ケイト・ウィンスレット主演の「愛を読むひと」を観た! | とんとん・にっき

ケイト・ウィンスレット主演の「愛を読むひと」を観た!

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ベルンハルト・シュリンクの作品は、「朗読者」、「逃げてゆく愛」に続いて、実は「帰郷者」という作品も、去年の12月に発売と同時に購入し、ほぼ2/3は読み終わっていたのですが、なぜか途中で読み続けないままに終わっています。今その本を見てみると266ページまで読んでいて、あと80ページというところまできていました。その他にシュリンク単独の作品ではないのですが、「ゼルプの裁き」という作品も、なぜか途中までになっている、というかこれから読もうとして、そのまま積んである状態です。


「逃げてゆく愛」の読後、このブログに書いたときに、「The Reader」の主役は二コール・キッドマンに決まっていたのですが、彼女の妊娠でその代役が、「ホリデイ」や「リトル・チルドレン」のケイト・ウィンスレットになった、という話を書きました。たまたま僕は「ホリデイ」と「リトル・チルドレン」、2本とも観ていたし、ブログにも書いていました。そういえば「タイタニック」や「ネバーランド」も観ていました。二コール・キッドマンに比べてケイト・ウィンスレットは、そんなに力のある俳優とは思っていませんでした。が、しかし、「愛を読むひと」を観て、それが僕の思い違いだったことがはっきりしました。年輪というか、風格が出てきました。背中で演技ができる女優です。いや、すばらしい。


もちろんマイケル・バーグ役のレイフ・ファインズ、青年時代のデヴィッド・クロスの演技は見事なものでした。原作をこうして映画という作品にしていくんだということが、この映画でよく分かりました。こうすればアカデミー賞が取れるんだということも、この作品でよく分かりました。ラストが原作と変わっていたことは、映画は映画ですから、別にどうということはありません。しかし、やはり本来はドイツ語で成り立っている物語を英語でつくられると、どうしても違和感が残ります。ハリウッド映画の一番悪いところです。


以下、とりあえず「シネマトゥデイ」より引用しておきます。


チェック:幼いころに恋に落ち、数年後に劇的な再会を果たした男女が、本の朗読を通じて愛を確かめ合うラブストーリー。ベルンハルト・シュリンクのベストセラー「朗読者」を原案に、『めぐりあう時間たち』の名匠スティーヴン・ダルドリーが映像化。戦時中の罪に問われ、無期懲役となったヒロインを『タイタニック』のケイト・ウィンスレット、彼女に献身的な愛をささげる男をレイフ・ファインズが好演。物語の朗読を吹き込んだテープに託された無償の愛に打ち震える。


ストーリー:1958年のドイツ、15歳のマイケルは21歳も年上のハンナ(ケイト・ウィンスレット)と恋に落ち、やがて、ハンナはマイケルに本の朗読を頼むようになり、愛を深めていった。ある日、彼女は突然マイケルの前から姿を消し、数年後、法学専攻の大学生になったマイケル(デヴィッド・クロス)は、無期懲役の判決を受けるハンナと法廷で再会する。


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「愛を読むひと」オフィシャルサイト



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