前回の記事の続きになります。
乳腺外科の医師から想像もしていなかった言葉を聞かされて、落ち込むというより呆然とした時から
今まで出会った医師たちの言葉を私なりに整理しました。
納得出来ないことや理解に苦しむ内容もありましたが、最終的には自分自身で結論を出すしかありません。
弱気と言われそうですが、静かに逝きたい、誰にも知られずに。
自分の人生には満足している、いつ何があっても悔いはないのです。
誰にも知られずにと言っても、子供達には知らせなければなりません。
ラインで会話しました。
4か月前のことなので、どんな会話をしたのか今では覚えていませんが、
やり取りをしていくうちに、初めて別れの寂しさがこみ上げてきました。
死の恐怖も、生きる意欲も無くなっていた私でしたが、
娘との会話は感情がどんどん高ぶり、ポロポロと涙が溢れ、こぼれ落ちました。
もっと一緒に買い物したり、お出かけしたい。これで終わりではイヤだ。
そして、
もっと生きたい意思があったんだと気付かせてくれたやり取りでした。
・・・電話で話さなくて良かったです。とても会話にならなかったと思います。
娘は生後5か月の赤ちゃんを抱いて新幹線で飛んできました。
それからも毎月のように遊びにきています。
赤ちゃんは、命そのもの。
なんの不安もなく精一杯生きている。
ひたむきに生きているからこそ、
わたしたち大人は無条件で愛情を注ぐことができます。
生きるってこうなんだな。