2000.10.18 コルドバ

なんと5時半起床、昨夜は食後すぐに寝ちゃったせいか朝早く目覚める。列車が朝7時発しかないので朝からさっさと身支度。昨夜ことづけたとおり宿のおじさんが玄関のドアを開けに来てくれて出発することができた。ほんとに親切ないい宿でした。昨日のモロッコ以来、スペインってモロッコに比べたらセイフティだと思うようになってしまった。7時半すぎても外が明るくならない通りを歩いてもみんなニコニコ顔で挨拶してくれる。
アルヘシラスから、まずはボバディーリャまで行く。列車にのっているとようやく外が明るくなってきた。やまぎわが紫色から茜色になっていく様がきれい。荒地をひたすら揺れる列車で走っていく。途中の小高い丘のようなところにぽつぽつと密集した白い家々。遠くからみると白いかたまりがぽつぽつと見える。こういう景色が妙に気にいってしまった。
ボバディーリャに到着後、乗り換えのため次の列車をチェックするとなんと「タルゴ」。この列車は全席座席指定が必要な高級列車。一度のってみたかったのでワクワク、窓口の手続きも簡単でてきぱきしたスタッフで、さすがタルゴ~なんて思った。車内は非常に快適、ビジネスマンがほとんどでハイクラスな雰囲気、まさしくセイフティな世界でほっとする。席にすわってもキョロキョロガサガサしてしまう。座席の前に液晶ディスプレイがあってイヤホンにて映画が鑑賞できるので早速トライ。でもオールスペイン語なので断念。
コルドバへは11時15分に到着。駅自体は新しくなったようで、ガイドブックと勝手が全然違う・・・。まずインフォメーションが駅構内にないし、安宿が広がっているという旧国鉄駅付近といってもその旧国鉄駅っていうのがないしっおまけにシエスタで人通りはまったくなしで道を聞くこともできないし、トホホ。スペインは物価が安いし手頃なプチホテルにでも泊まりたいなって思ってたけど宿探しがめんどくさくなり、半時間ほどうろうろした後、YHに行く。うろうろしたぶん疲れた、最初から直行すればよかった。バスでメスキータ周辺まで行き、そこから歩いて5分弱。ものすごい人なつっこいおばちゃんにスペイン語でYHの行き方を指南される。さてYHは予約なしでもすんなり部屋がとれてよかった。
ちょっと身支度してさっそく街へ繰り出す。まずはメスキータ。チケットを買って中に入る。団体サンが多くって観光名所なのだと実感。早速チケットを買って中に入る。メスキータというのはモスクで、ずばりイスラム寺院のこと。ただキリスト教がちょっと混じり合った雰囲気で興味深い。アーチがたくさんあって、薄暗いのに外は暑いけど中はひんやりしている。模様ひとつとってもエキゾチックでうっとり。ミナレットあたりはたえずひとだかり。前のお庭も素敵。
ところでものすごくおなかがすいたので近くでごはん。スペインなので妙に真剣にメニューを選んでしまう。どんな料理でもチープでおいしいからワクワク。本日のランチは生ハムとメロンと子牛のヒレステーキ、それに最近おきまりのデザートはプリン。ボリュームがちょうど私サイズなのでよかった、ぺろりとたいらげる。スペインでは一気に注文しても必ず一品ずつもってきてくれる、こののんびりした習慣が好き。

メスキータの次に観光するのはポルト広場あたり。はたご屋で有名なところらしいけど噴水と塔がある。そのわきにスペイン風おみやげ売りがある。それから街の中心へ出ようと1時間くらいぶらぶら。白壁にお皿や鉢植えがかけてあってすごく素敵。家の門から中をちらりとのぞくと、パティオがあってスペインだな、と思った。町歩きだけで楽しい。その後、アルカルサスへ。お庭がすごく素敵でひたすら花と人通りを眺めたり。実はそれ以外に特に見所はなく、ちょっと高台になっているのでそこからの風景がきれい。ローマ橋を渡って10分ほど歩くと河をはさんで対岸にでる。ここから街を遠目に眺める。対岸からメスキータを眺めると、ちょうど快晴の青い空とメスキータの黄色がマッチしてエキゾチックなかんじだなって思う。
つかれてきたので今日はYHへ戻ってくつろぐ。くつろぐといってもドミトリーだしなって思ってたら、同室の方々はもちろんまだ外出中で、一人でのんびりくつろぐことに。ひさしぶりに熱いお湯(ヨーロッパのほうってあつあつのお湯が使えないことがよくある)でシャワーをあびる。それからコインランドリーで洗濯。スペインのYHって設備がいいと聞いていたけどまさにそのとおり。立地条件もいいし、3人部屋で白壁のデザインがとってもかわいい。夜ごはんは8時半から。グリーンピースと魚の料理とラザニア、それにデザートがカスタード。ラザニアが最高に美味。同室はオーストラリア人とアメリカ人、二人ともものすごく大きい。ちょっとおしゃべりしてから就寝。
【本日の旅の費用】
朝ご飯 130Pt
メスキータ 900Pt
アルカサル 300Pt
切手 775Pt
ランチ 3000Pt
YH 1900Pt
夜ごはん 755Pt
はがき 75Pt
ランドリー 600Pt
トータル 8435Pt(4724円)
2000.10.17 モロッコ

目覚めたときはまだ暗い。8時過ぎに宿泊先を出ていざフェリー乗り場に向かうも、まだうす暗い。なんだか日の出が遅くなってきたなって近頃思う。
乗り場近くに来ると人がたくさんいて活気ある雰囲気でなぜかほっとする。8時20分頃につき、手続き後9時に出発するからまた来るように言われる。だったら最初からそれくらいの集合時間にしてくれたらいいのに~、ここはスペインなのよっ集合時刻だけは日本式に早いのね、と少々立腹。気を取り直して、カフェはたくさんあるしせっかくだからまわりをウォッチングして時間をつぶす。まず、いただいたシールを胸につけて気分は団体サンの一員。このフェリー乗り場にもたくさんのツアー会社があってびっくり。途中、日本人親子三人組に会う。聞けば同じツアーで少々心強い。71才のご夫婦にその娘さん、両親と旅行だなんていいな。しかし、モロッコ行きで日本人のかたに会うとはびっくり。
時間がきて、パスポートと出入国書を持っていざ出発。まずはセウタまでフェリーで30分。途中ジブラルタル海峡がきれいに見えた。外国でフェリーに乗るって楽しい、なぜかというとまわりの人もワクワクしている雰囲気だから。船内をぐるっと一周した後適当な席に座る。隣はスペイン人の老夫婦。婦人の誕生日祝いにやってきたという二人でラテン系の仲良しカップル、素敵な人たち。
到着したセウタという街はスペイン領。でも、アフリカ大陸というだけあってアラブ系な雰囲気でエキゾチックに映る。ここからバスの旅となる。街をぐるっとバスで一周、しかもかなりのロースピードで何でかなって思ってたら時間つぶしをしたかったらしくこの町で5人のツーリストが新たに加わった。いざ再出発、一路テトアンに向かう。一緒になった日本人親子のお母様のほうは「典型的なおばちゃん」といった雰囲気の人、「バスにのるときは絶対前よっ」と私も一緒にガイドさん横の特等席に座ることに。
バスからの海の景色がいい。ビーチでのんびり昼寝っていうのもいいかな、なんて思う。そうこうしているうちにモロッコの国境。ここは写真撮影禁止、なんとも言えない雰囲気。ものすごくたくさんの人がいて、国境のゲート近くにいて、丘の上にはうそみたいな話だけど銃をもった兵隊が数人いる。ありゃりゃ、来ちゃったわって思う。ただ、私の場合はツアーなのでガイドさんがすべての手続きを代行。ただ車内で待つこと20分だけでラクチン。こんな人混みの中を自分一人でふらりと旅するなんて、できるかなあ、いつかそんなディープなスタイルで再訪してみたい。

モロッコに無事入国して10分ほどは海岸線を走る。リゾートホテルが並んでいてヨーロッパの避暑地なんだなって思う。いいロケーションにはいいホテルがあるんだと感心。30分くらいするとテトアン着。ここでは街歩き&ランチタイム。門を一歩くぐると市場で人がごったがえしている。中国のような雰囲気もちょっとある。ツアーでみんなでぞろぞろと歩いていると「コンニチワ」と声をかけられた、恐るべしジャパニーズパワー、おみやげかって~攻撃。ガイドさんがひたすら案内してくれるのでもちろん迷うことはない。展望台のようなところに出て、一面白い壁のおうちだらけの光景にうっとり。ちなみにこの展望台下は、絨毯屋さん。おみやげやさんに団体サンがすいこまれていくというのは万国共通。でも、壁一面の絨毯屋サンでインテリアがエキゾチックで目を輝かしてしまった。

その後、レストランで食事。周りは外国人ばかりなのでツーリスト専用なんだろうな。高級レストランぽいなって思うのがお給仕してくれるスタッフが、街の人たちに比べてこぎれいなところ。途中、民族ダンスも始まるし。このツアーにはもうひとりなんと日本人男性がいて、私と同じく一人旅、で同席する。聞くとスペイン留学中で今日は学校がお休みで一人で遊びに来たらしい。スペイン語ができるなんてうらやましい。食事のほうは、パンがなんともいえず美味。クスクスとかいうのも食べたけど、お味のほうはまあまあといったかんじ。最後に出てくるお茶がまたグッドでほっとする。
ここからバスに戻り、次はタンジェへ。車で45分くらい。途中の車窓は砂漠でもなく、結構緑があって、スペインのアンダルシアの車窓と大差ないなっていう印象。モロッコももっと奥地までいくと、私がイメージするアフリカがあるのかな。ただ、道路わきに老人がいて車相手に物売りしている様子など、なんかアフリカっておもった。到着したタンジェという街は都会で港町。街に入るまでの道路にたむろしている人たちがものすごくガラが悪そうでびくびく。バスから降りて小道を歩いてまた展望レストランへ。おみやげというよりがらくた屋という雰囲気でものすごく私好み。バルコニーで一休みして遠くにかすかに見えるスペインを眺める。みなさんけっこうくつろいでましたが、私はがらくた屋(おみやげ屋サンのことね)がものすごく気になってずっと店内でうろうろ、店員さんとお互いつたない英語でちょっぴりトーク。
ここからまたバスに戻る。ただバスの周りはものすごく物乞い&売り子で大混雑。小さい子供なんかもいて、でもガイドさんが容赦なく追い払う。私としては、助かるけどその追い払いかたがえげつない、キックしたりしてるし~子供相手によ~。なんだかトーンダウンしてしまった。さて、一気にバスにてセウタに戻りフェリーでアルヘシラスへ。帰りは夜の8時15分。おなかがすいたので昨夜と同じ、ホテル下のレストランで夜食。卵とトマトのスープ、それにあさりのにこみとパンを食べる。
【本日の旅の費用】
ツアー 7000Pt
ホテル 2000Pt
はがき 100Pt
朝ごはん 325Pt
夜ごはん 2500Pt
写真 600Pt
ジュース 200Pt
トータル 12725Pt(7126円)
2000.10.16 ロンダ

7時半起床、9時行動開始。朝ご飯はついていないので外でとる。ひとまずあたりをぶらっと散歩。なんといっても、ここは闘牛場の街ロンダ。朝からはりきって観光、ワクワク。ホテルの前から道なりに進むとすぐ中心街につく。
まずは闘牛場近くのバルにて朝ご飯。本日のスープとパンを注文。注文後すぐに料理がでてきて、しかもおいしい!それから外に出てぶらぶら。近くに公園があって、そこからのながめが絶景。ロンダはスペインの荒地のがけの上にあるんだと実感。眼下にぽつぽつと白い家や畑があって、霧がかった山々とマッチして素敵な風景が広がる。それにこの公園、どこからともなく地元人風な老人が朝の散歩をしていてそんな人たちが優雅にうつる。
そのうちに10時くらいになる、それくらいの時間になるとどこからともなく観光客がひっきりなしにやってきてびっくり。それまではひっそりとしていた街が活気のある雰囲気に変身。実は10時というのはお目当ての闘牛場が開く時間。はりきって一番ノリと思っていくと先客がいた。初めて入る闘牛場、天気もいいしいい気分。甲子園ならぬ闘牛場の土というのもあるようで少し黄色。観客席にも入れて3階まで上れる。わきは博物館になっていてさっと見学。闘牛士の展示がずらり、「芸術に国境なし」と日本語で書いてあり日本人の闘牛士もいるみたいだった。
それからヌエバ橋を渡り、いざ宮殿へと思ったらなんと道に迷う。町中細い道が入り組んでおり、迷路みたい。なんか、厳かな建物発見っと思ったらそこは教会「サンタ・マリア」とある。天気がよくって青空と教会というのがすがすがしい気持ちにさせてくれる。せっかくだからちょっとおじゃましようかと思ったけど、たくさん信者さんがやってきてミサでも行う勢いだったので遠慮する。そこから街の中心部へ引き返そうかと思ったけど、なーんとまた迷う。「白い村」といったかんじで、ひたすらホワイトでペイントされた家々が続きこれといった目印をつけにくいのよね~。でも、町並みが白くって美しい、いい散歩道になる。知らないうちにローマ橋というところに出てそこから先にちょっと小さい教会をまたまた発見。そこからメインストリートの方向に向かうとインフォメーションが見えてきた。
とっても小さな街。とりあえずインフォメーションで地図をもらう。宮殿がある街にくると必ず拝んでみたくなるのだけど、インフォメーションでは強烈に違うところをすすめられる。「ビューティフルガーデン!」とスタッフは言う。さすがに地元人のおすすめなだけあってグッド。正式名称は「La casa del Rey Molo」、洞窟の階段をひたすらおりて崖の下に出る。ロンダの街の家々を下から見上げるということになる。ここからの眺めがいい。けど、この洞窟だけあって暗い狭い階段をまたあがっていくのかと思うとぞっとする。上にあがってお庭を見渡してみると、めちゃくちゃ疲れた身体が癒される空間。あー、のんびりガーデニングっていいなっと思った。広い庭ではないけれどしっかりと手入れされたお庭っていうのは素敵。
今日は観光は半日にして、お昼過ぎに列車に乗る。街の中心部からホテルまで15分くらい。宿泊したホテルで荷物を預かってもらっていたのでピックアップして駅へと急ぐ、といってもホテルの真ん前なんだけど。で、暑い日なのでホームでひとやすみするお水が気持ちいい。スペインはドイツと違ってガスなしの水なのでうれしい。どうも炭酸入りの水は飲めない、でもガス入りのほうがヘルシーなんだとか。
乗り込んだ列車からの車窓はグッド。綿畑が広がっていたり、ところどころ「白い村」とでも呼びたい白い家々が密集した集落がぽつぽつと点在していたり。そんな風景を眺めながらうとうと。今日の目的地はアルヘシラス。ここにやってきた目的はモロッコツアー、この町からモロッコへのツアーが手頃なお値段でいろいろ出ているらしい。昼に駅に到着したので、とりあえず安心。これからゆっくりと宿を探そう、ととりあえず市街地へ向かって歩き出す。なんだかさびれた街だなって思いながら歩き、目抜き通りぞいにオスタル(ホテル)を見つける。よくある一階がレストランになってるタイプでいい雰囲気、さっそく交渉。ダブルルームしか空いてないんだけど一人分の料金でいいよっていう、人のよさそうなおばさんに惹かれて即決。荷物をおいてシャワーをあびる、昼間から浴びるのって気持ちいい。イスラムな雰囲気のあるインテリアで気にいった。
さっそくモロッコツアーを物色しようと街へ繰り出す。と、到着したときとなんだか街の雰囲気が違う・・・。当たり前のことだけど「シエスタ」だったんだと納得。田舎に行くほどシエスタの習慣があるんだなって思った、昼寝って絶対いい文化だ。日本でも取り入れてほしい!と思いながらにぎわっている旅行会社をひやかす。もちろん日本語ツアーなんていうのはないけれど、私がおもしろそうだなって思った食事つきの日帰りツアーがどこでも700Pts。どの代理店でも値段は変わらないという事実を発見。で、一番フレンドリーなスタッフだったところで手配。時刻表やツアーの集合場所などをチェックして、あとは街をぶらぶら~。でも、マーケットも郵便局もしまっている。街の高台のようなところを見つけてひたすら海を眺めて半日を過ごす。この海の先はアフリカだ、なんて思いながら・・・。
ディナーはお世話になっているオスタル下のレストラン。いかリングのフライはおじちゃんがおすすめというだけあって、やわらかーい。スペインに来てからは必ず食後にプリンをオーダーしている。っていうかスペインのレストランってほとんどに自家製プリンがあったので。ジュースも美味。
【本日の旅の費用】
闘牛場 500Pt
カフェ 610Pt
水 100Pt
夜ごはん 2000Pt
ホテル 2000Pt
はがき 50Pt
列車予約 1500Pt
洞窟 600Pt
アイスクリーム 225Pt
トータル 7585Pt(4248円)
