三浦しをん原作、石井裕也監督の「舟を編む」を観た! | とんとん・にっき

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テレビで放映されたものを録画しておいたので、三浦しをん原作、石井裕也監督の「舟を編む」を観ることができました。(4月23日(水)夜9時よりテレビ東京系列にて地上波初放送)


三浦しをんの父は、上代文学・伝承文学研究者の三浦佑之であることを、ウィキペデイアで知りました。本棚を見ると「口語訳古事記[完全版]」(文藝春秋:2002年6月30日第1刷)があります。訳・註釈は三浦佑之の仕事です。


三浦しをんは、2006年(平成18年)8月に、「まほろ駅前多田便利軒」で同年上半期の直木賞を受賞しました。また大森立嗣監督により映画化もされ大ヒットし、続編としてテレビドラマ化もされているようです。

三浦しをんの「まほろ駅前多田便利軒」を読む!
大森立嗣監督の「まほろ駅前多田便利軒」を観た!

石井裕也監督の作品は、以前「川の底からこんにちは」を観ました。この時はまだ27歳だったか、1983年生まれの若い監督です。この映画の主演女優、満島ひかりと入籍しています。

石井裕也監督の「川の底からこんにちは」を観た!


三浦しをんの「舟を編む」は、2012年の本屋大賞にノミネートされた時から知ってはいました。が、購入して読むのはなぜか躊躇しました。本屋大賞を受賞した作品は、2004年の第1回、小川洋子の「博士の愛した数式」、2005年の第2回、恩田陸の「夜のピクニック」以外は、まったく読まなくなりました。石井裕也監督によって映画化され、主演が松田龍平と宮崎あおいと聞き、これは当たるだろうと思っていましたが、やはり当たりました。


日本の映画賞では第37回日本アカデミー賞で最優秀作品賞をはじめ6部門の最優秀賞、第68回毎日映画コンクール日本映画大賞、第38回報知映画賞作品賞、第26回日刊スポーツ映画大賞作品賞などを受賞。このほか監督の石井裕也・主演の松田龍平をはじめとするスタッフ・キャストも多くの個人賞を得ている。

(「ウィキペデイア」による)


「舟を編む」、ストーリーはほとんど予想がつくというもの、馬締光也(松田龍平)、まさに名前の通りのマジメ君、辞書編集部に配属され、頑張って一人前の編集者に育っていくというもの。林香具矢(宮崎あおい)は下宿の孫娘役で、マジメがカグヤに恋をしちゃう、というわけです。まわりがベテランで固めています。


辞書の監修者は加藤剛、その奥さんに八千草薫。定年になり嘱託として辞書づくりを続けるのは小林薫。下宿屋のおばさんに渡辺美佐子。会社の上司に鶴見慎吾、辞書部の先輩に伊佐山ひろ子、そしてオダギリジョーとその恋人池脇千鶴。気が付きませんでしたが、ポスターの女性役で麻生久美子が出ていたようです。


「辞書は言葉の海を渡る舟、編集者はその海を渡る舟を編んでいく」という意味でこの書名が付いています。執筆にあたって、岩波書店および小学館の辞書編集部の取材を行なったという。


こい[恋]

ある人を好きになってしまい、

寝ても覚めてもその人が頭から離れず、

他のことが手につかなくなり、

身悶えしたくなるような心の状態。

成就すれば、

天にものぼる気持ちになる。


以下、とりあえず「シネマトゥデイ」より引用しておきます。


チェック:2012年本屋大賞に輝いた三浦しをんの小説を、『川の底からこんにちは』などの石井裕也監督が実写映画化。ある出版社の寄せ集め編集部が、気の遠くなるような歳月をかけて二十数万語が収録された新辞書作りに挑む姿をユーモラスに描く。辞書の編さんに没頭する主人公・馬締光也には、三浦原作の『まほろ駅前多田便利軒』にも出演した松田龍平。彼が一目ぼれするヒロインには、『ツレがうつになりまして。』の宮崎あおいがふんするほか、オダギリジョーら多彩な顔ぶれがそろう。

ストーリー:玄武書房に勤務する馬締光也(松田龍平)は職場の営業部では変人扱いされていたが、言葉に対する並外れた感性を見込まれ辞書編集部に配属される。新しい辞書「大渡海」の編さんに従事するのは、現代語に強いチャラ男・西岡正志(オダギリジョー)など個性の強いメンツばかり。仲間と共に20数万語に及ぶ言葉の海と格闘するある日、馬締は下宿の大家の孫娘・林香具矢(宮崎あおい)に一目ぼれし……。


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「舟を編む」公式サイト