佐賀・玄海原発:再稼働問題 県と松浦市の安全協定要求に九電慎重 /長崎
毎日新聞 7月14日(木)15時13分配信
◇「何らかの形で」--県議会総務委・原発集中審議
玄海原発(佐賀県玄海町)2、3号機の再稼働問題などを集中審議した13日の県議会総務委員会。九州電力幹部2人が参考人招致されたが、県と松浦市が「立地自治体並みの安全確保を」と求める安全協定締結について「すぐに同じものとはいかず、同じ形になるかどうか」と慎重姿勢を示しつつ「何らかの形で対応したい」と述べるにとどまった。
九電の藤永憲一取締役常務執行役員と荘野尚志執行役員(長崎支社長)が出席した。楠大典委員(改革21)は「再稼働するにあたっては、隣接する長崎県と松浦市にも事前に説明し、了解を得てほしい」と述べ、協定締結を迫った。しかし、藤永取締役は「協定は佐賀県と玄海町、九電で結んでいる。九電単独で決められない」と述べ、言質を与えなかった。これに対し、別の委員は「協定は保険だと思う。九電が事故を起こさない自信があれば、締結に何の問題があるのか」などと食い下がったが、姿勢を崩さなかった。
委員会後、藤永取締役は記者団に「立地県などに、隣接県との関係などの意見を聴きたいが、今すぐどうこうという話ではない」と述べた。【阿部義正】
〔長崎版〕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110714-00000201-mailo-l42
九電の回答は、「慎重」なんじゃなくて、長崎県の要求を、婉曲にたらい回しにしてお断りしてるわけですよ。
「協定は佐賀県と玄海町、九電で結んでいる。九電単独で決められない」
じゃあ、佐賀県や玄海町に協定に入れろとかけあったら、話は前に進むのか?
7月6日に長崎県の県議団が、佐賀県庁に行って、玄海原発再稼働の前に長崎県との協議をするよう求めたとき、佐賀の牟田香副知事は、以下のように答えたとか。
「気持ちは分かるが、じゃあ福岡は、熊本は、という話になる。佐賀には荷が重すぎる。安全性の説明責任は国と九電にある。」(『朝日新聞』2011.7.8)
こういうのを、たらい回しというのですよ。長崎県、完全になめられてます。最終的には、九電や佐賀県は、みんな国に責任を擦り付ける方向にいきたいのだろうけど。
しかし、九電は国に責任を擦り付ける前に、なぜ関西電力にできる話が、九電にはできないのかということについて、ちゃんとした説明をする責任があると思います。関西電力は、福井県の原発を再稼働させるのに、京都府の了解を前提とした話し合いを始めている。よそはよそ、うちはうち、というような説明じゃ、納得できませんよ。
8月2日の、長崎県との話し合いでも、以上のような課題をとりあげ、もっと毅然とした態度で九電や佐賀県に対して申し入れを継続するよう、要求したいと思います。
松浦・鷹島(長崎県)の住人などは、玄海町の隣の唐津市(佐賀県)の住人よりも、玄海原発に近いところに住んでる人いるんですよ。長崎県民が、玄海原発の稼働について、全く意見を言う場が担保されていないというのは、どう考えてもおかしい。牟田香副知事の発言も、ほんと人をくってて腹が立つ。