オペレーション・ルームの手術現場＠フィリピン

アロハ・メデカル・ミッションの

ボランティアの参加者には、色んな分野の

人達がいますが、今回はグアムからの

高校生もいました。

毎朝のミーティング時には、スケジュールの

報告ばかりでなく、学生にも課題が’

与えられていたようで、医学生を含め

４人の学生がフィリピンに付いて

発表しました。

この学生は何とパワーポイントを使って、

フィリピンの地理や経済、文化などを紹介、

その内容は高校生とは思えない素晴らしい内容の

スピーチでした。

もう一人のグアムからのジョジョも、自分なりに

研究してまとめてきた報告をしました。

ただ一人だけとってもイケメンの医学生が、

課題を忘れた様でDr.Wongからお叱りの

言葉がありました。
 

朝のミーティングが終わった後、直ぐに病院に

向かうと朝の７時半には既に手術予定の

患者さん達が待っています。

手術前にはドクターが、患者の様子や病状を

チェックします。

この日はマイクがDr.から要請されて、

口唇裂手術のヘルプをしました。

私も前回アシスタントしたのですが、

手術中のDr.の指示に従って
口の中のバキュームをするのです。
 

一見簡単そうですが、ドクターの手術の

じゃまにならないよう見計らいながら

口の中を綺麗にバキュームします。

それに一番辛く思うのは、２時間の間同じ姿勢で

手を動かして集中しなければならないので、

多分もう数日で73歳になる旦那様には

大変だったかと思います。

（本人は貴重な体験をしていたので、

疲れは感じなかったよと強がっていましたけどね）

でもその手術を、毎日何度も行うドクターは

もっと大変だと思います。

 

こちらは昨日に引き続き、婦人科のオペレーション・

ルームで、右に座ってカルテをチェックしているのが、

これから執刀するカルフォルニアからの女性ドクター。

手術前には患者の名前、年齢、病名などを

確認した後、手術に入ります。

今日のは昨日とは又違った形の腫瘍だったのですが、

見たくないと思う方は引き続き、スルーして下さいね。

多分これが最後の写真だと思います。
 

手術の様子を見ていると流れ作業の様に、

テキパキと器具を渡すナース、

それにドクターの助手、

時々電気メスでカットするので、

焦げたような匂いが部屋に立ちこめます。

まさに『ゴッドハンド』の持ち主のドクターです。
 

そうこうして約２時間後位経ったでしょうか、

お腹から二つに分かれた大きな塊が出てきました。

長くほって置くと、腫瘍がドンドン成長して

細分化してしまいます。
 

その後も約1時間程かかって取り出された

腫瘍ですが、何時間も手術に集中して

無償で働くドクターやナース達、

それも1日に４人位執刀しているのですから、

本当に頭が下がり凄いとしか言いようが

ありません。

今日も改めて健康の大切さを、しみじみと

感じた日でした。
 

 

いつも私のブログに訪問頂き、有り難うございます。
貴方のクリックが私のやる気となりますので、応援宜しくお願い致します。

Please click banners below to help for my blog ranking.
Thank you and big Mahalo