働き方改革に思うこと(2) | いきょくのまねーじゃーのブログ

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市立砺波総合病院の整形外科医です

働き方改革

 

 「あー、やっとついた。」今週火曜日、ジャイアンツ戦観戦のために富山アルペンスタジアムへ行ってきた。一緒に行く予定だったK先生は、午前中の仕事のあと半日の年休を取って、出かけていかれた。年休を使うことも働き方改革かもしれない。

 

 午後から原則外来はしていないのだが、午前の診察で積み残した予約患者さんの診察をした。その後、退院患者さんのご家族が話を聞きたいとのことで、病状説明と今後の診察の相談ををした。入院中に十分に説明できなかったことの罪滅ぼしである。さらに、別の患者さんの家族は、退院に不安を訴える。コロナ対策というコロナ禍の後遺症とも言える(わかるかな?コロナ禍は終わっている)が、緩和されたというものの面会制限は続いている。さらには、原則試験外泊を禁止している。高齢者の場合、病院での生活はうまくいっても、自宅は段差もあるし、身の回りの動きも多くなる。本人や家族の不安は尽きない。私の働き方改革に「コロナ禍後遺症」(私の造語;コロナウイルスによる後遺症ではない)は、働き方改革には邪魔である。

 

 話を戻す。球場についたのは、19時をすぎていた。理由の一つは車の渋滞だが、カーナビが抜け道を教えてくれた。もう一つが、駐車場に車を停めて、シャトルバス乗り場へ行くと長蛇の列だった。今までなら、5分ほど待ってバスに乗れたのに、なかなかバスが来ない。想像するに、コロナ禍で、大型バスの数が少なくなったのだろう。さらには、働き方改革で、運転手さんも人手不足なのかもしれない。

 

 球場に着いて、約1時間で試合終了となった。同じチケット代を払ったのだから、もう少し楽しみたかった。それでも、球場ならではの臨場感と開放感でリフレッシュできた。ヒーローインタビューを見届けて球場を後にした。

 

 K先生と一緒にシャトルバス乗り場に向かうと、帰路に着く人で長蛇の列だった。運営に問題があるように思うが、3年ぶりの富山でのジャアンツ戦だから仕方ないとも思う。1時間以上待って、バスに乗ることができた。確認はしなかったが、運転手さんは、超過勤務だったはず、たくさんお手当て出たのかな、無料シャトルバスだからなあ、などなど、想像しているだけで時間は過ぎた。いずれにしても、バスの運転手さんが途中で帰ってしまわなくて、よかった。「働き方改革だー」って言ってね。