防災の日にちなんで、防災グッズの展示が行われ、その中に津波シェルターがあった。
運動会の大玉ころがし位の大きさのものだ。
以前、ブログにすぐに避難が困難な地域、高齢者などにはシェルターが有効ではないかと書いたが、既にあったんだなあと思うとともに、惜しいなあと思った。
というのは、それを設置しておくスペースが軽自動車半分くらいはいるのだ。
公共施設の空き地に設置しておくのなら、別段問題ないが、本来の目的である避難困難地域、高齢者の緊急避難措置として用いるのなら、家庭への設置が必須条件となる。
しかし、この玉を庭に置けるか、駐車場に置けるかというと現実的には置けない。
棺おけのような形状にしてのソファのようにして置くとか、ベッドにするとか、限られたスペースの中で実用的に使えるものの代用品としないと、なかなか普及しないだろう。
まあ、現実的にどれだけ売れるかわからないものなので、メーカーも製作には慎重になるだろうから、ここは行政がサポートして最低限必要なところには設置を進めていくべきであろう。
防波堤や住宅移転よりは、はるかにコストが安いのだから。