過渡期、変革期の自動車燈火系 | とんきちのブログ

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この数年で自動車の燈火系、ヘッドライトやブレーキ、方向指示器、内装系のライトがどんどんLEDになっていっている。

 

15年ほど前まではハロゲンと白熱球だった。

そこからHIDが高級車を中心に普及していった。

 

その後、LEDライトが出始め、純正で採用されるようになると一気に普及していった。

 

私の車エスティマ君はオリジナルはHIDなのだが、LEDに換装している。

何故かというとHIDにはバラストという弁当箱のようなパーツがエンジンルーム内についているのだが、片方が調子悪い。

 

ハロゲンで言うとバルブに当たるバーナを交換してもしばらくするとチラつきや暗くなるなどのしょうじょが見られた為、バラスト交換するかLED化するか検討した結果、LED化することにした。

結局は4万円ほどかかったのだが、LED化しての率直な感想は、

 

明るい

すぐ点く

白いと言っても5000K

だ。

 

欠点は指向性が高く照射部が明るいためそれ以外の所が暗く感じる。

色温度は4000Kくらいが一番見やすいがアフターパーツではその辺りの色温度のものが売っていない。

 

話しが逸れてきたので元に戻すと、ハロゲンはフィラメントを燃やす、HIDは電圧をかけて放電させ発光させる蛍光灯だ。

当然寿命がくる。白熱球やハロゲンは2年ほど、HIDは数年持つがバラストが壊れる事が多い。これが壊れると高くつく。

それに対してLEDは長寿命だ。またユニットがコンパクトにできる。大量生産されることによりコストが劇的に下がってきた。

また消費電力が非常に小さい。

そんな背景から一気にLEDに置き換わってきた。

 

今や軽自動車やコンパクトカーでも標準でLEDが多い。

 

それはそれで結構な事なのだが、改善して欲しい点がある。

 

ヘッドライトにしてもウィンカーにしても光源の面積が小さ過ぎる。細いやつだとメッキモールに反射した光と勘違いする事がある。

白熱球が光源の場合レンズを通して面で光るが、LEDの場合レンズ自体が小さい、細い場合が多く光る面積が小さい。

昼間だとLEDの細いウィンカーなんかは気付きづらい事がある。

ここは保安基準とか見直し必要ではないかと思う。

 

私の提案としては、

特に見落とすと事故に直結する恐れのあるウィンカーは光源の上下は最低3cmとすること。幅は7cm以上とすること。

また同一方向への照射角度、指向性でなく上下左右へある程度分散すること。

ヘッドライトはさらに大きく高さ5cm、幅10cmで、光束を集中させ過ぎず周りもぼんやり明るいというような分散をすること。

 

薄暗いハロゲンのヘッドライトの車でも薄暮などの環境でも遠くから車を認識することはできるが、今のデザインに特化したような細く、小さい光源のLEDヘッドライトでは直前まで気付かずにハッとすることがある。特に路面の傾斜はカーブなど。

 

格好よく車をつくるのは良いが、フェイルセーフ的な考え方で安全性を第一にしてほしいものだ。