当時麻布十番にあった鳥居坂教会の孤児院)に残して旅立った。「きみ」はひとり癒えることのない病の床にあって相見ることも叶わぬ母を慕いながらわずか9歳の短い生涯を終えた。 いま、この女の子は、青山墓地の鳥居坂教会の共同墓地(東京六本木)に眠っている。一方、母「かよ」はそんな娘の死も知らないまま、「きみ」はヒュエット夫妻とアメリカに渡り、幸せに暮らしていると信じ、1948年(昭和23年)に「きみちゃん、ごめんね」の言葉を残して64歳で他界したという。現在、この幸薄い母子に思いを寄せ、「きみ」にゆかりのある地に合わせて4つの像が建てられている。
・日本平・・・母子像(きみの生まれ故郷、静岡県清水市を見下ろす日本平山頂に、母子向かい合って建っている像が1986年(昭和61年)に建った)
・北海道虻田郡留寿都村・・・母思像(母「かよ」の入植した開拓農場があった縁で作られた「赤い靴ふるさと公園」内にあり、1991年(平成 3年)に建った)
・北海道小樽市・・・赤い靴 親子の像(母「かよ」と夫の鈴木志郎が女の子とともに小樽に住んでたことから小樽運河公園に三人の銅像が2007年(平成19年)に建った)
・麻布十番・・・きみちゃん像(「きみ」が短い生涯を閉じた孤児院があったこの地にも、1989年(昭和64年)に小さな「きみ」の像が建った)
・山下公園・・・赤い靴(叶わなかったアメリカでの暮らしを夢見て遠く海を見つめるように銅像が1979年(昭和54年)に建った)



「インド水塔」:

関東大震災の際に、横浜市がインド商人をはじめとする外国商人の救済措置を積極的に講じた返礼として、インド商組合から寄贈されたもの。華麗なモザイク模様のドームのイスラーム建築をはじめ、その意匠はさまざまな要素がたくさん組み合わされています。




「神奈川県庁(キングの塔)」

1928年竣工、屋上の五重の塔をイメージしてつくられた塔屋は「キング」の愛称で親しまれている。
外観の全体構成はクラシックでありながら、細部には幾何学的なデザインが施されている。後の帝冠様式の先駆けにもなった。敷地内には神奈川運上所跡の碑がある。(国の登録文化財)


「横浜税関(クイーンの塔)」

1934年竣工、「クイーン」の愛称で親しまれる塔はイスラム寺院風のドームでエキゾチックな雰囲気。庁舎(本関)の1階には税関資料室があり、横浜税関の歴史や役割、ホンモノ・ニセモノコーナー、ワシントン条約コーナー、密輸の手口など盛りだくさん。入口のカスタム君(税関イメージキャラクター)が目印。(横浜市認定歴史的建造物)


「横浜赤レンガ倉庫」

明治/大正の煉瓦造建築が人気の外観はそのままに、がらりと変わってお目見え。1号館はホール、多目的スペース、2号館にはライブレストランとビアレストランの他、飲食・物販店が40軒以上。まわりには木々を配した公園が広がり、のんびり安らぐにもおすすめ。



「横浜観光情報」ホームページ


過去の関連記事:

「祈りをこめて早春の横濱三塔めぐり」
3月10日は「横濱三塔の日」!

恒例、ぶらり横浜散歩!
開港150年記念「象の鼻パーク」へ行ってきました!
横浜開港150周年記念花火大会!
横浜ぶらり散歩!
春節の横浜ぶらり旅-2
春節の横浜ぶらり旅-1
「みなとみらい線」に乗って横浜へ行こう!
横浜港大桟橋国際客船ターミナル