心の風景 「極上の孤独」
孤独ほど贅沢で愉快なものはない 極上の孤独を楽しもう!
本名:下重暁子(しもじゅう あきこ)
生年月日:1936年5月29日(82歳)
出身地:栃木県宇都宮市
学歴:早稲田大学教育学部国語国文学科
ジャンル:元NHKアナウンサー、評論家、エッセイスト、日本自転車振興会会長
現在まで80冊以上の本を出版する等、作家・評論家として活躍
下重暁子さんの家族構成は3つ下の旦那さんと二人暮らし お子さんは居ないようです
2015年に幻冬舎から出版された「家族という病」が、かなりの発行部数にのぼっている
キャッチコピーは 「家族ほどしんどいものはない」 です
下重暁子さんの家族、特に父親との確執が大きく捉えられています
かなり、日本の家族と言う意識に楔を打ち込んだような作品
家族間の争いが絶えない現代社会に
それでも家族が美化されている事に疑問をもっていた様ですね
2016年に摘発した殺人事件(未遂を含む)のうち55%が親族間 2017.7.21 ブログ
驚きです このように改めて数字で表されると心寒々しく感じられます
「家族の写真入り年賀状を送る事は幸せの押し売り」とまで言っています
「極上の孤独」
現代では「孤独=悪」だというイメージが強く、
たとえば孤独死は「憐れだ」「ああはなりたくない」と一方的に忌み嫌われる。
しかし、それは少しおかしくないか。
そもそも孤独でいるのは
まわりに自分を合わせるくらいなら一人でいるほうが
何倍も愉しく充実しているからで
成熟した人間だけが到達できる境地でもある
スペイン サンティアゴ巡礼道
「集団の中でほんとうの自分でいることは難しい」
「孤独を味わえるのは選ばれし人」
「孤独を知らない人に品はない」
「素敵な人はみな孤独」 等々、
一人をこよなく愛する著者が、孤独の効用を語り尽くす
スペイン サンティアゴ巡礼道
沢山の人に囲まれていながら、誰も自分を見てくれない、声をかけてもくれない
目の前の人とつながれない時に感じるのが孤独なのだ
それならいっそ、独りになってみるがいい
独り歩めば、むしろ充実感があり、他人を気にしないですむ
孤独ほど贅沢で愉快なものはない 極上の孤独を楽しもう
*2018年8月7日に掲載した印象に残るブログを再び
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