<教員採用試験、面接より筆記重視へ>
http://www.asahi.com/articles/ASJ363R28J36PTIL001.html
このニュースを見たとき思わず爆笑してしまいました(≡^∇^≡)
大阪だからネタか何かと思ったんですが、中身はマジな内容でした。
もともとの試験は、
「面接と筆記試験が50:50で評価して、合計得点が高い人が通過する」
という流れだったのを、
1次試験で筆記試験で合格した人のみ面接に進める。
2次試験で筆記試験の得点の高い人から合格
(ただし2割ほどは、面接点の高い人から合格させる)
という方式に変更するらしいです。
理由が、
「教科の中身に習熟していない若い教諭が目につくようになったから」
らしいです。
「コミュニケーション能力が1番重要」と掲げる最近の風潮に、真っ向から反対するような、変更ですね!
私なりにこの試験方法の変更を<わるいこと><いいこと>2つの面で考えてみました!
<わるいとこ>
「筆記試験と面接の合計点の高い人から選ぶ」という今までの採用方法の方が偏っていたのではないか?という印象を受けます。
いくら面接で印象が良くても、先生の仕事は「授業」で子どもに勉強を教えるのが、基本です。なので、最低限の学力がなくても採用されてしまうというのは、根本的に問題だと思います。
もちろんコミュニケーション能力は大事ですが、子どもに勉強を教えられないというのは、一番信頼関係を崩壊させる原因になります。
なので、筆記試験の合格者のみ面接に進めるというのは、学力重視というか、普通の採用方法に戻ったと言えると思います。
<よかったこと>
とはいえ、「コミュニケーション能力重視で採用する」という今までのチャレンジは評価していいと思います。
学力に偏って、コミュニケーション能力の低い人材が多いという指摘もあった中で、大阪市は人物重視という、大きく方針を転換して採用を進めてきました。
なかなか動かない学校教育という世界では、素晴らしい取り組みだったと思います。
今回のことで、学力と人間性のバランスが取れた人物を採用できる方法が、判明してきたのではないでしょうか?(≡^∇^≡)
子どものことを考えて、行動する大阪市のこれからの学校教育に注目ですね!
考えているうちに、先生の採用方法について、いろいろ書きたいことが出たので、次のブログに書いてみます!
以上です!
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