本日、医大病院に行き、膀胱内視鏡検査などを行った。
モニターに画像が映し出されていたのだが、なんかピンクの海葡萄のようなものがゆらゆら揺れている。
これが腫瘍らしい。
最初見た時、癌細胞は黒いものという先入観があったので、それが腫瘍とはわからなかったが、しかし、膀胱の中でそんなゆらゆら揺れているような物体が存在しないので、これが腫瘍なんだと理解した。
診察結果は、膀胱がんには間違いないようだ。
膀胱がんには色んなタイプがあるようで、膀胱内の上皮層だけのものか、筋肉層まで到達しているのか、はたまた周辺のリンパ節などに転移しているのかで、ステージが変わってくるようだ。
私の場合は血尿自体、3年ほど前に出たことがあり、昨年の健康診断で尿潜血が出たので、そこからしばらく時間が経っているから癌の進行、転移が怖いところであった。
診断によると、表在性というのか、上皮層の癌のようだとのこと。
確定は経尿道的膀胱腫瘍切除術という尿道から器具を挿入し病変部分を削り取るという手術を行い、とった組織の検査で筋肉層まで行っているかどうか確認をする。
そこで筋肉層まで行っておらず、癌細胞が全て除去できれば、それでがんの治療は終了、あとは定期的に検査して再発していないか確認するだけ。
もし、筋肉層まで深かったら、再度とるか、膀胱全摘出や抗がん剤治療などとなる。
後日CT検査でさらに詳しく病変部分周辺の状況を確認した上で手術の予定だ。
この切除手術だけで終れば、その後一週間弱の入院で、デスクワークの仕事ならすぐに復帰できるとのこと。
そうであってくれ。
昨夜は色々と考えた。
血尿が出てから時間が経っているし、病変の大きさも35mmと結構大きい。手術してから入院、抗がん剤治療で髪の毛が抜け落ち、ガリガリにやせ細っていく自分を想像した。
ボクシングの元世界チャンピオンで現在YouTubeでよく見る竹原慎二も膀胱がんであったようだが、ステージ4で膀胱全摘を行い代替膀胱で腹圧で排尿していると聞いた。
まさか、膀胱がんなんかなると思っていないから、他人事のように大変だなあ程度にしか思っていなかったが、わが身に降りかかってくると大変さがわかる。
日常生活の排尿のことなのだから。
竹原は腹圧で排尿する方法を選択できたが、体力のない人はパウチを選択しなければならないようだ。
そうなってしまうと、好きな温泉にも行けなくなるし、ゴルフラウンドあがりの風呂なんかも入りにくくなるし、そもそも、そこまでスポーツできるかどうかも怪しい。
今日は、表在性ということで、ステージ1の可能性が高いということで、少しほっとしているのだが、切除術を終えて確定するまではわからない。
心を入れ替えて真面目に生きますから、ステージ1であってください。