何も治療がないと言い放った医師 | 小さな花のひとりごと (ameblo.jp)
続きです。
開口一番に「何でここに来たの?来られても困るんだけど」「ここでやることはないんだけど」と、言ったO医師は、
左肺動脈にガン細胞が大きくまとわりつき「おそらく左肺は機能していない」と画像と共に矢継ぎ早やに説明しました。
「それで?やることないけど、あなたはどうしたいの?」と問い詰めてきます。
自分の予想を上回る状況を知ったばかりなのに、今後どうしたいのか、今すぐにO医師に答えを出さなければいけない。
何か言わなければ・・・焦ります。
①やることがなくて。②この病院に来ても迷惑。③肺が使いものにならない。④再発、あちこちの転移。
「あとはなるべく苦しまずに穏やかに・・・」と言うしかありませんでした。
O医師は「うん。そうだよね。」 私の答えが気に入ったのか、柔らかい声になりました。
その時やっと私の方に顔を向けて、そして1か月後の緩和ケアの予約を取ってくれました。
もう一つ、循環器内科の予約も取ってくれました。
後から他の医師からの説明で、分かったことは縦隔リンパ節の転移もかなり大きかったようです。
O医師がそれに対して触れなかったのは、言っても無駄だと判断したのか、説明は循環器内科の先生に任せたのか、と思うしかありません。なぜならその日以来、一度もO医師に会っていないからです。
結局、循環器内科ではあまり意味のない検査をしただけで終わりました。
緩和ケアの予約は1か月後です。さらに無治療が続きます。
緩和ケアの診察までの1か月は、これまで出会った医師の話を整理する時間でした。
どの医師もそれぞれ専門が違うために素人の私にはまだ点と点といった感じです。
今まで5人の医師と出会っています。その中でO医師には驚きました。こんな人がいるんだ、医師であれば尚のことあってほしくない人間性でした。
このあと更に6人の医師と関わります。どのお医者さんも優しい先生ばかりなのに、残念なO医師