2000.10.15 グラナダ
7時20分グラナダ着、なんと夜明け前で外は暗い。こういうときに限って定刻通りに着いてくれる。とにもかくにも荷物をロッカーへ預ける。日本人女性にロッカーをシェアしようと誘われるが、彼女は夜行でマドリッドへ向かう予定で夕方早々にこの町を立とうとしている私とスケジュールがあわず断念、一人で使用することに。
まずは時刻表をチェックして、今日のプランをねる。おなかがすいたので駅構内のバルでクロワッサンとコーヒーをオーダー。なんと普通のガラスコップにホットコーヒーが入っているではないか、どこを持ってのんだらいいのかわからない。グラスがさめてから飲まなきゃいけない、私は眠気覚ましにあつあつのホットが飲みたいのだ。でも、ものすごく人なつっこいウェイトレスさんにそんなことは言えず・・・。
時計を見ると8時15分、ようやく日が明けてきた。いざお目当てのアルハンブラ宮殿を目指す。街をとりあえずガイドブック通りに歩いていく。なんとか迷わずにたどり着く。ところで愛用の「地球の歩き方」に道の標識どおりだと迷う、とある。標識を無視して地図通りに向かうとオッケイ。こういうときガイドブックってありがたい。でも、どうして標識が間違っているのだろうか、謎。宮殿へはヌエバ広場という目抜き通りから細い道を登っていく。いい散歩道のようなところでおみやげものやさんがちらほら。チケット売場はかなり遠くに離れており、宮殿を横目にひたすら15分ほどあるくと着く。ちなみに後で知ったことだが駅からバスが出ていた。やっと到着したチケット売場は行列。私としてはかなり朝早くからの行動だったんだけど、どこからともなく人がうじゃうじゃ。私がチケットを購入しようとした時刻は9時20分。宮殿内の王宮に入るには時間制になっており、「何時からの入場券」として発券している。私が手にしたのは12時からのもの。それまでは他のところを見てまわるということになる。
まずは王宮の別荘という「ヘネラリーフェ」。ここからジプシーが住むというサクロモンテが見えるし庭の噴水の音が響いて気持ちいい。ここからアルハンブラ宮殿まで歩いて15分くらい、庭のようなところをのんびりと散歩。途中有名だというパラドールがありおじゃまする。さすが雰囲気のよいところで、こんなところでリッチに滞在してみたい。中の庭も宮殿のようでグッド。あいにく少し雨がぱらついてきたのでカフェでお茶するというのは断念、天気がよかったらお庭でのんびりしたんだけどもな。
そこからさらに「カルロス5世宮殿」あたりへいく。城塞のように思えるところだけどここは宮殿、その先に本来の城壁だというところがありそちらまで行く。展望がすばらしくって感動。まわりに小さな子供がいてひとしきり遊んでいた、ファミリーでのんびりこんな素敵な風景を眺めるっていいかんじ。街が一望でき、街をはずれると荒地が広がる。この街はもともとオアシスなのでは、と思った。そんな風景を眺めながらランチかわりにサンドイッチをとる。そのうちに12時、いざ王宮へ。中は思ったほど広くなく調度品もまったくないので王宮という雰囲気はない。でも、壁・窓・などの装飾が見事で思わず写真をバシバシ。ただ、お庭については最初のほうに見て回った別荘あたりのほうが私好み。あと、王宮では水がどのお部屋からも流れていて贅沢な雰囲気、アラビアンなかんじ。ゆっくりみてまわって所要時間は1時間ほど。
宮殿を満喫後、街の中心部へ行く。ヌエバ広場あたりをぶらぶらし、大聖堂を目指す。目抜き通りを歩いていると、壁に日本語のちらしを発見、日本語で旅行案内をしているということ。なんと「モロッコツアー情報」とあるではないか、これは要チェック。さっそく行ってみると、オフィスのまえにはりがみで「16:30~オープン」とあるのでそれまで時間つぶししよう・・・。と思ったらなんとそこに日本人らしき男性が入っていこうとしていて「何か用?」、すばらしい偶然!スペインに住んで20年になるという方で、このインフォメーションを初めて数年・ニューバージョンの地球の歩き方に紹介されるらしい。早速本日の旅の手配、ロンダでの宿泊先を予約していただく。あとフラメンコの手配とか。それからコバラがすいたので一緒にごはんを食べに行く。いろいろスペイン料理についてなんかを教えてもらい、食べる。本日のメニューはニンニクスープ+鮫のからあげ+ライス入りヨーグルト+カモミールティ。自分のお代はちゃんと自分で払って、いろいろと教えていただいてありがとうございます・・・・とお別れ。
時間はちょうど4時前。カテドラル、礼拝堂と見学。カテドラルはキリスト博物館といったもの。ちょうど展示会があったらしいけど私としては聖堂をじっくり見てみたかった。本堂はたてにどーんと3枚の絵が円形に並べてあり、そのまわりに金に輝く装飾。礼拝堂はただ、偉人のお墓があるというもの。石棺の彫刻は偉人なだけあった見事なもの。大聖堂というだけあってが出口近くにはジプシーがうようよ。5時半に駅に戻り、6時にいざロンダに向けて出発。最初の1時間は車窓をながめているも、日が沈みあとは外はまっくら。
ロンダというまちについたときは、あたりは真っ暗でちょっと心寂しい。宿泊先が駅の真ん前なのですぐに落ち着けてよかった。
【本日の旅の費用】
ロッカー 400Pt
トイレ 25Pt
はがき 100Pt
はがき 50Pt
カフェ 300Pt
ランチ 2355Pt
アルハンブラ 1000Pt
サンドイッチ 350Pt
カテドラル&礼拝堂 1050Pt
ホテル 5000Pt
予約 625Pt
トータル 11255Pt(6302円)
2000.10.14 トレド
大奮発したホテルに宿泊したせいか、快適な目覚め。ものすごく大きなベッドで目を覚ましていい気分。とりあえず、時計代わりにテレビをつける。流れてくるスペイン語をBGMに荷物整理。アメニティグッズが充実しているホテルで、ひととおり身支度品を新品にチェンジ、歯ブラシも新しくなってうれしい。フロントでチェックアウトして、荷物を預かってもらい、身軽になったところでトレドへ向かう。スペインに行ったなら一度は行くべし、とおすすめされたトレド。マドリッドから列車で1時間という距離。なんと定刻通りの発車でびっくり、朝からスムーズだ。トレドまではひたすら荒地を行く、そしてものすごく揺れる。列車はきれいなんだけど、この荒れ地を走り抜けるのにはゆれるのかなあ、なんて思ったり。トレドの駅は、これって駅なのって思うほど立派。こじんまりしているけども、ステンドグラスの窓なんてすてき。
駅から歩いて10分ほどで街の中心街へ到着。駅のインフォメーションで地図はもらったけども、たくさんのツーリストがぞろぞろと同じ方向に向かって歩いていくので一緒についていくと到着。今日は土曜日なので地元人の観光客が多い模様。歩いているとじょじょに古い街が見えてくる。タボ河をまたぐアルカンタル橋前からのながめがいい。アルカルサスがきれいに見え、トレドに来たという気になる。ここから街の中心広場まで階段と急な坂道を登らなければいけない。5分くらいかけてあがるとオールドシティが広がる。
まずはインフォメーションで街の地図と簡単に案内をしてもらう、とっても親切なスタッフでちょっといい気分に。まずはカテドラル、とにかくすごい人。ここは国内でも屈指の観光地らしく休日なんだなって改めて思う。チケット自体はすぐに買えてよかった、そして入場もすぐにできた。外観も立派だけど中もなかなかグッド。ただ、カテドラル=大聖堂=教会=祈りの場だというのにお金がいるからびっくり。中の祭壇なんかはすごく豪華。もちろん、キリスト様がいて弟子がいてマリアさんがいて・・・。ものすごく由緒正しそうな雰囲気の教会で、入場料をとるというのに納得する。ここはチケットに4つの半券がついていて、Coroという聖歌隊席などに入るのにいちいちチケットをチェックされる。その都度チケットにチェックをおされるというしくみ、ズバリ込み合っているときはいちいち並ばなくてはいけないのでまどろっこしい。もっとゆっくりと見せてほしいもんだ。その他、ちょっとした美術コレクションもあり、エルグレコやラファエロの絵なんかもありちょっとうれしかった。近くにいた世話やきさんが解説してくれた、トランスパレンテ像に、見入ったりして過ごす。
さて、見学した後はものすごく疲れ切ってしまったので近くのレストランでパエリアを注文。スペイン料理といえばパエリア、と思いわくわく。何も考えずにテラス席についたけど、なんと席によってテーブルチャージ料が違ってくる。ズバリ、テラス席は高いのです、ちょっとソンした気分。こういうところが私って日本人だわ~なんて思ってしまう。でもよく考えてみれば、たとえば夜景が見える席なんてのはチャージ料をつけたりするほうが、本来は公平かも。レストランで食事をするっていうことは雰囲気も味わうことだし、その雰囲気っていうのはトイレの隣の席と窓辺の景色の見えるところじゃ全然違う。なんてことをいろいろと考える。さて、お味のほうはまあまあこんなもんかなってところ、日本で食べるスペイン料理のほうがグッドかも。まあ、久しぶりにライスを食べたので元気いっぱい。
観光地でよくみかける街を走る観光トラムみたいなのにのってみた。地図をみるとトレドの街を外から眺められるルートになっているのがいいなって思ったため。1時間くらいかけて町中を回っていく、けっこうらくちん。実はインフォメーションの人が「右側の席に座るべし」とアドバイスしていただいた通りにすわってみると、確かにグッド。絶景が右側だとよく味わえる。ただ私の隣の席に座ったのは小さい子供だったのでなんだか申し訳なくって、膝にのせてあげるはめに・・・。
その後はざっと観光。まずはアルカルサス。アルカルサスというのはお城のことで、中が私のすきな博物館になっているので思わず入場。ただ、なかのガイドはすべてスペイン語なのがつらい。このなかから見る外の景色はグッドビューでしばしうっとり。それからトレド、といえばエルグレコ。私はここに来て初めてしったのだがグレコさんは晩年をこの街ですごしたという。本日土曜日の午後はラッキーなことに無料で入場できるというエルグレコの家と美術館に入る。私の前に行列を作っていたのは、日本の団体ツーリスト。またまたラッキーなことに日本語ガイドさんがいたのでご一緒しちゃう。この建物の隣はユダヤ博物館になっているトランシト教会、中の装飾が見事だった。最後はサント・トメ教会。なんとここにもグレコの絵がどーんと飾ってあってびっくり。教会というにはとっても質素な、まさにちょっとした祈りの場といったかんじ。
夕方はやめに帰路につく。しかし帰りのマドリッド行きの列車は大混雑。わたしは首尾よく座れたのでよかったけど、がやがやうるさくってしんどかった。スペイン人って行楽帰りまでもハイテンションだなって思った。
本日は夜行列車にて一路南下、グラナダを目指す。
【本日の旅の費用】
夜行 1500Pt
夜ごはん 300Pt
ランチ 1800Pt
サントメ教会 200Pt
カテドラル 700Pt
はがき 100Pt
アルカルサス 200Pt
朝ご飯 200Pt
トータル 5000Pt(2800円)
2000.10.13 マドリード
けっこうゆれる列車だった。しかしかなり疲れていたせいか朝まで熟睡、ゆれがかえって心地よかった。朝起きると窓の外は一面「荒野」といった風景。茶色の大地に岩がごろごろといったかんじで、フランスでの「森」と全然違う。あー、スペインにやってきたって思う。そして列車はなんと1時間半遅れ、こういうところもスペインだっとまた思う。とにかく無性におなかがすいたのでビュッフェカーで腹ごしらえ。その後、治安の悪いといううわさのマドリッドなんだから、とガイドブック片手にせっせと予習。まずはキャッシュコーナーへ行ってスペインマネーを手に入れて・・・・と行動リストまでメモしだしたりして、とっても緊張。駅に到着後、思いっきり警戒心を持ってキャッシュコーナーでお金を引き出す。それから時刻表をチェック、いろいろ各方面へのアクセスを知りたいなって思ったもののえらく並んでいるので断念。それからホテルをリザーブ。夜行あけなのでリッチに駅周辺のホテルに宿泊したい、スペインだし初日からドミトリーはとりあえずパス、なんて思っていたもののツーリストインフォメーションのホテル案内でも行列。なんと宿を案内してもらうだけで1時間半も並ぶなんて・・・。やっとのことで順番がまわってきたけど希望のアトーチャ駅あたりはどこも満室。とにかく駅周辺で~とリクエスト、ここチェルマン駅近くにする。歩いてすぐってところがなんてったって一番、とにかくシャワーをあびてくつろぎたい。紹介してもらったホテルというのはほんとにすぐのところで、とっても豪華なかんじ(YH続きだったので余計にそう感じた)さっそくシャワーをあびて小一時間うとうと。これでかなーり元気になった、お時間はお昼の11時。
マドリード、といえばまっさきに行ってみたいところがプラド美術館。まずはメトロに乗る、らくちーん、途中歩いて乗り換えるけど迷うことなし。なんなく無事につき、地上に出ると街は観光客がうようよ。メトロの駅からプラドまで歩いて10分ほど。ルーブルを鑑賞した後の大きな美術館、なのでどうしてもパリと比較してしまう。ちょっと、こじんまりとした雰囲気に思えるから不思議。とりあえず、記念にガイドブックを購入。ランチをとっていないことを思い出し、美術館に入場するなりカフェエリアへ直行、先ほど購入したガイド片手にサンドイッチを食べる。
さて、本題の名画鑑賞。なぜかこのガイドブックが絵の陳列通りに書かれていなくってとっても不親切な代物。さすが本家のスペイン絵画が充実していて、さながら「ゴヤ美術館」といったかんじ。あまり私の好きなタイプの絵がなくって残念。とりあえずものすごいゴヤの作品の数々、初期のころはきれいな素敵な絵なのにだんだんと暗い絵に変わっていくさまが見ていて疲れてきちゃう。あとは、ここの目玉がベラスケスの「ラス・メニーナ」、教科書で見たやつだわ、とちょっと感動。でもやはり名画の前はひとだかり。所要時間3時間で鑑賞終了。
とにもかくにも初日の今日は、早くホテルに帰りたい。さっさとメトロに乗って帰りを急ぐ。いも料理好きの私には、とりあえず今日はフライドポテトが目に止まったので購入。ついでに夜ごはんになるようなものを適当にテイクアウト。帰る途中、ツーリストインフォメーションで作戦を練る。ところで衝撃的な事実が発覚、なんと闘牛がぎりぎり先週でシーズン終了だという。スペインで闘牛見るゾ~と思っていたのでかなりショック。そんな私の気分をさっしてか「ロンダ」という街では闘牛場に入ることができるのでヒマなら行ってみては?とスタッフがオススメする。よし、一路ロンダを目指そう、と決意。方角的には南下することになる。地方都市に行ってみたいなっとさっそく明日の夜行列車を手配、マドリットをたつことにする、ここはは旅の拠点になりそうなので後々また来ることになるだろうから。
【本日の旅の費用】
ホテル 15515Pt
夜ごはん 1000Pt
水 200Pt
はがき 25Pt
ランチ 500Pt
プラド 500Pt
メトロ 300Pt(2回)
本 1100Pt
トータル 19140Pt(10718円)
