今や、ウィッグは必需品 | 小さな花のひとりごと

小さな花のひとりごと

乳がん再発の心の動きを綴っています。
現在、肺、縦隔、骨に転移していますが、治療のおかげで元気に過ごしています。

イブランス(進行性もしくは再発&ホルモン治療との併用に適応される抗がん剤)を使うようになって
白血球は相変わらず低空飛行中ですが、もう一つ目立つ副作用が脱毛です。
もののみごとにしっかり薄くなりました。
 
初発の時は、とうぜんながら全ウィッグのお世話になる脱毛ぶりでしたから、
それに比べたら、見た目はまだ自毛がありますが、
ホルモン治療のせいか、髪はパサパサ、ぼわぼわ、ふわふわ。
美容院で、どんなトリートメントを施してもらってもその場限りです。
(ついでに爪もガタガタ、ぼろぼろです)
 
いつの間にか、部分ウィッグが3つになりました。
初発の時もそうでしたが、
最初はけっこう高級なウィッグを買いました。
ちょっと高価なもので安心感を。
安心感という保険をかけて、次に安価なもので冒険ができます。
 
高価なウィッグであれば、絶対自分に合うと信じて買いますが、意外とそうでもないんですね。
これは20年前も今も、同じです。
*気に入るのは値段では決まらない
 
最初に買ったのが税込みで25万円。

次に購入したのが有名ネット販売で4000円のウィッグ。

なんと、使いやすく愛用しているのが4000円の方です。
不思議ですね。
今の安価なウィッグの品質はなかなか良いのも分かりました。
20年前の時はあきらかに人工的でしたが、今のは違います。
 
でも、どんなウィッグでも使わないのが一番です。
常に違和感はありますから。
私たちには、ウィッグを着けてそのままジッとしているわけでなく、生活があるのです。
髪は動くものです、いろんな風も吹いてきます。
服や車の背もたれに擦れたりもします。
そのたびに、どうしても不自然なヘアスタイルになってしまいます。

それはさておき、

これだけ髪が薄くなると美容室に行くのも勇気が要りますが、それは開き直りで対処しています。

美容師さんは、言葉に気を付けてくれて

絶対に「髪が減った」とは言わずに「髪が細くなりましたね」と言ってくれます。

美容室は癒しの空間であるべきです。

何よりもシャンプーが心地よくなったことが嬉しいです。

美容室のシャンプーが息苦しい | 小さな花のひとりごと (ameblo.jp)