真説・落合博満 | 司法の山を見まわして

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司法書士の宮前知光と申します。
世界遺産「富岡製糸場」の近所で開業しております。
業務と関係したりしなかったりの、日々の雑感を綴ります。

昨夜は地元信用金庫(の関連団体)主催の講演会でした。

講師は元プロ野球選手・監督の落合博満氏。

ロッテ時代の強烈にして優美な打棒をリアルタイムで知る私のような者にとっては、レジェンド中のレジェンドです野球

 

聴衆は前代未聞(主催幹部談)の350人。

300人収容の会場に、ですから、それはもうぎゅうぎゅうです。

外の寒風を忘れさせる熱気のなか、いよいよ天下のオチアイ登場アップ

 

……って、あれ?

まちがって近所のお寺のご住職が来ちゃった?

だってあまりにもオーラがないぞ汗

 

(私ひとりに)心配されるなか始まったお話は、これまた飄々としていてやっぱりトボけたご住職っぽい。

しかししだいに引き込まれ、どんどん前のめりに音譜

 

それにしても飾らないなあ。いっさい自慢しないなあ。

ああそうか。脚色だの自己顕示だのって、落合サンにとってはまったくのムダだからなんだ。

そんなヒマあったら昼寝でもするわってことなんだ。

だんだんそう気づきますひらめき電球

 

誰から何と思われようとかまわない。

とりつくろったところでどうせ悪く言われるのなら、最初から自分の好きなようにやってやるさ。

話の節々から伝わってくるその価値観・人生観は、なるほどまさしく「オレ流」アート

 

ちなみに落合サン、ガラケーとのこと。

私も堂々のガラケー使用者です。

 

「周りの人が不便な思いするからスマホ持ってくださいよって、知りませんよそんなこと。オレはこれで足りてるんだもん」

 

わかります。さすがです。

いったいどっちがワガママかって話ですよねにひひ

 

「文字にするのはやめといてね」

という、プロ野球マニア垂涎のエピソードがぽんぽん続いたあと、おもむろに落合サン、身振り手振りによるバッティング解説へと移行しますえっ

 

「仮に理想の打撃を数字の2だとしましょう。選手によっては1たす1で2にするでしょうし、また別の選手は3ひく1で2にもっていくかもしれない。そういうものなんですよバッティングって。誰にとっても理想のフォームなんて、絶対に存在しません」

 

ああ、もう、この時点ですっかり信者になっている私。

この落合理論、カンペキに通じているじゃないですか人生に。

野球だけじゃなく人生全般に合格

 

締めて90分、のはずが110分。

これほどいつまでも聴いていたい、このあとの懇親会(落合サン抜き)とかどうでもいい、と思った講演は初めてですラブラブ!

 

私の中に残った落合博満は、しなやかな求道者であり、シンプルな理論派であり、意外に気配り人間であり、期待どおりの愛妻家であり、といった感じの、スゴいけどスゴくない、スゴくないけどものスゴい人でした。

やっぱり世の中、会ってみなくちゃわからないラブラブ

 

「中日の監督になったとき、何をしたらいいかわからないんで、オーナーに訊いたんです。そうしたら、優勝してくれって。ほかには何もいらないから、とにかく優勝することだけを考えてくれって」

 

だからそれに従った行動だけをとってきたという落合サン。

なるほど、ようやく私も腑に落ちましたグッド!

 

マスコミを前にだんまりを決め込んだのも。

名古屋の政財界人に近づかなかったのも。

日本シリーズ初の完全試合目前でピッチャーを交代させたのも(ただし今回の講演では言及なし)爆弾

 

すべて優勝するために必要か否かで判断していたんですね。

しかしそれにしてもこの徹底ぶりはスゴい。

どう考えてもブレない人間ナンバーワンでしょう。

ブレまくりの腰くだけのどっかの首相と交代してほしいわシラー

 

「いいバッティングってなんだろう、理想の野球ってなんだろうって、いまだにいつも考えているんですよ。誰か若い人に訊かれたらスッて答えてあげたいなっていう、そんな思いがあるんです」

 

なんだか野球人の端くれとして泣きそうになりました。

いずれにしても拙ブログごときではぜんぜん足りませんので、落合ファンの方、アンチの方、興味なかった方、ご希望とあればこんど飲んだときにでもたっぷりお話ししましょうビール