『御神籤』 お正月の初詣。家族や恋人と神社を訪れておみくじを引いたのに、良い結果が得られず残念……
吉か凶かよりも知っておきたい、おみくじの楽しみ方
おみくじには、「和歌」(神社のおみくじに多い)や「漢詩」(寺院のおみくじに多い)が
詩歌の下にはその意味が解説してあることが多いそうです。
「同じ和歌や漢詩でも、読む人によって感じるところが違います。
まずは、それを神さま、仏さまからのメッセージと思って、じっくり丁寧に読むことをお勧めします。
持ち帰るか奉納場所に
「本当は家に持ち帰ってじっくり読んでほしいと思いますが、家に持ち帰らずに、
神社や仏閣に奉納したいという人は、神さま仏さまにアドバイスいただいたことを
感謝して境内の所定の場所に結びつければよいのでは」
気に結び付けるのは江戸時代から行われていた。
境内の木の生育に支障が出るので木に結ばないでほしいと考える神社や仏閣が増え、
縄を張った奉納場所が用意されています。
メッセージをどう読み解くか
「おみくじは神仏のことばですから、持ち帰って折に触れて読み返すのがよいですよ」と話します。
メッセージをどう読み解くか 吉凶のラベルよりも内容
「おみくじ」とは神仏に祈ったあとで複数のものから無作為に一つを選ぶ、いわば「神聖なくじ」であるため、
あらかじめ誕生日で内容が決まっているのであれば、生年月日で占う四柱推命や占星術に分類されるといいます。
一緒に神社に行った人たちの間でおみくじを見せ合うと、「大吉」のはずなのに、内容があまり良くなく、
「~に気を付けなさい」ということばかり書かれていたり。逆に、
「小吉」なのに、仕事も夫婦関係も順風満帆と書かれていて、「大吉」よりもずっと良い内容だった、
などということもあります。文言までじっくり読んでこそ、その違いがわかるのかもしれません。