映画「ホリデイ」を観た! | とんとん・にっき

映画「ホリデイ」を観た!


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渋谷の渋東シネタワーで、いま話題の映画「ホリデイ」を観ました。なんせ宣伝のために来日したキャメロン・ディアスとジュード・ロウが、あちこちのテレビに出まくっていました(らしい)。なかでも「スマ・スマ」に出ていた2人は好印象だった(らしい)とかは、家人の話ですが。それを聞いて、キャメロン・ディアスとジュード・ロウのラブ・ストーリーかと、僕は勝手に思いこみ、観に行ってきました。


あにはからんや、ほとんどダブル主役級でケイト・ウィンスレット、ジャック・ブラックも出演しています。なんとなんと、監督は「恋愛適齢期(2003)」のナンシー・メイヤーズです。さすがは四方八方に気配りのあるハリウッド映画、時には笑わせ、泣かせることも織り交ぜて、見事に上質なラブ・コメディに仕上がった映画でした。まあ、満足、満足、楽しませていただきました。



gooによる作品解説・紹介は以下の通りです。

傷ついた心を癒すため、見知らぬ土地に旅立つ事を衝動的に決心したアマンダとアイリス。ネットを通じて知り合った二人は、ロスとロンドン近郊にあるお互いの家を2週間だけ交換する事に。こうしてロスからロンドンにやってきたアマンダは、同棲していた恋人と手ひどい別れをしたばかり。一方のアイリスは、片思いしていた同僚の婚約発表により失恋…。新しい土地で彼女たちを待っていたのは、美しい家と思い掛けない出会いだった。


大人の恋を描くことに定評のあるナンシー・メイヤーズ監督が、“ホーム・エクスチェンジ”という題材を使って妙齢の女性の新しい恋を演出した。キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレットという最高のスターを得て、ロマンチックな物語に仕上がっている。もちろん、それぞれの恋の相手、ジュード・ロウとジャック・ブラックの男性陣も魅力たっぷり。2組の恋の行方を、アメリカとイギリスの時差を利用しながら同時進行していく語り口など、随所に古きよきハリウッド映画の精神が見え隠れしているのもいい。(goo)



この映画については、ほとんど上の解説に取り上げられているので、あとは実際に映画を観て楽しんでもらうほかない。が、少しだけ、感想を・・・。主役の女性2人、ハイクラスのキャリア・ウーマン、しかも独身、それぞれ立派な家に住んでいます。それでこそ成り立つ「ホーム・エクスチェンジ」、日本ではまだまだ考えられません。「傷心旅行」は映画の定番ですが、それに「ホーム・エクスチェンジ」を加味したのが、この映画の成功の要因でしょうか。しかも、ロンドン郊外とロサンゼルスという対照的な地域を選んだことが。


他に幾つかの要因も。ジュード・ロウに子どもがいたこと、しかも可愛い女の子が2人も。もうひとつ、ケイト・ウィンスレットが知り合った古き良き時代のバリウッドに貢献したおじいさんとの交流。このふたつのエピソードが、単なるラブ・コメに厚みを出しています。ハリウッド讃歌、映画を作る人たちの誇りや矜持が垣間見られます。ジャック・ブラック、いいですね。レンタルDVDを選んでいるときに「卒業」を取り上げてハミングしながら後ろを振り向くと、なんと・・・。



キャメロン・ディアス、ジュード・ロウ、ケイト・ウィンスレット、ジャック・ブラックと、主役級の個性豊かな俳優が、がっぷり四つに組んだ、とは相撲じゃないからそうは言わないか、ま、一人一人が映画の中で生きてるとは、こういうことを言うのか。ケイト・ウィンスレットもなかなか色っぽい、もちろんキャメロン・ディアスのキュートさは疑いようがありませんが。久しぶりに何も考えずにハリウッド映画を堪能しました。


「ホリデイ」公式サイト


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