あ『10年時間』
癒し絵心理セラピストの、ともみです。
2021年、どんな年でしたか?
いろんな事があって、たくさん変化しましたよね。年末になると「区切り」のようなものが見えてきたような。
毎年この時期になると、新しい年にむけて「星占い」を読むんです。
それによれば、どの星座もこれまでの10年が終わり、これから新しい10年が始まるとのこと。
私自身、結婚してもうすぐ丸10年。
とても濃厚な10年間。やり直したいと後悔していることはひとつもなくて。
新しく始まる10年という時間に期待を膨らませ、これからどんな生き方ができるだろうかと内心わくわくしています。
私の2021年は、子育てに翻弄されっぱなし。南インド料理店パイシーパイスの店主としても、緊急事態宣言下のあれこれで息切れしそうでした。
そうこうしがら、いろんな事を改善する良い機会と捉え、自分の内面を改善することが出来ました。
シャビンとスタッフを信じて様々なことを手放していきました。今では新しいアイデアを皆で話し合えるようになり、店のSNS発信もスタッフが心を込めて一生懸命やっています。
おかげで私は子育てしつつ、裏方仕事をやりつつ。また、癒し絵講師として、心理セラピストとしての学びを深めることが出来ました。
絵の講師として初めて立ったのは、小学生向けの講座でした。公民館の夏休み企画で、あのとき選んだ画材は「クレヨン」。
私がオーストラリアで学んだ、チョークアートと言われる技法で使われるのはオイルパステルですが。クレヨンとオイルパステルは似てるんです。
(オイルパステルのほうが発色が良い)
画材は各自持参なので、小学生ならきっとクレヨン持ってるだろうと思ったの。
で、私がチョークアート講師の資格を持ちながら、チョークアート講師にならなかった理由としては。
私が伝えたいのは「技法」じゃ無い、と感じていたから。
じゃあ何を伝えたいの?と自問してもよく分からなかったんです。
ひょんなことから絵を教えることになってしまった。(喜んで引き受けた)
集まった子達に、まずは「好きな色」を選んでもらいました。
それから「色と感情」について伝えると、とても真剣に聴いていました。
どんな色も必要な色。
色と気持ちは繋がっている。
描くこと、観察すること。
クレヨンを握りしめる手。
夢中になって取り組む姿。
どんな状態を「完成」と見なすのかも、子ども達にお任せしました。
それぞれ出来たと思ったらサインを入れて、作品が出来上がる。
おそるおそる、とても丁寧にサインをしたあとの達成感。
その子ども達の顔を見てたら私、
「なんか…幸せ」て感じたんですよ。
私が伝えたかったのって、こういう「感触」「感覚」「心」「感情」だったんですよね。
積極的に手を上げたり、質問したりする子はいなくて。むしろ、そういうのが苦手な子達は、絵を描くのが好き。
私もそうだった。
小さい頃、はっきり喋りなさいとか、返事をしなさいとか、自分の意見を言いなさいとか言われたけど出来なかった。
だからといって何も疑問がないわけじゃない。声を出したくても、どうしても出せなかったりするのです。
そういう時は、大人から声をかけてあげたらいい。表情や仕草で、困っている時は分かるからよく観察しておく。集中してる時は、黙って見守ってあげたらいいだけ。
目の前にあるものや与えられた時間の大切さを、教えるまでもなく子ども達は知ってるのだと思います。
さてさて、
その後、大人向けの企画があるということで、講師を引き続きさせていただくようになりました。
それが「ヒーリングアートクラブ」という継続したクラブになり、1年が経ちます。
大人向けの画材を何にするか迷ったあげく、「色鉛筆」なら持ってるかな?と考えてそうしました。
しかし実は私、そんなに色鉛筆ユーザーじゃ無かったんです。
昔からパステルペンシルは使っていたのですが、形状は似ていてもパステルは水性、普通の色鉛筆は油性。
画材によって、感触や塗り重ねた時の発色がぜんぜん違うんです。
よし色鉛筆だ!と決めたあとに、やべ!と思いました。
でもとにかく、やるしかないー(笑)
それから色鉛筆の扱い方を必死で勉強し始めました。
勉強する→伝える→疑問が出る→やってみる→また勉強する→伝える
このサイクルが、最初はすごく大変でした。
でも、大変だと感じることって実はすごくやり甲斐があるんですよね。子育て同様に。どんどん壁にぶつかって、どんどこ超えていく。
やればやるほど楽しくなってくる。
伝えられることが1年前より増えてる!てことに最近きづいて嬉しくなりました。
来年はどんな癒し絵やってこうかな、あれもこれもしたいな♡
純粋にただ絵を描く喜び、色や心のこと、もっと深く伝えられるようになりたい。
応援してくださったり気にかけてくださったり。そのお気持ちにいつも支えられてます。本当にありがとうございます。
どうぞ、良いお年をお迎えください。
ともみ