ドイツから帰国したら絶対やりたい!と娘が切望していたのが「スイミング」でした。
渡独前まで日本で通っていた幼稚園では夏の時期に園のプールで軽く水遊びした程度で終わり、ドイツ生活の中ではコロナ前に1度プール施設に遊びに行ったことがあったのと、日本人学校で昨年2日間だけ水泳の授業が設けられ(校外のプール施設にバスで向かいました)、その時に泳ぐ前段階の基礎中の基礎を少しやったというのが唯一の経験でした。
娘は日本人学校での水泳の授業がとても楽しかったらしく、その日からずっと「帰国したらスイミング!」と言われ続けてきました。
そんなわけで、3月の帰国後少し落ち着いた5月に、いろいろ比べた中で選んだスイミングスクールへ1ヶ月の体験入会を申し込みました。
「体験入会」はスクール指定の水泳道具を購入せず、通常よりお安い料金でレッスンに参加することが出来ます。
あんなに楽しみにしていたスイミングスクールでしたが、娘は2回目のレッスン終了時に「もう辞めたい」と言いました![]()
理由は、10人弱の生徒数に対して一人のコーチが一人ずつ泳がせていくわけなのですが、実際水の中に入れる時間よりプールサイドで自分の番が来るまで待機している時間の方が圧倒的に長いのです。。。![]()
これは私も見学席で様子を眺めていて、コーチが一人である以上、安全上こうなってしまうのはやむを得ないことであるとは言え、率直に「これは効率悪いな…」と思ってしまいました![]()
1レッスン1時間ではあるのですが、時間キッチリに始まる感じでもなく、なんだかんだでちゃんとレッスンが始まるのは予定時間より5~10分過ぎた頃で、後のクラスの子との入れ替えも考慮して50分ぐらいになると水から上がってシャワーを浴びたり体を拭いたり…と終了モードになるため、実質的なレッスン時間は40分程度かなという印象でした。
その中でまともに水の中に入れた時間…となると本当に少なくて。。。
これは、初級クラスの中でもいちばん下のクラスでの話なので、もちろん上のクラスになっていけば泳げる時間も増えていくのだとは思いますが、このペースで続けていっていずれは泳げるようになるにしても、コスパが悪すぎるのでは…?!と私自身が感じてしまったので、娘の辞めたい発言に異を唱えることが出来ませんでした。。。(^ ^;;
これだったら、市民プールにでも連れて行って何回か集中的に親が教えた方が早いのでは?と思い、ひとまず今回のスイミングスクールでは体験入会のみで終える決断をしました。
他のスクールでは違うスタイルでレッスンしているところもあるかもしれないとは思いましたが、娘のモチベーションが大幅に低下していたことに加え、私も改めてあれこれ調べる気力が無くなってしまい
別のスクールを検討することはしませんでした。
で、そうこうしている内に娘の通う学校でも水泳の授業が始まり、夏休みに入るまで1度も悪天候で中止になることもなく、予定していた分全て泳ぐことが出来たわけですが(娘の学校では水泳の授業は2時間通して行われます)、娘はというと学校の授業の中だけでクロールと平泳ぎを習得できたようです。(笑)
どこかでうっすら聞いた話では、小学校の1,2年生ではあまり「泳ぐ」ということにフォーカスした内容ではなく、水遊びを中心に水に親しむ的な授業内容になることが多いとのことだったのですが、娘の話を聞く限りでは結構ガッツリ泳ぎの練習が出来たっぽいです。
実際に泳ぐ姿を見られていないので、子供の言う「出来た」をどこまで信用していいのかは怪しいところではありますが、平泳ぎに関しては担任の先生から「平泳ぎ出来てますね!凄いですね!」と褒められたらしいので、本当なのかなと。
親としては、全く泳げないとなると命に係わることなので、そうなってしまうのは避けたいと思いつつも、基本的な泳ぎがそこそこ出来ればそれでいいかなという気持ちでいたので、学校の授業だけでなんとかなるんだったら、それで十分かなと考えています。
スイミングと言えば、義母から聞いた夫が3歳だった時にスイミングスクールに入会した時のエピソードがありまして。
初回レッスン終了後に当時3歳だった夫が受付の人に
「もうこれ以上水は飲めません!!」
と言って、親がお迎えに来る前に自ら退会宣言をして、1回で辞めてしまったんだとか。(笑)
「もう無理!」と思ったら迷わず辞める決断が出来てしまうところは、夫に似たのかな…と。(^ ^;;
※その後夫は、数年後にスイミングを再開したようですが






















