2011年、高校2年生の話です。
白血病が発覚する前のこと。
mixiに体調不良を呟いたとき、
全然喋ったことのないクラスのギャルが
「今すぐ病院行きなよ!
何かあったら大変じゃん」
とコメントくれたことを覚えています。
毎日きちんとメイクして、
好きなところにピアスを開けて、
先生にとっては大変な生徒だったのかもしれないけど、自分らしさを素直に表現している姿は羨ましかった。
人目ばかり気にして(もしかしたら今も、)
いい子ちゃんをやっていたわたしには、彼女の自由奔放さが魅力的でした。
入院中、学校に行ける機会があったときも。
副作用で外見も目立つよなあ、嫌だな、
入りたくないなあと下駄箱で時間を潰していたら
遅刻してきた彼女とバッタリ会って。
病気のことに触れるでもなく、
わたしの久しぶりの登場に驚くでもなく、
「やっほー」の第一声。
その時、足首にタトゥーが入っているのが見えて。
「内緒ね!」っておどけてみせた笑顔がめちゃくちゃ可愛くて眩しかった。
あまりにも普通に接してくれるから、
緊張が抜けて有り難かったです
あの頃もっと話せれば楽しかったなーと
今でも思います。