どんなに申し入れ書をもっていったり、説明を求めても、取り合ってくれない佐賀県の古川知事。HPなどを使って、かみ合わないメッセージを次々と出すことに関しては、かなり積極的。


 とりあえず、現在の玄海原発再稼働についての見解は、以下のページに書いてあることを見ろということですが、これまたツッコミどころが多すぎて、よせられている質問に答えているとは言い難いですが。。。

http://saga-genshiryoku.jp/about/chiji_kenkai.html

http://www.saga-chiji.jp/kaiken/11-7-14/index.html

 そういった質問をしに佐賀県庁に行ったら、門前払いだということは、9日のブログ記事にも書きました。


 しかし、ふと知事見解のページからリンクのある、「これまでの経緯 」というページ。知事は、ここで必死に何とか説明責任を果たしたというポーズをとりたいのでしょうが。。。なんか、引用・提示してあるコメントやデータが、全部経産省と原子力安全保安院のものばかり。本人、案外気付いてないのかもしれないね。自分が経産省と原子力安全保安院の代弁者になってしまっている事実を晒してしまってることに。

 古川知事の言動を見ていて、多方面の意見やデータを勘案して、悩んでいますという姿勢は、一切感じられません。

 非難囂々だった6月26日佐賀県での住民向け「説明会」 。たった7人をスタジオに招いて番組放送。実はこれ、経産省も説明会ではなく、広報番組だと事実上認めちゃってるんですが。それはともかく、会場外からよせられるメール&FAXも、九州電力が会社ぐるみで、やらせメールなどを送って多数派工作してたというのは、もう先週あたりから新聞の一面を賑わせるほど大きく扱われています。

 このやらせメール問題、九州電力だけが勝手にやっていたわけじゃありません。佐賀県の方も事前に知っていて、さも知りませんでしたという顔をしていたわけですから罪が深いわけですよ。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201107/2011070900340

 県がやらせメールを番組放送前に、事前に知っていたというニュースを聞いて、まず思い浮かんだのが、知事の「説明会直後」の会見。

http://youtu.be/XBVIz6l2r1Y

 最初の30秒くらいのところからのやりとりを見て下さい。「推進派によるやらせじゃないかとかいうことについては、見ていただければ分かる」といったことをおっしゃってますが。このときには、既にやらせメールについて把握してたわけですね。白々しいにもほどがあります。こりゃもう、佐賀県も九州電力とグルになって、いかがわしい「住民の了解」という輿論形成をやってたと批判されても仕方がない。

 7月8日に多久市で行われた県主催の住民説明会も、入場者は2割が九州電力が動員した関連会社社員だということが明らかになったし。
http://www.jiji.com/jc/zc?key=%b8%c5%c0%ee%c3%ce%bb%f6&k=201107/2011071400848

 もう、県主催で住民説明会をやって、住民の理解を得ようという手法自体が破綻してますよ。古川知事、「運営そのものが大きくゆがめられたとは思っていない」なんて呑気なコメントしてる場合じゃないですよ。もう知事の責任問題というところまで、問題は発展してきていますよ。

○古川3条件から4条件へ

 玄海原発を再稼働させる際に、佐賀県の古川知事が条件としてきたのは、「安全性の確保」「地元町の意向」「議会の議論」でした。これが、佐賀では古川3条件とも呼ばれてきました。

 6月29日海江田経産相が佐賀に来て、九州では横揺れの地震しか起きず、津波は起きないとか、地震が起きる可能性は低いとかいった説明をしたわけですが、それを聞いて知事は、「安全性の確保については理解した」と言い、県執行部としては再稼働について了承の方向で考えるとしました。7月8日に、県庁まで行って原子力安全対策課の人に確認してきましたがこの佐賀県としての認識は、現在でも変わっていません

 ところが、7月1日の県議会で、こういった重要なことは、海江田経産相の意向だけではなくて、首相自らの指示なのかどうか確認すべきではないかという議論が出て、知事本人も首相の意向を確認したいという答弁をしました。

 つまり、古川3条件はこの時点で、4条件になりました。そして4条件のうち、残るは「議会の議論」、「首相の意向」ということになったわけです(「地元町の意向」は玄海町の容認表明でクリアされていましたが現在は撤回されています)。この辺の知事の見解は、県庁のHP (知事の見解7.12)にも記されています。

 しかし、なぜ「首相の意向」をうかがうという事になったのでしょう?少し日本の政治制度論的なところから、その意味を整理しておこうと思います。


○担当大臣の意向 首相の意向

 日本の内閣において、その構成員である国務大臣は、担当する省庁の代表で、基本的に担当する省庁や分野の行政を任されています。強い権限をもっています

 戦前の大日本帝国憲法下では、総理大臣と総理以外の国務大臣の関係は横並びでした。ですから、各大臣が、総理の意図と違ったことをすれば、お願いして方針転換してもらうか、辞任してもらうか、または総理自らが内閣総辞職しなければなりませんでした(内閣の不一致は許されないため)。

 現行憲法下では、内閣総理大臣は、「行政権の属する内閣(行政府)の首長」と位置づけられ、各大臣に対して優越した地位をもっています。ところが、総理以外の国務大臣は、やはり相変わらず強い委任的権限をもっていることは、変わりありません。つまり、現行憲法下での国務大臣は、強い権限を持っているのか持っていないのかよくわからない、グレーな部分があるのです。

 6月29日の海江田・古川会談で古川知事は、安全性についての総理の意志を、かなりつっこんで聞いていました。何かあったときに最終的に国が責任を取るか否かは、国の責任者から言質を取っておく必要がある。そういった知事の判断は、当然のことでしょう。ただ、経産省の回答は要領を得ず、古川知事自身が「菅総理がどう考えているのかは、明確ではない」というに至りました。

 国から言質を取る相手として、経産相がふさわしいのか、総理本人であるべきなのか、日本の内閣の制度上、難しいところです。経済産業省所轄の問題だけに留まるなら、海江田経産相が、自分はこの件については一任されている、と自信を持って言質を与えてもおかしくないところです。実際、そういった自信があったからこそ、海江田経産相は6月18日の安全宣言を、総理に事前に知らせずにやってしまったのでしょう(7月6日衆院予算委員会での自民党の塩崎恭久氏への答弁より)。

 ただ、経済産業省所轄の問題だけに留まらないと考えるなら、経産相よりも更に上の行政の長から、責任のある言質を取るべきと佐賀県知事県議会が考えるのも当然でしょう。それで、担当大臣の意向よりも「首相の意向」を確認したいという話になったわけです。


○ストレステスト

 そこで古川知事の方としては、とにかく急いで「首相の意向」を確認ということを言い出し、7月7日は、自ら上京して確認するという、異様に積極的かつ性急な行動にでました。(8日に住民説明会で「住民理解」、11日の県議会「議会の議論」を得て、7月中旬には玄海原発再稼働に漕ぎ着けるためには、性急である必要があったわけですが。)
 しかし、知事が描いたロードマップは、総理が発表したストレステストによって、大幅に崩れてしまいました。


○政府統一見解

 ストレステストの話で、一気に情勢が変わって、玄海原発再稼働は半年以上先延ばしになったと思われましたが、すぐに推進派の巻き返しが来ました。枝野・細野・海江田の三閣僚が、11日に「政府統一見解」をうちだし、ストレステストを1次評価(簡易テスト)・2次評価に分け、玄海原発などは、1次評価の内容を見て再稼働を決めるというものです。一刻も早い再稼働を行わせる、推進派の巻き返しです。(詳しくはこちらhttp://ameblo.jp/tomodoi/entry-10951113221.html

 いくら再稼働のために動いても、これまで総理が再稼働に対する意志や基準を明言してこなかったため、三閣僚が業を煮やして再稼働のための指標を「政府統一見解」として定めたわけです。

 これに対して、総理本人は、「専門的な立場の皆さんのきちんとした提起があり、大丈夫ということなら稼働を認めることは十分にあり得る」とコメントしました。なんだか歯切れが悪いですね。再稼働するとも、再稼働しないともとれる。少なくとも、ストレステストが終わったら、自動的に再稼働にはならないという理解で良いと思うのですが、いまひとつはっきりしません。

 それはさておき、枝野・細野・海江田の三閣僚が決めた政府統一見解って、いったい何なんでしょう?3人で提言してるだけで、全然統一になってません。なにしろ閣議決定閣議了承も得られていないので、三閣僚の個人的談話としか言いようがありません。

 各国務大臣の管轄範囲を超えた重要事項について、行政の長が何らかの基準やルールを表明するには、閣議決定を経た首相談話を出さなければなりません。三閣僚の「政府統一見解」は、この閣議決定を取り付ける見通しがなかったため、珍妙な「統一見解」になってしまいました。これは行政の長としての内閣からのお墨付きとしての価値は持ちません。


○内閣は合議体

 いや、少し政治学を勉強すれば分かるのですが、実は日本の行政の長は、内閣総理大臣一人に属しているのではなく、内閣全体に属しているんですよ。なので、各国務大臣の所管業務の範囲を超えた行動な判断や声明を行うときは、総理個人でやっても意味がなく、閣議決定を経なければ、行政の長としての声明や判断にはならないのです。行政権は、総理個人ではなく、内閣全体に属するものなのですね。

 ちなみに、大統領制をとっているアメリカなどは、大統領個人が直接選挙で選ばれた存在であるため、極端な話、大統領一人に行政権が帰属しています。何か重要な声明や談話を発表するのに、国務大臣の了解を得なくても、政府を代表する声明・談話を発表できるわけです。でも、日本は制度上、そういうことにはなっていないのです。


 いや、実にややこしくて面倒くさい。でも、ストレステスト後の再稼働を牽制するには、再稼働に難色を示しそうな閣僚に働きかけ、「再稼働に際しての閣議決定を求める」ことと、ずばり「再稼働を容認しない」ことを改めて要請するのは、やってみる価値があることではないでしょうか。


(以下に、全閣僚の連絡先を列挙しようと思いましたが、大変なのでまた後で更新します。)

 とりあえず、菅首相のストレステスト指示により、再稼働容認の決定が流れた玄海原発ですが、原発推進派の巻き返しの動きは、予想以上に速いようです。

 政府は、「政府統一見解」として、玄海原発2・3号機など、推進派が再稼働を急ぐ原発に対しては、簡易なテストで一次評価を行い、フルテストの二次評価を待たずして、一次評価の内容で、再稼働の可否を判断するという方針を打ち出してきています。


 しかし専門家の指摘では、 「1次評価、2次評価と分けることの技術的な理由が見つからない」とされています。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20110712-00000016-nnn-soci

 あたりまえです、技術的な理由なんて、最初から有るわけありません。とにかく、1次評価、2次評価を分けるなんて手法は、玄海2・3号機などを、是が非でも夏前に再稼働させたい推進派がひねり出した奇策でしかない。これは財界・官界の推進派からの、一刻も早い原発再稼働要求に応えるために、安全確保などとは無縁に、経済的理由からひねり出された措置です(この経済的理由もどれだけ正当性があるか怪しいものです)。安全を重視するなら、ハナから1次や2次なんて分ける必要は無く、全ての原発に等しくフル項目のテストを行うという選択肢以外考えられません。経済的利害が、人の安全など、どうにでもないがしろにしてしまう好例といえるでしょう。


 前にも引用した、7月6日時点での小出裕章氏のストレステストに対する見解も、再度引用しておきます。

http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/07/07/tanemaki-jul-6/

 ストレステストとは、コンピューターで行うシミュレーションで、試験者がいかようにも甘い条件を入力すれば、どんな危険な原発でも、「安全」だという結果が出てしまうような代物なのです。これを再稼働のお墨付きにするわけにはいきません。ましてや、簡易版をお墨付きにするなど、更に言語道断のことです。


 見落としてはいけないことですが、ストレステストというのは、原子炉本体に様々な衝撃がかかった場合の耐久性を測るテストでしかないということ。原発周囲に、どの程度の地震や津波が襲いかかるかを、改めて見直すようなテストではないという事です。


 7月7日以降、すっかりストレステストの事にばかり視線が誘導されてしまいましたが、玄海原発では、そもそも何が問題だったかが忘れられてやしないでしょうか。1号機の脆性遷移の問題もさることながら全機に対して、震度7で370ガルの耐震設計しか為されていないこと。津波に対しては11mの海面上昇までしか想定していないということが、ずっと問題になってきたはずです。

 5月28日の九電本社で行われた説明会では、2008(平成20)年に柏崎などの原発事故を受けて改めて策定された耐震基準をクリアした耐震補強工事が、ようやく今年になって行われ、震度7で370ガルまでなら大丈夫といえるようになったとのことです。柏崎では1699ガルの衝撃が原子炉を襲ったのですが、その柏崎原発事故を受けて行われた耐震工事ですら、九州で起こる地震を甘く見積もって、衝撃も370ガルと見積もった工事しかしてないんですよ。

 また、5月28日の九電側説明では、11mの海面上昇というのは、福島の津波の程度も勘案しても、玄海原発は標高11m以上のところにあるから大丈夫ということでした。しかし、福島第一原発も標高11m以上の所に位置しながら、勢いを付けて押し寄せる津波は、斜面を遡上し、14.5m(遡上高)の所を海水が埋め尽くしました。津波に関して海面上昇だけを考えて、遡上高を考えないというのが、如何にバカバカしいか、素人でもわかる。


 つまりですよ、ストレステストなんて、何百回行ったところで、想定する地震衝撃が370ガルやら津波の海面上昇が11mでは、全く無意味だということです。なんか、ストレステストが注目されて、いつの間にか最低限の基準の位置が、極端に甘い方に誘導されてますよ。

 もう一度、ストレステストなんてものが出てくる前の土俵に戻って、原子力安全保安院の「安全宣言」を、徹底的に突き崩す必要があると思います。


 ストレステストを原発再稼働の基準にするという「政府統一見解」を出した三閣僚に、改めて抗議の声を送りましょう!あらためて確認しておきますが、「政府統一見解」というのは枝野・海江田・細野の三閣僚が勝手に決めた見解で、閣議了解もとれていない法的根拠は何も無いいい加減なものです。ただ三閣僚の願望をまとめた声明にしか過ぎません。(首相はとりあえず、ストレステストの結果が出たら三閣僚と相談して再稼働の可否を決めるとは言ってますが、再稼働させないという含みも残している。) ストレステストをやったら、それを根拠にすぐにでも玄海原発を再稼働させようとしている佐賀県の古川知事にも抗議の声を!

 ストレステストよりまず廃炉!(こんな申し入れも行われております。http://2011shinsai.info/node/405 )

 抗議の声の送り先は以下のとおり。(首相と統一見解を策定した三閣僚宛)

[抗議の宛先]
○菅直人首相
[国会事務所](FAX)03-3595-0090 (TEL)03-3508-7323
[首相官邸] (TEL)03-3581-0101 (意見を伝えることができます)
[ご意見募集] https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html
[官邸災害ツイッター] @Kantei_Saigai


○細野豪志(ほその ごうし)[原発担当相]
【細野豪志 国会事務所】
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第一議員会館620号室
TEL 03-3508-7116 FAX 03-3508-3416

【細野豪志 三島事務所】
〒411-0847 静岡県三島市西本町4-6 コーア三島ビル2F
TEL 055-991-1269 FAX 055-991-1270

【細野豪志 富士事務所】
〒417-0035 富士市津田町109-2
TEL 0545-55-5411 FAX 0545-55-5412


○枝野幸男[官房長官]
【枝野幸男 国会事務所】
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第1議員会館804号室
TEL:03-3508-7448
FAX:03-3591-2249

【枝野幸男 大宮事務所】
〒330-0846 埼玉県さいたま市大宮区大門町2-108-5 永峰ビル2階
TEL:048-648-9124
FAX:048-648-9125


○海江田万里[経産相]
【海江田万里 国会事務所】
〒100-8981
東京都千代田区永田町2-2-1
衆議院第一議員会館609号
TEL 03-3508-7316
FAX 03-3508-3316
e-mail: office@kaiedabanri.jp

【「海江田万里を支える会」事務所】
〒160-0004
東京都新宿区四谷3-11山一ビル6F
TEL 03-5363-6015
FAX 03-3352-2710
e-mail: office@kaiedabanri.jp

さらに、原発再稼働を急ぐべきと執拗に発言を繰り返している与党幹事長にも抗議の声を!

○岡田克也

【三重事務所】
〒510-8121 三重県三重郡川越町高松30-1
(電話)059-361-6633 (FAX)059-361-6655

【国会事務所】
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第一議員会館506号室
(電話)03-3508-7109


○古川康(佐賀県知事)

【佐賀県庁】

http://www.saga-chiji.jp/teian/


【資料画像】

こんな格好をして原発被災地に視察に行くような人が、急いで原発再稼働とか言ってるんですよ。

オルソン・D・ヴェルヌのブログ オルソン・D・ヴェルヌのブログ

 現地の人は普段着でマスク無しなのに、自分は防護服&マスクで現地視察する枝野官房長官。しかも車から降りたのは5分だけ。

オルソン・D・ヴェルヌのブログ オルソン・D・ヴェルヌのブログ
枝野官房長官より重装備で視察を行う岡田幹事長。握手をするときも手袋は外しません。

 佐賀県庁が、原子力政策関係の質問や申し入れをしに来た人を門前払いにし、庁舎をロックアウトに近い状態にしているということは、先日のブログ記事にも書きました。

http://ameblo.jp/tomodoi/entry-10947920016.html
 しかし、オカシイのは県庁の対応だけじゃないんですよ。

 9日にデモをやるとき、出発点と終着点の両方で集会を企画しました。出発時しか来られない人や、終着点にしか来られない人もいたので。警察からは、両方とも、念のため許可を取ってくれといわれました。ま、ちゃんと合法的申請のデモだから、指示通りやるかと、出発点の「どんどんどんの森公園」(市営)と「佐賀城公園」(県営)の行為申請窓口に電話しました。


○「どんどんどんの森公園」(市営)
 「どんどんどんの森公園」の方は、佐賀市役所の緑化推進課が窓口でした。本当は、1週間くらい前に申請用紙を出さないといけないといわれましたが、「急遽利用が必要となる場面だってあるでしょう」、「臨機応変にお願いしますよ」とねじ込んだら、急いで申請書類を送るようにいわれました。活動の主旨とか、深くは聞かれませでしたが、とりあえず「玄海原発問題を考える市民の会」の集まりということにして申請しました。それで、申請書類送ったら、すぐに許可書を送ってきました。
オルソン・D・ヴェルヌのブログ-どんどんどんの森公園利用許可書

 柔軟かつ迅速に対応してもらえたと思います。


○「佐賀城公園」(県営)
 問題は、「佐賀城公園」(県営)の方でした。こちらは、公園管理事務所というところが窓口でした。佐賀市と違って、最初から「何の集まりなのか」、「集会は基本的には認められない」とか、とにかくハナから取り合わない姿勢。

 「どういう集会なのかとか、そういったことはそちらとは関係ないことでしょう。集会がまずいというなら、公園で集まってピクニックやハイキングしてる団体や親子連れも利用できないということですね?」

 電話で散々粘った挙げ句、利用目的を「パレード終了後の反省会と公園内散策」とすることで妥協して申請用紙を出しました。そしたら、また申請用紙を受け取ったが、その内容に問題があるとか言って、また別の担当者が職場までしつこく電話してきました。ケチをつける内容は、また最初にいってた「何の集まりなのか」、「集会は基本的には認められない」といった類。この人たち、何度同じ話をループするんだ?最初の電話と同じ内容で反論しました。すると今度は、「とりあえずパレード後に公園内を散策する行為のみが行われると見なして、とくに許可の必要がないものとして扱います」とかわけの分からないことを言いだしました。とにかく、「15時から16時までは使いますからね」といって、こちらも電話を切りました。


○勝手に写真を撮るな

 9日のパレードをやる日の午前のことです。佐賀城公園には、何人かテント村を設営して頑張ってる人がいるのですが、今度は、その人たちのところに公園事務所の職員が3名ほどやってきて、「今日の集会は何人くらい集まるんだ」、「どんなことをやるんだ」と根掘り葉掘り聞き始め、しまいには、テント村にいる人の写真を勝手に撮影しはじめ、ちょっとトラブルになりました。

 テント村にいる人は、ボクと友だちではありますが、パレード・集会の主催者でも何でもありません。彼らも、ただ「わかりません」と答えているのに、ずいぶんしつこかったようです。


 しかし、市と県で、どうしてここまで対応が違いますかね。県の方は、公務員として対応がおかしくはありませんかね。


 いや、市の方は、公園を直接管理しているので公務員が応対しますが、県の方は管理を業者委託していて、写真撮影に来た人も県の職員ではなかったみたい。公務員は、公務員としての責任があるから、下手なことはしない感じですが、中途半端に委託を受けた業者とかは、公人としての責任感とか一切なしに、権限ばかり振りかざすから困りものです。委託を受けたいばかりに、県職員よりも、さらに忠実に知事に尽くそうという勇み足をやっちゃうのでしょうかね。とにかく気分悪かったです。


 佐賀県には、原発云々以前の行政的問題が山積しているようですよ。

 佐賀の方から、以下のようなお話をうかがいました。玄海町の岸本町長は、昨日の西日本新聞で、「町民に疑われるのであればいつでも町長は辞めていい」と発言しているとのこと。
 古川知事は、来年の4月までリコールすることは出来ませんが、岸本町長は信任投票で町長になっているので、いつでもリコール運動をすることが出来ます。
 辞めてもいいなんて言ってる町長に、辞意を促し、リコール運動の旗頭になって、自ら玄海町の町政を建て直し、地方行政で力を発揮してやろうという意欲に燃えた若手の政治家・有識者いませんかね。

 ちなみに、町長の被選挙権の要件を見ると、現在玄海町の町民である必要はないとのことです。

 7月9日は、佐賀市内で「玄海原発の再稼働を阻止するためのパレード」やりました。


○5日前に申請許可・宣伝開始

 本来は、11日の県議会の委員会で、佐賀県の玄海原発再稼働容認が決まると見込まれていたために、企画されたものです。

 8日(金)の県主催説明会から11日の県議会までの間の4日間が抗議活動の山場になると見られ、ボクもその4日間を勝手に「佐賀の暑い熱い夏」と名づけてアピールしてきました。ただ、先週末あたりに出揃った抗議活動を見てみると、大きめのものは、8日に県主催のものに対抗して設定された住民主催の住民説明会、10日に玄海町でやはり住民主催の住民説明会があるだけで、街頭アピール系は、ハンスト・座り込みとクライマックス11日(月)の県庁取り囲みのみのようでした。土日に街頭アピール系の活動が無いのと、9日には何も無いようでした。

 一方、ボクの方でとりまとめている抗議文活動の方のリアクションでは、土日だけでも佐賀に入って、抗議の声をあげたいという連絡も受けていました。やはり、結集できる怒りの声は、可能な限りぶつけるべきだと思い、自分で4日に佐賀まで行って、デモの申請を行ってきました。


○人通りの少ない佐賀市内で

 ボクは6月26日に、初めて佐賀市というところに行ったのですが、県庁所在地でありながら、駅前の賑わい度合いは別府市に負けてるかなという感じです。果たしてここでデモなんかやっても、どれだけ人が集まるか、どれだけの人にアピールできるかという不安はありました。しかし、田舎なら田舎なりに千人規模とかでなくても、数十人の人の群が出来るだけでも、日常とはまるで違う光景が出現するはず。そして、デモなんか始めて参加するといったような人たちが、元気よくアピールするだけで、数百人規模のデモ隊にも匹敵する力が出てくるんじゃないか、という思いがありました。

 もちろん佐賀ではデモは盛り上がらないからという話は、多々よせられました。自分自身でも不安で仕方がありません。とにかく、ツイッター革命の力を信じて、県外に情報を拡散しまくりました。


○再稼働延期で無理な参加は避けてもらう

 ところが7日のまさかの再稼働延期。県外から、泊まりがけでも、手持ちのお金をはたいてもくるなんて人までいたので、それについては、今回は無理をしないようにというアナウンスに切り替えました。

 募集の緊急度を下げたものの、かといって隊列を組めないほどの人数では、せっかく県外から来てくれた人にも申し訳ないという気持ちでいっぱいでした。無理はして欲しくないが、最低限の人数は欲しい、板挟みの心境でした。


○県外からの来援

 無理は避けて下さいとは言ってたのですが、それでも前日から泊まりがけで来てくれる人もいました。熊本から来られたlavenderroom のちいにゃんさん、すでに住民主催の住民説明会の手伝いのために県庁前テント村に入っていたyatsuD60 さんには、ずいぶん助けられました。一世代前の運動に関わった人も、色々と手伝いに来てくれたし。本当に感謝です。感謝感激かんしゃたえこ。


○県労連のデモ隊を探して

 実は、9日には県労連もデモをするという情報が、数日前に入ってました。そちらは午前にやるということで、時間もかぶらないし、合併するよりも、普段でもとかほとんど無い佐賀市内で、午前も午後もデモという非日常的な光景が出現するのも良いかなと思ってました。体力があれば、自分自身、午前も午後もデモしてやろうという意気込みもありました。

 それで、午前に県労連のデモ隊を探したのですが。。。朝、出発がもたついて、スタートに間に合いませんでした。街中で、シュプレヒコールのような声がするので、それを追いかけて、街の中を右往左往。午後のデモ隊の仲間と、携帯で連絡を取り合いながら、少しずつ合流。こちらも街の中を、拡声器などでアピールしつつ、中央通りを歩きました。結局すれ違いで、県労連のデモ隊とは合流できなかったんですが、はからずも同時多発デモのようになって、良かったのではないかと思います。


○どんどんどんの森に集合

 さて、集合時間の13時のちょっと前に、どんどんどんの森に入りました。正直、どれだけの人が集まるか不安でしたが、出発前までには50人くらい集まりました。体調が思わしくないので、パレードには参加できない人とか、用事で途中で抜ける人もいて、パレード自体は40人くらいの規模になっちゃいましたけど。でも、二十代・三十代の人が主体に、流儀無用でアピールしながら歩いたので、人数規模以上ににぎやかな印象だったのでは?


○佐賀市内の反応

 人通りまばらな市街地ではありましたが、道行く人の反応は、概ね好意的な感じでしたね。福岡天神でのデモより暖かい反応だった気も。

 街中で、プラカードもって準備してたときも、通りがかった女性が話しかけてきて。。。激励を受けました。広島で被曝した方ということでした。

 パレードには参加できないけど、冷たい飲み物を差し入れてくれた人もいたし。

 どんどんどんの森で、出発前集会してるときに、隣の図書館から飛び出してきたおじさんがいたので、「うるさいとか文句つけに来たのかなぁ」と思ったら、急に「私も、福島で事故が起こったとき、人ごとじゃないと思った!再稼働とか、ぜったいに認められん!」とか飛び入りトークしてくれる人もいたし。

 パレードの時に、「プルサーマル裁判の会」の方から託された17・18日の勉強会の宣伝ビラも街頭配布したんですが、受け取ってくれる時の反応も良い感じでしたしね。


○予行演習としては上出来か?
 とりあえず、参加募集のレベルを「無理は避けて」レベルに落とした割には、組織動員や街頭ビラ宣なしで、ツイッター&ブログのみで、午前中の県労連のでもと同じくらいの規模の人が集まるということが分かりました。これはひとえに、ボクの人徳のなせるわざ、、、でも何でもなく、経産相・佐賀県知事の暴走に対して憤りを感じている人が、如何に多いかということを表していると思います。

 パレード終了後に、「数ヶ月後に必ず出てくる再稼働の動きに対しては、この2倍3倍の規模で臨みましょう!」と挨拶しました。でも、今回東京から参加された「みどりの未来」の宮部さんからは、2倍3倍では生ぬるい。首都圏からも人を呼んで、千人以上の規模で県庁に押し寄せましょう、と言われました。ほんと、冗談ではなく、そんな規模のアクションを、今から準備したいと思います。宮部さん、こちらも頑張りますんで、ぜひ東京の方からお力添えを!


http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001107090002

http://p.twipple.jp/96a5U

 さっそく朝日新聞が、地方版で取り上げてくれたようです。短い記事ですが、こちらが主張したいことが手短に伝わるような内容になっていたので良かった。この記事、ぜったい知事や九電幹部の目に入るよね。いいですか、今回はほんの予行演習です。次はこんな規模じゃすまされませんよ。

7月8日は、佐賀県主催の住民説明会がありました。ボクは、県庁に申し入れに行ったメンバーと、夜はその説明会へ抗議に行きました。会場の多久市は、かなり田舎だとは聞いていましたが、佐賀市から多久市への一般道は、おおよそ主要都市を結ぶ道路とはいえないような田舎道でした。しかし、何で全県下から人を集めて説明会するのに、多久市なんてところを会場に選ぶんでしょうね。一説によると、多久市の市長が、親古川知事の政治家なんだとか。

 道に迷いつつ、やっとこさ到着したら、現地では、県労連や福岡サウンドデモのスタッフメンバーが、入口で抗議活動やってました。プルサーマル裁判の会の方も、抽選に当たって、何人か会場に入られたみたいです。


 会場には入れるのは、550名と聞いていましたが、入口につめかけてた報道陣に聞いたら、370名という話になってました。詳しく確認してませんが、550名枠で、結局応募して入った人が370名くらいということなんでしょうかね。後でテレビで様子を見たら、そこまで満席の入りという感じではありませんでした。


 確かに、安全基準の見直しをこれからするとか、これからストレステストをするという段階で、住民向けに安全安全なんて説明できませんしね。県民の参加意欲だって、低下するのが当たり前でしょう。


 会場前に抗議に訪れたみんなも、

「中で何を話してるんかの~」

「今は安全基準そのものが吹っ飛んどるけん、何も説明しようがなか」

「経産相の役人や学者ば来て説明しとるらしいばってん、何で県外の人にも説明してくれんとや」

「県外の人間も入れろ~!」

「きっと玄海で事故が起こっても、放射能が県境でせき止められる新兵器の発表会でもやっとるんじゃねぇんかえ?」

とか、口々に抗議の声をあげていました。


ついさっき県庁に行ってきたボクらは、県庁の対応の異常さを訴えてきました。

「あんな対応してる県なんて、佐賀県だけですよ。県外の人に対しても不誠実だし、県民に対しても、あんな閉鎖的な対応で済むと思い込んでる。県民の皆さん、はっきり言って知事になめられてますよ!」

 色々大声出してたら、入口前に整理係として立ってる職員の中に、昼間の申し入れの時に応対に出てきた職員の中村さんと、伊東厚副課長がいました。手、振ったけど、無視されちゃいましたよ。ま、かかわり合いたくないでしょうけど(苦笑)。


 中の様子は、ニュースなどの報道を通じてうかがうしかなかったですが、全体に、かなり厳しい意見が飛び交ったようです。経産相が連れてきた学者とかが、専門的な技術論で、必死に煙に巻いてましたが。全体的に、住民の理解を得られたという雰囲気とは、ほど遠い内容の終わり方だったようです。


 一方、佐賀市内で行われた、住民団体主催の説明会の方は、急な企画だったものの、まずまずの入りだったようです。ま、それだけ、県が用意する、経産省見解なんて聞いてもしょうがないという人が多かったということでしょう。


 古川知事の、お手盛りの民意取り付けイベントという手法が、破綻しはじめた事を感じる一日でした。



[東京新聞が報じた説明会当日とその前後の様子 ]

[http://ch10670.seesaa.net/article/214160264.html ]

東京の杉原さんから、以下のようなメールをもらいました。


---以下引用---

【大緊急!】

杉原浩司です。以下の情報、7月9日付読売が1面で報じたものです。

原発安全基準、玄海を簡易テストで…3閣僚合意 (7月9日、読売)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110708-OYT1T01206.htm

本紙記事はウェブ版よりも詳しく、「玄海原発に本格的なテストを適用す
れば、再稼働までに時間がかかり、『安全宣言』をした海江田氏らの説
明を否定することになりかねない」「政府内では『この案で首相が納得す
るかどうかが焦点だ』との見方も出ている」などとも書かれています。菅
首相がこの案を容認すれば、週明け11日にもこのデタラメな方針が「政
府統一見解」として発表されてしまう可能性があります。

【本日10日(日)中に(!)】菅首相に「簡易テストを容認するな!」の声を
集中することが必要ではないでしょうか。改めて、可能な方法で声を届け
るよう呼びかけます。[転送・転載歓迎/重複失礼]

◆菅直人首相
[国会事務所](FAX)03-3595-0090 (TEL)03-3508-7323[月曜朝に]
[ご意見募集] https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html
[官邸災害ツイッター] @Kantei_Saigai

<こちらは11日(月)朝に!>
[首相官邸] (TEL)03-3581-0101 (意見を伝えることができます)


---追加拡散内容---

【三閣僚の事務所の住所・電話番号】

 今更かもしれませんが、三閣僚の事務所の住所・連絡先は、以下のとおりです。

○海江田万里
「海江田万里を支える会」事務所
 〒160-0004
 東京都新宿区四谷3-11山一ビル6F
 TEL.03-5363-6015
 FAX.03-3352-2710
 e-mail: office@kaiedabanri.jp
 地図はコチラ


海江田万里 国会事務所
 〒100-8981
 東京都千代田区永田町2-2-1
 衆議院第一議員会館609号
 TEL.03-3508-7316
 FAX.03-3508-3316
 e-mail: office@kaiedabanri.jp


○枝野幸男
枝野幸男 大宮事務所
〒330-0846 埼玉県さいたま市大宮区大門町2-108-5 永峰ビル2階
TEL:048-648-9124
FAX:048-648-9125


枝野幸男 国会事務所
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第1議員会館804号室
TEL:03-3508-7448
FAX:03-3591-2249


○細野豪志(ほその ごうし)
■細野豪志 国会事務所
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第一議員会館620号室
TEL 03-3508-7116 FAX 03-3508-3416
■細野豪志 三島事務所
〒411-0847 静岡県三島市西本町4-6 コーア三島ビル2F
TEL 055-991-1269 FAX 055-991-1270
■細野豪志 富士事務所
〒417-0035 富士市津田町109-2
TEL 0545-55-5411 FAX 0545-55-5412


---さらに追加、岡田幹事長連絡先---

○岡田克也

  • 【三重事務所】
    〒510-8121 三重県三重郡川越町高松30-1
    →事務所地図はこちら
    (電話)059-361-6633 (FAX)059-361-6655
  • 【国会事務所】
    〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第一議員会館506号室
    (電話)03-3508-7109
  •  今週初めにネットで賛同者を呼びかけた、古川知事への抗議文。本日提出してきました。

    http://ameblo.jp/tomodoi/entry-10941790199.html

     26日提出分は、押しかけたのが日曜日ということもあり、広報の人が出て受け取りました。それでも、現時点に至るまで、返事がはありません。こちらが要求した2点は、事実上拒否された形になってるわけだから、ちゃんと拒否するなら拒否しますよという返事くらいよこせばいいのに。要するに、無視ですよ無視。通り一遍の文章を秘書に書かせて返事とか、そういうのも腹が立ちますが、そういう応対以下です。今回は、必ず返事がもらえるよう、平日に出向いて、ちゃんとした責任ある立場の人に応対してもらうよう頑張りました。


    ○戒厳令下のような佐賀県庁

     今回は、自分が用意した抗議文だけでなく、他にも抗議文をまとめてる人がいたら、一緒に行きましょうと呼びかけました。熊本の中島眞一郎さんと、別府の小原良子さんが一緒に行くと応じてくれました。

     中島さんが、前日に抗議文をもっていくから、どのセクションが対応するか電話で尋ねてくれました。そしたら、電話での応対は「県内の方は、原子力安全対策課が受けつけます。県外の方は、何か提出するものがあったら受付に置いていって下さい」との返事。「そんなの失礼でしょう?こちらからわざわざ出かけていって提出したいという以上は、ついでに色々と聞きたいこともあるし、それなりの部局が対応するべき」というのにもかかわらず、全く取り合わない様子。とにかく8日は、押しかけますからと言って、電話を切ったそうです。

     当日は、申し入れ者、県庁前に集合ということで、ボクは県庁前に一番乗り(?)で立ってました。県庁の方は、戒厳令下のような異様なムードでした。どこの入口にも、複数の警備員が配置され、中に入ろうとする人に、どういった用件で来たのかを聞いています。

     しばらくして中島さんが到着したので、「さて戒厳下の県庁にどうやって入ろう」、「あれ?小原さんはまだ?」という話になり、小原さんに電話。電話したら、もう小原さん県庁の中に入ってる。どうやって警備員を言いくるめたのか、県庁の1階ロビーに入り込んでました。後から来た我々は、「中に入ってる人と一緒の用件だから」ということで押し入りました。


    ○ほぼ無人の県庁ロビー

     県庁の中に入ったら、予測はついたことだけど、中には職員しかいない状態。

    「平日なのに誰もいない県庁」

    「窓口業務などやってる様子も見受けられない」

    「職員暇そう(笑)」

     口々に感想を述べあいながら、我々一行5人は、しかるべき対応をしてくれる人が出てくるよう求めて、ロビーで待ってました。間もなく現れたのは、「くらしの安全安心課」の岩永という女性職員と、中村という男性職員の二人でした。二人がいうには、「本来は原子力安全対策課が応対するところですが、業務多忙にて、私ども同じグループに属するくらし環境本部の職員が、申し入れ書などは受け取ります」とのこと。

    我々「受け取るだけとかあり得ないでしょう。受け取るだけとかポストでもできます。当然、申し入れ書を提出する際に、現在の佐賀県の原子力政策などについて確認したいこともあるから、わざわざこうやって県外から来てるんですよ。そういう対応で帰るくらいなら、最初から郵送で送ってます。ちゃんと県知事や県としての見解を代弁できる立場の人が出てくるなり、相応の部局まで案内して下さい。」

    職員「いえ、ですから原子力安全対策課の方は現在、大変多忙ですので、我々が代わりに受け取りに参りました。」

    我々「いくら多忙とはいえ、現在の佐賀県は、県外の人が平日から押しかけてくるほど深刻な問題を抱えてるということなんですよ。玄海原発で事故が起こって、放射能が県境で止められるような新発明でもあれば、そんな呑気な対応でけっこうですが、そうでない以上は、どんなに忙しかろうが、相応の部局の人が出てきて、責任ある対応をすべきです。門前払いは許されません。」

    職員「ですから、門前払いではなく、こうやって出てきて、受け取ると申しております。」

    我々「そういったポストと同じような対応を門前払いというんですよ!」

    中島「いいですか、例えば熊本県庁だったら、水俣病関連の事で申し入れをしに来る人がいたら、ちゃんとそれに対応する部局があって、誰が水俣病関連の事で申し入れに行ってもすぐに応対に出てくれますよ。」

    職員「今、原子力に関する件では、こちらは多忙を極めておりまして。」

    我々「多忙とか言いながら、この県庁1階の職員とかすごい暇そうですよ。忙しい部局があっても、応援なんかいくらでも呼べるし、人員の都合くらいつくでしょう。窓口業務の方に来てる県民とかも皆無だし、この県庁の様子は異常ですよ。」

    なんだか埒はあきませんが、こちらも粘り強く交渉を続けます。

    我々「別に県知事本人にここに出てきて、何らかの回答をしろと言ってるわけじゃないんですよ。県としての見解を、しっかり述べられる責任ある部局の人だったら、課長でも係長でも、ヒラの職員でもいいと言ってるわけです。担当部局が違う人でも、ちゃんと県としての見解を説明できる人だったら、それで良いです。とりあえず、後日、『あの者が言ったのは担当部局の人間としての発言ではなく、県の見解を代弁したものではない』とか言われても困るから、責任ある発言ができる人が出てきて下さいと申し上げているんです。」

    職員「県としての見解は、県庁HPに掲載していますので、そちらをご覧下さい。」

    我々「HPに掲載してある知事の見解とかを見ても、はっきりしない点があるから直接うかがってるんです。知事の原子力政策についての方針について、詳細に聞きたいことがありますが、まだ知事自身の考えが固まっておらず、職員の方でも答えられないようなことがあれば、『まだ不明である』という返答でも良いんです。とにかく、責任ある立場の人の発言を、おうかがいしに来てるんですよ。」

     そういったやりとりを延々と続け、ようやく原子力安全対策課の人が出てきました。高木貴弘という職員で、明らかにこちらの話を相手にしないといった態度で、終始ムスッとしていました。原子力安全対策課の職員を引っ張り出すまで1時間。。。

     彼もハナから申し入れ書を、受け取るだけ受け取るという姿勢だったので、きちんと返事をするよう求めました。26日に抗議文をもってきたが、それについてはどうなったかと聞いても、知らないの一点張り。忙しいの一言で、何でもカタがつくと思ってるという姿勢には、こちらも正直腹が立ちました。

    我々「とりあえず、県としてはストレステストで玄海原発の再稼働は延期になったわけですが、6月29日の知事発言、つまり玄海原発の安全性については理解したという見解は変更はないのか。今後も再稼働に向けて積極的に動いていくつもりなのか。」

    高木「玄海原発の安全性について理解したという県の見解が変わったとは聞いていない。再稼働に向けてどう動いていくかは、全くわからず、お答えのしようがない。」

     この答えを引き出すまで15分くらい。普通に答えりゃ2,3分のやりとりで済むような問題。

     なぜちゃんと職員が出てきて対応しないのかということについては、知事の方針で、個別の団体や個人に対する対応はしないということになっているとのこと。ま、知事が職員に、仕事するなと言ってるわけです。そんなこといって、県庁そのものに人を入れないようにする。そんなことが通用する県庁とか、おそらく佐賀県だけですよ。


     とりあえず、抗議文の方は1時間15分かけて粘った結果、ちゃんと原子力安全対策課の職員に提出しました。高木さんは「他の申し入れなどと同様に対処します」といってましたが、6月26日のようなことがないように、必ず返事をするように言っておきました。


    ○知事は玄海原発再稼働をあきらめてはいない

     再稼働延期ということで、すこしは県側の応対も緩んでいるかと思いましたが、上述のように厳戒態勢は日増しに強くなっているようです。申し入れに来た人を拒絶し、相手にしない態度には、あらためて憤りを感じました。

     こういった、聞く耳持たぬという知事の態度を見て、あらためて確信しました。「知事は玄海原発再稼働をあきらめてはいない」と。

     7月7日の知事の容認見送りの発言を受けて、再稼働阻止の活動も少し気が緩んだ感がありますが、今回の県庁訪問を経て、あらためて気を引き締めて、再稼働阻止に向けての活動を続けていかなければならないと感じた次第です。