『ジャージー・ボーイズ』を終えて② 〜衣装と役たち〜 | 大音智海の歩き方

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一昨日はブログ読んでくださりありがとうございます!!

さて、今日は衣装写真と共に自分の役を振り返ろうかな。

あ、是非服の色に注目してください。
『ジャージー・ボーイズ』は4つの季節をそれぞれのメンバーが司って語っていますが、藤田さんと衣装の小林巨和さんは、衣装の色でも季節を表現しています。


あとはなんですかね、僕の髪型とか?笑

まず、冒頭。
フランス語版のDecember, 1963
「Ces soirées-là」のダンサー。
帽子ピカピカです。
実はよく見ると腰に虹色のカマーバンドがついてて、女性陣の服の虹色と一緒。
まだ季節は始まっていないので虹色。


さあトミーの季節!春!
春の色は、
赤!!
僕以外の皆さんも赤の衣装を着ています。
バラエティートリオのお客さん。
ずっとビール飲んでます。

ここの髪型スーパー苦労してました笑
というのは、僕はまず出番前にストレートアイロンで思いっきりキノコクセをつけて🍄
それに少しワックスつけて
始まる前はこんな感じ
まりゑさん撮影
くせついてます。
それを書き上げて冒頭の帽子かぶって、

で、帽子脱ぐと、

とんでもない髪型になっている(゜▽゜;)

のでそれをsilhouette(シルエット)歌いながらなんとか人様の前に出られる前髪にして、ビール持って椅子持って登場と。


で、その頭に串をかけると
あら不思議ハンサムハンク!!女の子がキャーキャー言ってるぜ!!

と、なるわけです笑
春の象徴みたいな真っ赤な派手な服!

まあでも第4の男になりそびれるわけなのですが・・・

いやーおれは行けると思ったんだけどなー
ボブゴーディオ出る幕もなく、ハンクの革命的加入でThe Four Loversの曲がロックの殿堂入りする予定だったんだけどな・・・

実際のハンク、そしてThe Four Loversはちゃんとガッツリ活動してますよ!
シングルも出してるし、You're the Apple of My Eyesもハンク時代の曲!全米第62位!!!!
すごいぞハンク!!

いや、やっぱあの天才ボビー小僧すげえな・・・
16歳で書いた曲が全米No.2でしょ・・・

なんかのフォーシーズンズの本に、『ジャージー・ボーイズ』でハンクの扱いが悪過ぎるみたいな書いてあったなありがとう著者さん(;▽;)

いやでも全カットしたクリントイーストウッドよりマシですよ笑
あ、全カットじゃないか、ジョーペシの悪口だけ生き残ってたな・・・


さてそんなことで春が終わり
夏!夏の色は黄色!
フランキーのIn The Moodを劇場にいるどのお客さんよりも最高の位置で歌声聴いてる観客の役でした笑
ところでこのワイン、いくら飲んでもなくならないんですよ。
それをまりさんやるんさんに日々突っ込まれていた。


ブリルビルディングの方。
残念ながらボブの加入したFour Loversに魅力を見出せなかった彼。
いや、ハンクが加入してるFour Loversなら大歓迎だけどね!!グラサン


ちなみにこの小道具なぜか「綿引」と書いてある。
いや、僕のです・・・。


次は初演にはなかったマイナーチェンジ!!
December, 1963のシャウトマン!
In The Moodのジャケットにネクタイをつけ(このネクタイが今回の新アイテム!!)首元あけて完成。

たくぴーさんとやすさんと戯れるのが楽しかった笑


お次が。
オーマイガ!
耳かけ忘れてるー!!


けれども皆さん、こちらのナタリーさんの記事に、なんとも嬉しいステキなBINGO!写真がありますので是非ご覧ください。
ナタリーさんありがとうございます!!



ボブ・クルーの愛人、録音技師のフィル。
なんで愛人なんですかね、と思うけどやっぱりこの時代はゲイの市民権とかほぼないのではないでしょうか。クルーもフィルもこういう仕事でしか生きる場所なかったのかなーと思ったり。だからおおっぴらに恋人と言えない、とかここまで書いてみたけどよくわからない笑
とりあえずハッキリ言えるのは、フィルはクルーに惚れまくってました。そしてクルーに可愛いと言ってもらうために必死でした。そのために昔の小林麻耶さんとか小倉優子さんとか乃木坂の皆さんとかをフィルはめっちゃ見てました。

そんな気持ちからか、初演になかった耳かけが生まれました。
もうね。とにかくクルーにモテたかったメラメラメラメラメラメラ

その結果もっくんに言われた一言
「とも、前髪とかすごいアイドルっぽくなったけど、じゃあなんでヒゲ生やしてんだよ笑」


わかんない(゜▽゜;)笑
フィルはこれが最高に可愛いって思ってたんじゃない?笑


ちなみにこの『ジャージー・ボーイズ』のヒゲ案。
これは我らが演出家藤田俊太郎さんの案でございます。
初演、僕はこうなる予定だった。
おー。いいじゃないですか。
すると藤田さん
「大音くんを気持ち悪くしたい(・▽・)」
「ヒゲ生やそう!」
「頭もよりキノコに!」
「お!いいね!笑 気持ち悪いね!笑 最高だよ!笑」


と全ての語尾に笑ついてる感じで楽しそうに話されてました。

ということで「大音くんヒゲない方がよくない・・・?」「大音くんヒゲ合ってるの?」という声をくださったそこのあなた。
その感想で大正解です!笑
そこを藤田さんは目指していたので!笑

そう言えばピーターパンでも僕ヒゲ生えてましたね。
藤田さんの作品で大音ヒゲ生えガチ。

この衣装、リボンでもっくんと遊んだり、あと微妙にはだけたりして色々遊んでました笑



はい、収録スタジオのスタッフさん。
なんか目がうつろですね。
雑用に走り回ってました。
ノーマンワックスマンの「スポンサーだよ君」という一言に納得してしまい、彼のスタジオ不法侵入を防げなかった雑用くん。
僕のせいで1幕気まずい感じで終わってしまったー(; ;)




で、夏が終わって、


2幕!
秋です。
色は青!
オハイオ州クリーブランドの田舎警官。
ネクタイが青です。
ちなみに1幕の春の警官はネクタイが赤です。
気づきました?
さて、初演と比べ1番変化のあった役かもしれません。
今回新たに、方言がつきました。
お気付きの方もいらっしゃると思いますが、山梨の甲州弁です。
稽古中に藤田さんがオハイオになまりあるから方言足そうと提案してくださり、オハイオっぽい方言なんだ?みたいな話をしてる時に、ちょうどやすさんの出身地である山梨の甲州弁にしてみようと。
やすさん甲州弁ご指導ありがとうございます。
写真のごちゃごちゃーとしたのは念願のフランキーのサインの群れです。
手帳に50ページもないので笑
しかも初演から大事に使ってるやつなので。
サインてえてして読めないですよね。
全然関係ないけど僕はサイン読めたい派。



さてお次は、

秋のフィル
もっくんと。
もっくんには今回本当にお世話になりました。
ハウスがお隣さんということもあり、2人でホントに色んなことたくさん話しました。
よくご飯も連れてってくださったり、楽しかったなー!
最高の先輩です。
また共演したいと心から思います。
Sherryの完成を待つクルー宅や、レコーディングスタジオではもうなんだか初演を遥かに超えたイロイロをしてて失礼しました・・・。
皆さんあんな照明の当たってない暗いところを見てくださっていたんですねありがとうございます笑
楽しかった!


さて、冬です。
冬は黒と白のモノトーン。
これは初演には写真撮れなかった衣装ですね。
Bye Bye Babyの傘の男。
この頃にはキノコこの写真よりもう少し収まってる気がする。
ここの歌ソロが好きでした♪
フランキーやフランシーヌなかなか暗い雰囲気の中1人ルンルンですみませんね笑


で、これ終わったら、皆さんハウス見てた方はわかるかもしれませんが、

全力のヘアチェンジです笑
マッハです。
ワックスでグワッとね。
なんならBye Bye Baby歌いながらヘアチェンジになる。
このヘアチェンジは初演にはなかったものです。
新生Four Seasons。
ほかの3人がキッチリ系の髪だったので僕もということで。
ちなみに服もマイナーチェンジ。
ベストが追加されました。
新生の時はジャケットの前閉めて、ホーン隊の時は前開けてたの気付きました?


で、新生終わった後は今度はまた髪を降ろす!
これがなかなか大変でした。
ワックスガンガンついてるので笑
最後の衣装ですね。
ロックの殿堂入りから、カーテンコールまで。
ちなみにロックの殿堂ってオハイオ州にあるんですよ!
だからもしかしたらあの田舎警官も見に来てるかもしれません。
大ファンですから。

ちなみに気付きました?
えり片っぽ立ってる笑
出番直前に演出部さんが気づいてくださりことなきを得ました笑

本当に小林巨和さんの衣装、どれも素敵で着るとスイッチ入りテンションあがりました!!


こんなところで『ジャージー・ボーイズ』を終えて衣装編でした。

まだもうちょっと書きまーす。
後日でも。


P.S High Fidelity台本と楽譜届きました。

台本、、、

めっちゃおもしろい。
なんなら小説よりおもしろい笑
稽古でどうなるか楽しみ!