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好循環実現の確度が十分に高まったと日銀は判断-共同通信
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日銀、短期金利の新たな誘導目標は0-0.1%案が有力-日経
日本銀行が18、19両日に開く金融政策決定会合でマイナス金利政策の解除を決める見通しとなったと、共同通信が15日報じた。
この報道によると、日銀は賃金と物価がそろって上昇する好循環が実現する確度が十分に高まったとみている。連合が15日発表した春闘の第1回回答集計は平均賃上げ率が5.28%と、33年ぶりの高水準となった。
日銀はマイナス金利解除後も緩和的な金融環境を維持する方針で、事実上のゼロ金利政策に移行することを想定しているという。
長期金利の急上昇を避けるため、解除後も国債の買い入れは続けるが、市場を安定させる目的で続けてきた上場投資信託(ETF)の新規購入は停止する方向だと、共同は報じた。
また日本経済新聞によると、現在はマイナス0.1%となっている短期の政策金利を0.1ポイント以上引き上げ、短期金利を0-0.1%に誘導する案が有力となっている。マイナス金利政策の解除とあわせて大規模緩和の柱となってきた長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)も撤廃する方針だという。
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