ドル>円>ユーロの関係が一層鮮明に…

 

ドル/円は、なおも今年1月安値と4月安値、7月安値を結ぶ“以前のサポートライン”の延長線が上値の抵抗として機能している。同線が放っておいても水準を切り上げて行くが、これを上抜ける動きとなれば125円台奪回の気運はグンと高まるだろう。

なお、すでに上から21日線、89日線、200日線の順に移動平均線が並ぶパーフェクトオーダーは完成しているが、いまだ89日線が下抜きであることも事実。この89日線が上向きになってくると、上昇基調はより鮮明になると見られる。ただ、目先は10/15安値と11/2安値を結ぶ短期サポートラインを割り込む可能性もあり、その点は少々注意しておく必要があろう。

 

 一方、ユーロ/ドルは「10/15高値とその後の高値を結ぶラインとそれに平行して10/28安値を通るラインとで形成される下降チャネル」での推移となっており、目先は同チャネル上辺を上抜けるかどうかに注目しておきたい。このチャネル上辺に再び上値を押さえられるようであれば、いずれチャネル下辺を再び試すと見ておきたい。

 現在、ユーロドルの89日線は200日線よりも上方に位置しているが、この89日線が200日線を下抜けてくると、そこから下げが一段と加速する可能性がある。その場合、もはや1.0500ドルあたりが視野に入ってくるだろうし、いきおい3/13安値=1.0462ドルを下回る動きとなってもおかしくはないものと思われる。               11/21 11:15

    

本日、マネックス証券のweb連載「外国為替攻略法」を更新しました。
http://lounge.monex.co.jp/pro/gaikokukawase/2015/11/11.html

この連載の9月30日更新分で予想した通りの水準まで、ドル円は上昇しました!

今後ともご愛読いただきますよう❗
自身のホームページに
「田嶋智太郎~これまでの歩み」というコーナーを設けました。
http://tomotaro-t.jimdo.com/%E6%AD%A9%E3%81%BF/


過去にメディアで取り上げていただいたものを
少しずつピックアップして、時間を掛けながら
“自分史”のようなものにして行きたいと考えています。


     少なからぬ投資家の期待に応えたドラギECB総裁会見

 

昨日(22日)のECB理事会では、政策の変更こそなかったものの、ドラギ総裁の会見内容は、次回12月の理事会における追加緩和実施決定の可能性にかなり強くコミットするものとなりました。もともと、債券購入プログラムの実施期間を延長すると予想する向きは市場にも少なくないわけですが、今回の会見ではさらに中銀預金金利を追加的に引き下げる可能性にまで触れていたことは印象的でした。

 

結果、執筆時までにユーロ/ドルは一時1.1100ドル割れの水準まで急落。一方で、ドル/円は一時121円近辺まで上昇し、欧・米の株高を受けた本日(23日)の日経平均株価は一時18915円まで上昇する場面がありました。とりあえず、ここまでは筆者を含めた少なからぬ投資家が期待していた通りの結果になったものと思われます。

 

筆者が毎週火曜日に更新しているメールマガジン(会員制)では、今週20日更新分で以下のように述べています。

「ドラギ総裁から追加緩和実施の可能性を強く示唆する発言が飛び出すと見る向きは少なくないようで…そうなればユーロ/ドルは、まず1.1200ドルあたりを試す公算が大きい」

「(日経225は)38.2%戻し=18446円の水準を上抜けるかどうかに注目し、上抜けたら個人的には試し買いで臨みたい」「とりあえず目標は50%戻し=18927円と考えられ、同水準あたりに位置する日足『雲』上限を上抜けた場合には、次に8/28高値=19192円を試すと考えます」

 

結局、本日の日経22550%戻しの水準にあと12円というところまで上昇し、大引けにかけては18820円あたりまで押し戻される展開となりました。週明け以降、50%戻し=18927円を上抜ける動きとなれば、次はいよいよ19000円台奪回から61.8%戻し=19192円を試す展開となることが期待されるところです。

 

なお、筆者のメールマガジンは201114日にスタートし、もうじき5年という年月が経過しようとしています。毎週、ドル/円、日経225、ユーロドル、NYダウ平均、豪ドル/円、NY金先物価格・東京金先物価格の行方について考え、常に懸命に時間をかけて考察・予想しております。ご興味ございましたら是非、購読をご検討ください。

http://foomii.com/00029

                            (1023日 2030

まさに「目からうろこ…」という良書に久々に出逢った気がします。

『アートは資本主義の行方を予言する』(PHP研究所)

著者は、日本屈指の画廊『東京画廊』のオーナー。
いわく「アートの市場はまさに世界経済の成長センターの変遷とともに移動している」
「最後は文化の力が必要だ!」

いまや、世界の高額アーティストのトップテンの半分以上を中国の現代アーティストが占めているという現実…。今、日本は何を為すべきか…考えさせられます。

小生の知人には、アートの世界で様々に活躍する人々が多いのに、これまで「資本主義」や「教育」、「ニッポンの未来」などの事柄について、ちゃんと話をしてこなかった…と大いに反省させられました。

これから、新しい感覚が生まれ、世界が拡がる気がします!!



 

     当面の注目は9/25の米中首脳会談!

 

大方の予想通り、9月のFOMCでは利上げが見送られた。目下の国際情勢、ならびに停滞するインフレ状況を考えれば、当然の結果であったと思われる。利上げによって国際金融市場があらためて混乱し、一段の景気悪化を招いた末に米国の景況まで悪化するリスクを冒してまで利上げを急ぐことはあるまい。正直なところ、前日(16日)のCNBC Fed survey9月利上げを見る向きが49%にまで増えたと耳にしたときは、かなりの違和感を覚えた。逆に、今となってはシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)が算出しているFedウォッチの信頼度が高まる結果となっている。もちろん、今後も大いに参考にしたい。

 

なお、イエレン議長の会見で最も興味惹かれたのは以下のコメントである。

October, it remains a possibility

If the Fed does hike in October, it would call a press conference afterward

つまり、10月に利上げする可能性も十分に残されているということであり、ゆえに当面のドルの下値は自ずと限られるだろうし、一方で米株価の上値余地も限られるだろう。言うまでもなく、もはや利上げの条件は一つに国際情勢がもう少し落ち着くこと。ことに中国の景気悪化に歯止めがかかるとの見方が強まることが重要と思われる。

 

あるエコノミストは「中国要因は構造的なので、年内に見通しが開けるとも思えない」と言う。また、あるエコノミストは中国が抱える根本的な問題が解決できるわけではないとしたうえで「これから数か月以内に(とりあえず)中国の経済状況は改善に向かう」としている。一つのカギを握るのは、925日に予定される米中首脳会談だ。すでに中国首脳は積極的な財政政策の発動に踏み切る方針を掲げているわけだが、この会談に向けては市場が最も関心を寄せる財政支出の「規模」がまとめられると見られる。その内容によっては市場のムードが一変し、米国の10月利上げ説が俄かに現実味を帯びてくる可能性もあるのではないか。

                            (0918日 1330

今週16日(水)
22:30~23:30

久しぶりにラジオNIKKEI(日経)の番組に出演いたします♪

「北野誠のFXやったるで!」(生放送)
http://www.radionikkei.jp/kitanofx/

Uストリームにて、ライブ映像をご視聴いただくこともできます!
中心テーマは、やはり「どうなる!?米利上げの行方と市場の反応」
ということになると思います。

radikoに耳を傾けていただくもよし
Uストリームでご視聴いただくもよし…
よろしくお願いいたします!!


     市場のリスク選好ムードは徐々に回復♪

 

本日(28日)、日経平均株価は一時的にも19000円台を回復。24日に空けた「窓」を埋めに行くなら、目先は21日に安値引けとなった水準=19435円までの戻りが期待されるところとなる。思えば、26日安値の17714円は一体なんだったのか? 中国の景気減速懸念に伴う世界的な景気悪化の不安という“何とも捉え処のない理由”だけで記録的な下げとなったのは、一つに「高速度取引」が市場を席巻しているが故でもあり、その意味ではレバレッジ管理の重要性をあらためて思い知らされることにもなった。振れ幅があまりにも大きいので、レバレッジを押さえておかないと簡単に持って行かれてしまう…。

 

ただ、結果として多くの投資家が追証の発生、決済注文の強制執行という憂き目に遭ったことで、株式やドルに対する潜在的な市場の売り圧力が一気に低下したことだけは間違いない。シカゴ通貨先物市場においては8/18時点で大口投機家による円の売り越しが9万枚超あったが、そこらく今回の円急騰でその大半が買い戻されたものと思われる。まして足下には、ドル買いを支援する材料も少なくない。

 

昨日(27日)発表された46月期米GDP・改定値は前期比年率+3.7%という高い伸びになった。速報値(同+2.3%)はもとより事前の市場予想をも大きく上回る結果だ。皮肉なことに、今回のチャイナショックで米9月利上げの可能性は大きく低下したが、ゆえに米株価には戻り余地が拡がっている。実際にNYダウ平均が大幅な戻りを見ていることで市場のリスク選好ムードも回復し、それがドル/円の戻りにもつながっている。今、市場は米ジャクソンホールで開催されている経済シンポジウムのパネル討議に参加するフィッシャーFRB副議長の発言に大いに期待している。市場の安心感を高めるような発言が飛び出してくれば、週明けのドル/円はとりあえず121円台後半の水準(8/12高値から8/24安値までの下げに対する61.8%戻しは121.78円)を試す可能性が高いと見られる。  

                            (0828日 1120

金融市場の動揺がなかなか収まらない。
中国発の問題でもあるだけに、見通しがつけづらいところも多く、ゆえにどうなったら「とりあえずは一安心」と言えるのかもハッキリしない。

相場のことであるから、ときにパニックが生じるのは致し方ない。
ただ、パニックなのであれば、ここは主要国の協調による適切な政策対応がなされなければなるまい。
中国が独自で何か手をくだすだろう??などと様子見していたら手遅れになりかねない。FRBや日銀などが単独で動いても効果は知れている。いち早く、協調体制を築いて欲しい〓