3月ってウキウキします | 小さな花のひとりごと

小さな花のひとりごと

乳がん再発の心の動きを綴っています。
現在、肺、縦隔、骨に転移していますが、治療のおかげで元気に過ごすことができています。
やれることをやれるうちに。

3月という月は、ウキウキします。
誕生日が3月というのもあるのでしょうか。
長く寒い冬が過ぎて、やっと春が来たと感じる開放感がなんとも言えません。
 
昨年の3月1日は、緩和ケアを初受診した日でした。
あの日に、何かが進み始めました。
 
何もできないと言われていた治療が進んだこと、
主治医を代えることができたこと、
介護保険の手続きなど、
停滞していた自分や周りのいろいろなことが動き始めて、今の状態にまで回復できたことは、
全てがあの日がスタートでした。
 
緩和ケアってすごいですね。
当初、自分は緩和ケアしか行くところがないんだと思っていました。
そういうところだと勘違いしていたのも学びました。
 
昨年と比べてどれくらい回復したのか、実際には身体に訊かないと分からないけれど、
(CTとかレントゲンとか診ないとね)
体感的にはすごく回復しています。
それだけで充分です。普通の生活ができるのですから。
 
先日は、群馬県下仁田町に紅梅を観に行きました。

梅の濃いピンクはキレイです。
桃の花みたい。
紅梅の実は食べられるのか調べたら、
白梅の実に比べると、実が小さく果肉が硬く、軽い苦みがあるため、
食用としては白い梅の実が好まれるようです。
なるほど、だから梅林には紅梅の木が少ないんですね。
有名な南高梅は、種が小さく果肉が多く柔らかいので、ねっとりとした質のいい梅干ができるそうです。
紅梅と正反対です。
 
山道を登りながら、梅の香りを楽しみ、紅梅の花を観て、視覚・嗅覚の五感を刺激して
春そのものにどっぷりと癒されました。
梅が終る頃には、桃の花。そして桜。
ウキウキしないわけがありません。