※2012年の話です。
白血病での闘病中、治療と並行して行なっていたのがリハビリです。
風邪とかインフルエンザで、
数日間寝込むと体が怠くなる感覚は分かりますでしょうか?筋力落ちたなーという、あの感じ。
抗がん剤治療をしていると、まず常に不調なんですよね。わたしの場合は動くのもだるくて、休薬期間中も寝てばかりいたのが原因です。
仰向けに寝転がると、つま先が伸びますよね。
この状態で筋肉が
固まってしまったのです。
つまり、ずっとつま先立ち状態です。
立つと踵(かかと)が地面に着かず、つま先歩きでフラフラ〜…
うまく歩けなくなると、
あっという間に全身の筋力は衰えていきます。
しゃがんだら自力で立てない。
寝た状態から起き上がることさえ、ひとりでは出来なくなってしまった。
転倒の危険があるので、歩くときには付き添いや車椅子が必須。常に介助が必要な状態です。
リハビリでは、歩行の練習や
椅子に座って立ち上がる動作を繰り返したり、
日常動作の練習を繰り返しました。
↓リハビリ室にあるのはしっかりした器具ですが、こんな感じのストレッチボードに30分間立ち続けたり。
ただ立ってるのが退屈すぎて、
立ち寝したりと正直やる気はなかったけれど…
担当のリハビリの先生が面白くて大好きだったので、なんとか続けられた感じです。
(先生は現在、NPO法人Rejo Life代表 としてご活躍されています)
わたしは元々かなり体が硬かったので、
リハビリが必要になるケースは珍しいとは言われていましたが
体調が少しでもいい時は、
きちんと起き上がった状態で過ごすことが大切だと実感しました。
もし起き上がるのが辛かったら、
足首を回すだけでもいい。
寝転がったままでも、膝を立てて
足首周りをほぐしたりしていました。
リハビリを続けたものの、元々の体の硬さのせいか?歩くときにつま先がやっぱり今も上がり辛いことが気になっていて…体質もあるのかな。
転倒しやすいので、意識して気をつけながらゆっくり歩いています。