チャンギ国際空港でのトランジットを終え意気揚々とオーストラリアに上陸、入国日ハイの猛毒にやられ普段であれば間違えなく許容できないことすらさほど気にならずワクワクする気持ちが勝っていたのも束の間、おれは入国早々海外滞在初日の洗礼を思いっきり食らうことになる。
ワーホリ日記その1の冒頭でさらっと触れた、到着日に予定していた空港からシェアハウスまでのピックアップが何故か突然消滅した話。
シドニーでのトランジット観光↓
ただその話をよりわかりやすく理解して頂くためには前提としてワーホリってシステムをすでに知っていてインストールされている状態でいていただいた方が良さそうなのでそもそもワーホリのシステムを少し。
いや、正直本当はこの後の説明文はちょいと長い、でも長いなんて前置きをしてしまった日にはこの時点で読むのをやめてしまう人が続出してしまうかもしれないため私は言った。
少し。
そもそもだ、ワーホリって珍しいケースを除いて基本的には仕事とか住居とか生活する上で最低限必要なライフラインでさえ入国後に現地であれこれやって手配してうんたらかんたら、それでなんとかして生活していく。みたいなケースがほとんどだ。
ビザってやつ。その種類や目的に応じた規則がしっかり用意されているけれどWorking Holiday Visa、その名の通り期間限定の休暇を外国で働きながら楽しむ制度。言い換えたら"異文化に触れながら色んなところ行って遊んだり物価高いから働いて金貯めたりなんか言語ガチっててもいいし数ヶ月限定で学校通ってもいいしまあとにかく経験だ経験、一年間ボーナス期間やるから楽しんでこい、ただ生きていくには金がかかるだろ?だからフルタイム労働許可して現地で生活費賄えるようにしといてやるから働きながら楽しんでこい?な?"だ。
旅行以外で海外に長期滞在するケース、学生ビザであれば数百万単位のまとまった資金、ワークビザであれば会社からのVisa発行サポートという最も難関な必要項目を取り揃える必要なく、たった50万程度の銀行の残高証明と数万円のVisa申請費用、あとは航空券の所持のみを条件とするという、ただ旅行するより資金準備のいらないあまりにも簡単なフルタイム労働権付きの一年滞在ビザだ。
実際にかかる最低費用ってVisa申請費用と片道航空券だけだから多分10万くらい、もし最低限で行くなら、ね。
就ける職種や職場に制限はないんだけれども半年に一度仕事を変える必要があったり言語力を全くと言っていいほど有していなくてもビザをサクッと取得できてしまうことから法人が発給するワークビザやしっかりとした資本金を要する学生ビザと違って本格的な仕事についてしっかりと何年間も生きていく仕様にできていないのである。
どれだけ言語力やコミュニケーション能力があったとしても日本で言う正社員的なポジションは最長半年で辞めてしまう人間にはオファーされないのは当然なわけで、その仕事ほとんどがまあ学生バイト程度の仕事だ。
そんでだ、🇦🇺わーほりにはビザを最大3年まで延長するシステムがあって、その条件ってのが決められた地域で決められた仕事におおよそ3ヶ月間従事するとプラス1年の滞在権利を獲得すると言うもの。
それがワーホリ界隈でよく耳にするど田舎の過酷労働、いわゆるファームジョブだ。これやりたくてやってる人ほぼいないと思う。
もしいたならそれは筆者には到底理解のできない感性をお持ちのお餅だ。
そう、お餅だ。
別に農場だけじゃんなく工場とか他にもあるんだけどまあとにかく、なんか3ヶ月間農場で泥だらけになりながら苺摘み続けるみたいな過酷で誰もやりたがらないような肉体労働しないと2年間滞在できないらしい。ワーホリって海外に移住したい、とか日本社会に疲れた、就活したくないみたいな人もとても多いのだけど自分の場合は行くことを決めた時点で明確なゴールが決まっていたため2年後に日本に帰国することを前提に逆算してその内容を計画していた。
先進国として人気な移住先なだけあってVisa延長のための条件がとてもスマート。食品生産大国の強みをふんだんに使って人手不足を解消するという政策なんだろうか、たくさん力になっていただいたとしても少ししたらVisaの期限も切れてほとんどの人間が帰国するシステムになっているため移民過多による長期的なダメージや問題が発生する心配もない。
3年?長く海外生活したかった訳じゃなかった。あと3年のVisa取るには更にプラス半年間条件通りの仕事しないといけなくてそもそも年齢制限的に間に合わなかった。
ただ決めた目標を達成するための期間としては2年ってちょっとタイト。
早いとこ目的達成して次の人生に進みたい、くらいの気持ちがあったので達成さえされてしまえば正直なんでもよかった。滞在したい期間、というのは特になくてそれよりも目標達成するために充分な期間が必要だった。その期間で足りるかどうかの方が気に掛かってたね。
当時の自分、30でワーホリで海外行って三年いたところで何も持って帰れなかったら悔しいし勿体なさすぎる、とはいえ一年じゃ何も出来ずに終わりだろうし、だからまあ2年。
ちょっと無理あるけど2年。
今は帰国してからもう少しで一年、2年と8ヶ月前を振り返ってこの記事を書いている。
そんなワクワクするような目標を掲げた自分はその後一体どうなったんだろうか?
結果だけ先に言おう。
帰国した時の自分、目標達成はおろか通常状態の精神を保てず途中強制帰国となった。
ほんとにしょうもないこと、自分にとっては夜寝られなくなってしまうようなことだった。
途中1年間までは目標に向かってグイグイと進んでいたし実際に着実に進めていた。
帰国までの最後の8ヶ月間の精神状態はちょっと自分でも笑えない、我を失うってことを綺麗なまでに体現してしまった、まあ言うなれば恥だ。
汚点とまでは言いたくはないけれど。
んじゃ次に記事では入国初日の洗礼をいよいよ、笑
ひよこひよこ🐣