水木しげるの妖怪百鬼夜行〜お化けたちはこうして生まれた〜 | けろみんのブログ

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2024.3.10

「水木しげるの妖怪百鬼夜行〜お化けたちはこうして生まれた〜」

2024.3.10まで横浜そごうで開催されました。




盛況で最終日もかなり混んでましたが展示室を進むにつれ人がすくなく、見やすくなっていきました。


この展覧会では、水木しげるの「お化けたち」にフォーカスして展示してあります。水木先生が紹介した2000以上のお化けたち。その源泉である鳥山石燕初め絵師たちの版画なども併せて展示しています。


水木しげるは風景のスクラップ帳、各地を回って集めた郷土玩具、妖怪画などを手元に置き、テーマとなる妖怪の居そうな場所のイメージ、妖怪のイメージ、そして妖怪を見た人の怖がる様などを1枚の絵の中にまとめ、いにしえの妖怪を生き生きとした形で現代の人々に紹介しました。

初めは鳥山石燕などの作品に出てくる妖怪と水木しげるのでは、構図も顔も何もかも一緒でこれではただの模倣……?などと考えましたが水木先生は「妖怪は、昔の人の残した遺産だから、その型を尊重し、後世に伝えるのがよい」と仰っていたそうです。敢えてデザインを変えないことで昔からの「化け物」「お化け」「妖怪」のイメージを大切にした結果であることが分かりました。




一方で文字で表現されたお化けを想像でデザインすることは無かったようです。また、河鍋暁斎や月岡芳年などの妖怪は「怖がらせようとしすぎている」と評し、取り入れることはありませんでした。

この辺りの詳しい情報は


妖怪伝承と漫画家・水木しげる 

こちらの記事が本展覧会とは無関係ながらとても参考になります。


妖怪カメラARというコーナーでは、アプリを使って会場で妖怪を探すことが出来ます。写真に残せるので思い出になるし、動画として浮かび上がる妖怪たちは楽しいです。



今では私が妖怪の一種になりかけているのでお化けなんて全く怖くないです。子供の頃はお化けの絵や解説を読むだけでも怖くて、夜眠れなかったのに。その頃の気持ちを思い出すと「見ると死ぬ系」「目が1つ」のいずれかのお化けに酷く怯えていました。目がたくさんのお化けも怖いですね。


いったんもめんが好きで色々集めてますが実は、ゲゲゲの鬼太郎のアニメほとんど見た事ないんです。


上の階にあるカフェでのコラボメニュー、いったんもめんのラテが楽しみで行ってみたら開店早々うりきれでした。平日のもっと早い時期にくればよかった。