この冬一番の冷え込みだという日、雪の舞う京都市右京区高雄山にある神護寺へ行った。
高雄山というのは、嵐山を更に北の山へ登ったところ。
神護寺は、高野山真言宗遺迹(ゆいせき)本山。紅葉が有名な寺で11月には多くの人で賑わうそうだが、
真冬なので当然空いていた。
神護寺には専用駐車場がない。
事前にネットで調べたが、市営駐車場から徒歩30分とか境内のそばに駐車場があるんだかないんだかはっきりしないので
とりあえず行ってみた。
高山寺のそばの市営駐車場にまず行ってみたが、どう考えてもここから神護寺まで歩くのはきつい。
バス停があったが、神護寺のそばにバス停があるのかすらもわからなかったので、引き返して
一番近そうな「もみぢ屋」さんという旅館の駐車場に停めさせてもらった(800円)。
下のMAPはそこでいただいたもの。
これが事前にあれば、困らなかったのにな。
もみぢ屋さんはMAPの1番の場所。
建物の脇にくだりの階段があり神護寺の参道に出られる。
が、通行止め。
去年の夏の台風で一部土砂崩れがあるとか?
川をわたり、神護寺の参道の階段を登って行くと途中も倒木していた。
参道の途中には、休憩用に2カ所の茶店があるが、
閉まってた。
硯石という石が途中にあった。
立札には、弘法大師がこの石を硯に見立てて対岸に筆を投げたら額に「金剛定寺」という文字が書けたという逸話が書いてある。
ようやく山門。
思った以上に道のりが長く、山門に着くころには暑くてマフラーを外すほど。
山門の脇に受付があり、拝観料600円。
広い境内を抜け更に階段を登っていくとやっと金堂が見えてきた。
この階段は、よく時代劇に使われているところ。
こちらが金堂。
神護寺のご本尊は国宝の薬師如来像なのだが、ここは内陣の中まで入ることが許されていて
間近に拝することができる。
大師堂
地蔵堂の近くにかわらげ投げができるところがあるが、閑散時売店は休みなので山門の脇の受付でかわらげが買える。
ここは神護寺の中で一番見晴らしがいい場所。
高いところまで登ってきたなぁと実感できた。
参道の階段はきついけれど、間近に国宝が拝せ来てよかった。
また、ご住職が書かれたお正月の特別なご朱印も戴けた。
■神護寺
9:00~16:00 拝観料600円
駐車場なし(近隣に有料駐車場・府営駐車場有)