SONY凋落の要因 | とんきちのブログ

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SONYの業績が悪化してから久しいが、一向に回復の兆しが見えない。

昔のソニーのイメージは斬新な技術力と品質の良さだが、それを裏打ちしていたのはマーケティング力ではなかっただろうか。

消費者の深層心理にあるウォンツを汲み取り、それを商品として実現してきたから支持を得ていたのではなかろうか。
ウォークマン、パスポートサイズハンディカム、プレイステーション、平面テレビなどなど消費者の心を掴んだ商品は少なくない。
だが、今はソニーの商品だから買いたいというものがないような気がする。

そう思ったのは、ビデオカメラが欲しいなあと思い探してみてがっくりしたからだ。


昔持っていた赤外線で光量の少ないところでも撮れるナイトショット機能のついたカメラを探したのだが、一部の上位機種にしか設定がなく、その機種は昔のパスポートサイズよりはるかに大きく重い。

こういう所にサプライヤー側のエゴというか慢心が見え隠れしているように思う。


ナイトショットはどういう人たちが欲しているのだろうか?
子どもの寝顔やペットなどを撮りたいんじゃないか?
昼間はお出掛けの時に気軽に持って行き記録を残したいのでは?

だったら、両手で持たなければ撮れないような大きな機種よりも一番小さな機種に必要なのでは?
この機能はボディのサイズに影響するようなシステムではない。昔もっとちいさなカメラを持っていたのだから断言出来る。

もし、今のサイズの小さな下位機種にナイトショット機能が付いていたら迷わず買っている。

が、今その機能のついている機種のサイズが大きすぎて買えない状態なのだ。

そして、もう一つがっかりしたのが、ナイトショットの機能が落ちているのだ。映像が緑っぽいモノクロとなる。
昔持っていたものは自然な色合いで、全くの暗闇ではモノクロになるというものだった。その機能はスーパーナイトショットとして別にあるらしいが、それを標準のナイトショット機能にしようとするのがメーカーの努力の方向ではなかろうか?
10年近くも経って、進化どころか退化しているように思う。


これは一つの例ではあるが、このあたりの不満を解消していこうとする姿勢を示さねば、厳しいようだがソニーの復活はないものと思う。



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