宝石の鑑定書にA鑑定やB鑑定ってあるんですか?
日本にはいくつか宝石鑑別をしてくれる第三者機関があります。有名な所だと一般社団法人宝石鑑別団体協議会AGLに加盟する鑑別機関が上がります。2024年6月現在で14ほどある様です。ただしダイヤモンドの鑑定鑑別においてはGIA方式を採用しているので基本的にGIAに習って鑑定鑑別を行います。ではその結果で優劣が付くとはどういう事なんでしょうか?
?Aという鑑定鑑別機関でDカラーですよと判定されたダイヤモンドがBという鑑定鑑別機関でEカラーですよと判断されるト言う事はごく稀に起こります。どうしてもDカラーともEカラーとも取れるダイヤモンドの場合は鑑定鑑別機関の判断となります。そういう意味で厳しい鑑定鑑別機関は存在していますが大きく鑑定結果が変わってしまう事はありません。
世界中の宝石鑑定は定期的に会議を開き判定結果が大きく異ならないように調整を続けています。アメリカの鑑定鑑別機関GIAでDカラーですよというダイヤモンドが日本のCGL中央宝石研究所ではDカラーと判断されませんでしたは余り無い話なのです。また、厳しい鑑定鑑別機関は危うい中間グレードは全て下に付けてきますのでグレードの低下が起り難いと言う事が有ります。
ちなみに国内にはAGL非加盟の鑑定鑑別機関も存在しています。その場合は大きく異なる鑑定結果となるケースもある様です。宝石鑑定は信頼できる機関で行う事をお勧めいたします。
BROOCHではGIA、CGL、デビアスの3行の発行するダイヤモンド鑑定書を採用しています。このは世界的にも最も信頼度の高い鑑定鑑別機関であり鑑定結果が他鑑定で低く見積もられる事はありませんのでご安心下さい。