GDP年率1.8%減、1〜3月改定値 設備投資が上振れ | 元世界銀行エコノミスト 中丸友一郎 「Warm Heart & Cool Head」ランダム日誌

元世界銀行エコノミスト 中丸友一郎 「Warm Heart & Cool Head」ランダム日誌

「経済崩落7つのリスク」、
「マネー資本主義を制御せよ!」、
「緩和バブルがヤバい」、
「日本復活のシナリオ」等の著者による世界経済と国際金融市場のReviewとOutlook

「国家の盛衰を決めるのは、政治経済体制が収奪的か包括的かの差にある」(アシモグルら)

掲題の今朝の日経ウェブ記事。

最近の日経記者は4月までの日経平均株価急伸のためか、

頭が熱くなって来てしまって、

おかしくなっているのだろうか(苦笑)?

 

設備投資の前期比-0.8%から同-0.4%の改訂値は、

確かに、上方修正とは言えても、

前期比で縮小(マイナス成長)したものを、

設備投資が上振れとまでは、

言えないはずなのだが…(笑い)。

 

日経の信頼性が疑われかねまいに…。

 

 

 

内閣府が10日発表した1〜3月期の国内総生産(GDP)改定値は物価変動の影響を除いた実質の季節調整値が前期比0.5%減、年換算で1.8%減だった。5月発表の速報値(前期比0.5%減、年率2.0%減)から上方修正した。直近の経済指標を反映した結果、設備投資が上振れた。

 

QUICKが事前にまとめた民間予測の中心値は前期比0.5%減、年率2.0%減だった。内需の柱である個人消費は速報値の前期比0.7%減のまま変わらなかった。消費に次ぐ柱の設備投資は前期比0.8%減から0.4%減に上方修正した。

 

速報値段階でみられた品質不正問題による自動車の生産・出荷停止で消費や設備投資が落ち込む構図から変化はなかった。