新しい原発は、どんな地震にも耐えて、人体にも全く影響もないエコでクリーンなものなのでしょうかね。だったら、皇居の中につくったらいいのに。そしたら、エコでクリーンな発電方法の「象徴」、ニッポン復興の「象徴」になるよ。
 あんなに賛否別れてる原発なのに、あんなに叩かれてる原発なのに、陛下が引き受けてらっしゃるなら、我々も進んで受忍しよう!とかいって、支持に転じてくれる国民もいるんじゃないのかな。とくに安部総理の支持者には多そうだけど。うん、ネット右翼と呼ばれるような層をまとめて、有無も言わせぬ大英断が出来るのは、安部総理しかいないような気がしますな。
 エコでクリーンな発電プラントは、皇居の景観にもなじむような気がするな。どうしても景観的な問題があるなら、地下に埋めればいい。そういや、地下原発推進議連なんてものもあったし、彼らの政治力を結集すれば、不可能じゃないだろう。

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<安倍首相>「国民的な理解を得て」…原発新増設に前向き
http://mainichi.jp/select/news/20121231k0000m010035000c.html

 安倍晋三首相は30日、首相官邸でTBSのインタビューに応じ、今後の原子力政策について「新たにつくっていく原発は、40年前の古いもの、事故を起こした(東京電力)福島第1原発のものとは全然違う。何が違うのかについて国民的な理解を得ながら、それは新規につくっていくことになるのだろう」と述べ、新増設に前向きな考えを示した。

 首相は21日の記者会見で、原発の新増設を原則認めないとした民主党政権の方針について「もう一度見直していきたい」と述べ、新増設を認める可能性を示唆していた。

 首相は「当面の電力需要にどう対応していくかが国民も不安なのだろう。だから、簡単に『脱原発』『卒原発』とやや言葉遊びに近い形で言ってのける人たちは(衆院選で)信用されなかったのだろう」とも述べた。

 茂木敏充経済産業相も27日の記者会見で、既に着工しているJパワー(電源開発)大間原発と中国電力島根原発3号機の建設を容認する方針を表明。着工前の原発の新増設についても「専門的知見を十分蓄積したうえで政治判断していきたい」と含みを持たせていた。

 国内には未着工の原発建設計画が9基ある。大半は、開発当初の設計に安全性や効率面で改良を加えた「改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)」「改良型加圧水型軽水炉(APWR)」と呼ばれる原子炉を採用している。

 新増設を認めた場合、「2030年代に原発稼働ゼロ」という民主党政権の方針は白紙に戻る。首相は29日、「直ちに政策になっていくということではない」と述べゼロ方針を踏襲しない意向で、「脱原発依存」の転換を図る姿勢が鮮明になっている。

 ただ、自民、公明両党は連立政権合意に「可能な限り原発依存度を減らす」ことを盛り込んだ。公明党は新増設に反対の立場で、原発政策を巡り温度差が生じている。【中島和哉】

 今回の選挙、防衛費GDP1%枠の撤廃を公約として掲げる政党が現れた。維新の会である。

 最近も防衛費拡大を訴える保守政治家がいなかったわけではないが、党の公約に設定するところまでもっていった例は、近年久しく見ていなかった気がする。バブル崩壊後の長引く不況で、「1%枠」というのは言いにくくなっていたのかもしれない。

 ボクのリアルタイムな記憶として、最初に「1%枠」というものが刻まれたのは、前世紀の80年代・中曽根政権期だったと思う。(当時は「GNP1%枠」といっていた。)あの頃は、漠然と軍拡に対する危機感を抱いたものだ。ただ、すぐに戦争が起こるというような危機感は、正直なかった。冷戦も緩和されつつあったし。むしろ、冷戦の深刻さが低くなり、平和な時代に向かっているときに、なぜ「1%枠」撤廃なのかという思いが強かった。


 しかし現在の「1%枠」撤廃には、リアルな戦争への危機感を感じる。自民党の「国防軍」や9条撤廃についても同様の危機感を感じるが。80年代当時は、実際問題としてソ連との戦争というのは、起こるかもしれないが、起こったらもう世の中の終わりというくらいのフィクション的な感覚だった。

 ただ、現在の「1%枠」撤廃・「国防軍」・9条撤廃は、どれも現実の戦争と背中合わせの、切迫した危機感を感じる。


 維新の会も自民党も、自分たちが政権を取ったら、尖閣諸島に何らかの構造物をつくり、公務員を常駐させるといっている。一方、中国は、日本が尖閣諸島に構造物を作ったり公務員を常駐させれば、本気で軍事行動を起こしかねないような行動を実際に起こしているし、また自信に満ちあふれている。実際に、尖閣周辺海域に、監視船だけではなく軍艦を派遣しているのは、日本がこれ以上の行動をすれば、軍事行動を起こすというサインだ。

 自信に満ちあふれているのは、人民解放軍だけではなく、中国の一般世論も同じ事。いや、むしろ軍よりもコントロールしづらい自信に溢れているといった方がいいだろう。日本が何らかの次のステップに踏み出した場合、それに対して軍事行動を起こすよう求めるナショナリズム的な言論・暴力が中国国内に充満することは間違いない。それを中国政府が押さえ込むことは、現状では非常に難しいし、押さえ込みきれなければ、実際に軍事活動に及ぶ可能性は極めて高い。

 つまり、戦争が起こる可能性は、極めてリアルな現状として眼前に迫っている。 自民党や維新の会に政権を取らせたら、本当に戦争が起こるというリアリズムを、どれだけの国民がもっているか。3日後の選挙予測では、自民党単独過半数といわれている現状は、極めて憂うべき対外的危機の幕開けとしか思えない。


 維新の会が掲げる「したたかな日本の構築」、実にけっこうだ。しかし、したたかな態度というのは、軍事力などを背景とせずに立ち回れる能力のことではなかろうか。軍事力を背景とする立ち回りなど、ただの蛮勇に過ぎない。


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121129-00000119-san-pol

維新公約、具体像乏しく 「八策」妥協、揺らぐ理念

産経新聞 11月29日(木)14時39分配信


 ■原発フェードアウト/TPP両にらみ/定数削減あいまい化

 日本維新の会が29日未明に発表した衆院選公約「骨太2013-2016」は、具体性に乏しく、曖昧な表現が目立つ内容になった。合併した「太陽の党」側への配慮から党綱領「維新八策」で掲げた政策から妥協する一方、脱原発を旗印に結成し、第三極を二分する形となった「日本未来の党」を意識したためとみられる。公約は、石原慎太郎代表と代表代行の橋下徹大阪市長が29日午後、都内のホテルで記者会見し、正式に発表した。


 ◆基本方針


 「維新八策の価値観、理念に基づいて、日本を賢く強くする」「少子・『超』高齢化社会を生き延びる、したたかな日本を構築する」とともに、「自主憲法の制定」が盛り込まれた。


 憲法改正をうたった八策から、太陽の主張を取り入れてさらに踏み込んだが、現行憲法の問題点や、目指す憲法の方向性や具体像は示されていない。


 ◆エネルギー


 「先進国をリードする脱原発依存体制の構築」をうたいルールの厳格化を掲げ、政策実例では「結果として、既設の原発は2030年代までにフェードアウト(段階的廃止)することになる」とした。原発廃止路線を変更した形だが、「フェードアウト」との表現はあまりに曖昧だ。脱原発までの具体的な工程や、任期中に何をするのかは判然としない。


 最小エネルギーで最大のパフォーマンスを上げ、自然エネルギーのフル活用もうたったが、具体的な政策、目標値の言及はない。


 ◆経済・財政


 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)は「交渉参加、ただし国益に反する場合は反対」と、両にらみの姿勢になった。


 八策では「TPP参加」と言い切ったものの、公約原案では慎重な意見がある太陽出身者に配慮し、盛り込まれなかった。結局、両にらみの表現は、議論の生煮え観が否めない。そのうえ、反対条件の「国益」の詳しい言及もない。一方、「農業の成長産業化」が打ち出され、農協法の改正や「第2、第3の農協的組織育成」を盛り込み、農業分野への競争原理導入を色濃くした。「戸別所得補償制度」の適用対象を専業農家に限定する。


 従来の公共工事拡大路線ではなく、競争力強化路線による経済成長を目指すとした。名目成長率3%以上、物価上昇率2%の数値目標を設定。日銀法の改正により政府と日銀の役割分担、責任の所在を再構築するとした。


 ◆社会保障


 財源として「年金目的特別相続税」を創設し、広く、薄い相続課税をうたう。また、高齢者雇用の創出をはかったうえで、年金支給開始年齢を段階的に引き上げ、所得に応じて医療費の自己負担割合に差を設ける。年金制度は賦課方式から積み立て方式に移行し、世代別勘定区分を設置。生涯を通じた受益と負担のバランスを保たせるのを基本とし、例外的に世代間の財源移転がある場合は、世代別の勘定区分間の資金収支と貸借関係を財務情報として国民に開示するとした。


 一方、八策で給付水準の引き下げや医療費削減など厳しい内容を並べた生活保護政策には触れなかった。


 ◆国家システム


 太陽側が慎重姿勢だった議員定数削減の規模は、八策の「半減」から「3割から5割」に曖昧化した。

 一方、政党に対する企業団体献金は個人献金を促す制度と引き換えに、八策に盛り込まれた禁止を再び打ち出した。橋下氏は20日、旧太陽との政策合意の中で、禁止から方針転換したことを明らかにしていた。


 参議院の抜本改革として、橋下氏が提唱する自治体首長との兼職禁止規定廃止を明記。一方、統治機構改革のための憲法改正には参院の廃止を盛り込んだ。


 ◆外交安保


 「したたかな日本の構築」とともに、基本方針の一つに「実効支配力を強化」を挙げ、防衛費GDP1%枠の撤廃を掲げた。

山本太郎さんの講演会が急きょ決定しました!
長崎地区労が毎月9日に行っている「9の日学習会」100回記念特別企画として山本さんをお呼びするものです。

11月9日(金)18時~20時 長崎県勤労福祉会館2階講堂
入場無料

11日の行動にも参加します!「明日への責任」は原発ゼロの社会です!

 「原爆」と「原発」を切り離して、なんとしてでも反核運動と脱原発運動を切り離したいと考えているのだろうか。産経新聞は、何としても原発を救いたい一心でか、一見分かりやすそうで、よく見たら大変疑問に思える論理を繰り出してくる。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120807/waf12080715100018-n1.htm

 戦時に使う核と平時に使う核というだけのことで、両者の間に明確な線引きをすることは出来ない。ましてや戦時と平時の区別が付きにくくなっている現代社会においてはなおさら。
 前者には(詭弁的な)平和や国家のための核兵器利用という大義名分、後者には経済発展のためという大義名分の看板が掛かっているというだけの違いで、明るい未来のためにはこれくらいの必要悪は許容して下さいと言って、人々に多大な命のリスクを負わせているというものであることには、何の違いもない。

 平和のためには核を使って敵を残酷な殺し方で殺してもかまわんだろうというのが核兵器使用者の論理。経済発展のためには、社会の最底辺でこき使われている労働者がいくら被曝・死傷してもかわまわん、事故が起こってたくさんの被害者・避難者がでても、明るい未来のためだから被曝・死傷してもかまわんという論理。
 「原爆」と「原発」も全く同じ欺瞞的論理の上にのみ成り立つ、人間を非人間的に扱う、この世にあるべからざるものだ。

 コントロール不能になったフクイチは、核兵器ともはや区別が付かない。

 去年、長崎市の田上市長が平和宣言の中で、フクシマのことについて盛り込むかどうか議論になったときに、保守系の市議は、とにかく原爆と原発を切り離そうと必死だった。
http://ameblo.jp/tomodoi/entry-10937868641.html
 その時にも思ったことだが、ヒロシマ・ナガサキの反核運動も、今、目の前にある兵器や核による被曝の問題と向き合えなければ、もはや風化していくだけの記念行事になってしまう。そして結局は、フクシマの被曝のことと切り離せないということになったからこそ、広島・長崎市長の平和宣言も、原発やフクシマのことについて触れることになったのだ。

 この産経の記者は、そういった平和宣言成立の経緯や、宣言の内容については全く無知か、知らないふりをしている確信犯なのだろう。
 黙祷の最中に声をあげていた人が気に入らなかったのなら、その点だけ批判すればよいのであって、その後の、「原爆」と「原発」を区別する論理とは全く結びつかない。

 2月21日、「原発なしで暮らしたい 長崎」の方々と、長崎県庁に申し入れに行ってきました。

 長崎県が現在、九州電力を相手に進めている原子力安全協定について、下記の項目を盛り込むよう申し入れました。


1.原子力安全協定に盛り込む事項

①玄海原発の再稼働に当たっては長崎県及び玄海原発からの50km圏域の自治体の承認を必要とすること。

②核燃料や運転設備など重要事項の変更についても長崎県及び玄海原発から50km圏域の自治体の承認を必要とすること。

③九州電力管内の原発に起因して長崎県民に放射能災害が発生した場合に損害賠償を九州電力の責任で確実に行うこと。


2.協定締結の相手方は九州電力長崎支店ではなく、本社を当事者とすること。


3.玄海原発1号機については、その危険性が日本で一番高いと指摘されていることから40年を待たず、直ちに廃炉に向かう措置を求めること。


 申し入れに対して、対応に出てきた長崎県庁 危機管理課の吉田真一企画監の回答は以下のとおり。

1①に対しては、なぜ50kmなのか法的根拠がない。今後、国の動きを見て決める。

 ②に関しても、①と同様に法令による定めがないので動きようがない。

 ③については求めていく。

2については、九州電力本店との交渉は既に始めている。

3については、ストレステストの動向を見て決める。


 肝心の1①・②については、法令の定めがないため、対応するつもりがないのだとか。

 「法令とか関係なく、福島では飯舘村のように原発から50kmのところでも避難しなければいけないところが現実にでてきたじゃないですか」といっても、法令のない範囲で行政は対応できないの一点張り。

 県と九州電力の間の協定は、紳士協定であって法令に準拠した協定交渉ではないので、法令の定めよりもシビアな前提による交渉が行われても、問題はありません。福島では現実に50km圏域で避難指示がでたという厳然たる事実を盾に、九州電力と交渉を行うのが、県民の安全を守る者としての使命だと思うのですが。危機管理課の方にとっての「法令」とは、仕事の量を減らすための安全弁でしかないように感じられました。


 一方、長崎県は玄海原発から30km圏域住民の避難計画は、国の指示や法令制定を待たずに進めていると、吉田企画監はおっしゃってました。国の動きが遅いので、それを待っていられないから、県は国に先んじて手を打ち始めていると、やや自慢げでしたが。

 国の指示や法令を待たずに避難計画や避難訓練を実施できるんだったら、法令に基づいてるわけでもない九電との協定は、自分の判断基準をもって進めろよと思いました。前段の話と、著しい矛盾をきたしています。

 とにかく、玄海原発が福島のような事故を起こしても、飯舘村のような被害を受けうる50km圏域の自治体は、このままだと原発の稼働について口を出せないし、九電から立地自治体並みの情報提供は得られません。元からわかりきったことと言われればそれまでですが、県をあてにしていてもダメだということはハッキリしました。


 申し入れ項目とは離れた点での質問でも、県があてにならない部分が浮き彫りになってきました。

 昨年から今年の初めにかけて、長崎県は避難計画や防災訓練を実施していると、ニュースでも報道されていますが、県が国に先駆けて立案しているという自信ありげな30km圏域の避難計画、どこまで有効性があるのでしょうか。単純に、「30km圏域の住民が避難するのに、何時間要するのですか?」と質問してみました。すると、答えは意外にも「現段階ではわからない」とのことでした。なんか、すごく自信ありげに見えたのに、約何時間かかるかという大まかな試算もでてこないとは。一応、昼の時間帯なら何時間、夜なら何時間とか、様々なパターン後との試算とかがあると思ったのですが。

 当初想定していたより、バスによる避難よりマイカー避難を希望する人が多いという現実が見えてきたので、まだ計画が定まらない部分があるとか、まだまだ不明なところがあるようです。また、住民をどこに逃がしたら、その後の仮設住宅を用意しやすいかとか、どこに何人逃がすかというところも定まらないところがあるようです。

 とりあえず、今秋の11月防災訓練までには、一定の見通しを出したいとのことでした。


 11月までに、どの程度の計画が練られるのかはわかりませんが、こんな防災計画しかない状況で、今夏の原発再稼働とか、ありえんなと思いました。(ま、防災計画が整って、仮設住宅の設置計画もバッチリですよ!なんて言われてもイヤですけどね。そんな、避難の可能性などない生活が一番なのは言うまでもありません。)

原発がないと電気が足りなくなるの?

(九州版)

原発がないと電気が無くなってしまうって本当でしょうか?

日本の電力の3割は原発に依存しているって本当でしょうか?

原発が無いと使える電気も3割減ってしまうのでしょうか?



安心して下さい。

原発が無くても、電気はなくなりません。



電気事業連合会統計委員会編『電気事業便覧 平成23年版』(社団法人日本電気協会、2011)の数字を見て、確認してみましょう。



○日本全国の全発電能力の中における原発の割合

 電力10社および卸電気事業者、自家用発電などを積算した、発電設備の最大出力合計は、282,314,553kwです。そのうち、原子力の最大出力合計は、48,960,000kwです(福島第一原発の使用不能の発電所も含んだ数字)(平成233月時点、『便覧』1617)
水力   48,110,996kw
地熱   
 537,000kw
火力 
182,381,114kw
原子力 48,960,000kw

風力  2,293,575kw
  

太陽光   31,868kw

282,314,553kw



オルソン・D・ヴェルヌのブログ-hatsudennoryoku2011

原発は、日本の全発電能力の17.34%に過ぎないですね。誰でしょうね?日本の電力の3割から4割は原発に依存しているとか言っている人は。どうしたら、3割から4割という数字が出てくるのでしょうか。



○全発電実績の中における原発の割合

 各発電方法で、どれだけ発電できるかはおいといて、実際に発電した電気の割合は、かなり高いようです。 (下の数字は最新の平成22年実績 単位は100kWh 『便覧』4243)

オルソン・D・ヴェルヌのブログ-hatsudenjisseki2011

水力   74,175
地熱  
2,469
火力  
553,264
原子力 288,230

計   918,236 (太陽光・風力は数値が小さいため細目からは省略)


 水力は原発と同等、火力は原発の3倍以上の発電能力を持っていることが、前項の数字から分かると思いますが、実績では、水力は原発の4分の1、火力は原発の倍程度に出力を抑えられています。 火力と水力の発電量が抑えられているために、実際に発電されている電力で、原発由来のものが31.39%になってしまいます。
 水力はダムの水の量、火力は定期点検などで常に最大出力にはできないという指摘もありますが、原発でも定期点検や事故による停止は頻繁に起こっているので、大差ありません。よくいるんですよね、原発だけ、火力や水力に比べて安定稼働しているという幻想を抱いている人。火力と水力の稼働率が低いのは、原発を主力に運用しようという方針にもとづき、意図的に稼働率が低く抑えられているのです。水力なんて、燃料無くても発電できるのに、もったいない。


○九州の電力需給

九州電力管内の九州電力、その他の電気事業者、自家用発電を合わせた平成233月末現在の発電設備の最大出力積算は28,895,000kw。そのうち原発は5,258,000kwで、全体に占める割合は18.2%(『便覧』2021頁)。ピーク時の最大需要は平成19年に発生したもので17,494,000kw

平成19年程度の需要が発生しても、原発抜きの出力(28,895,000kw5,258,000kw)23,637,000kwに対して需要が占める割合は、74.01%程度。26%ほどの余力がある計算です。

オルソン・D・ヴェルヌのブログ-jukyu2011kyushu
電力を安定供給するには、十数%の余力があれば大丈夫。比較的原発の割合が大きい九州でも原発なしでも大丈夫なのですから、日本全国でも原発なしでも大丈夫ですよ!


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*街頭配布用パンフとして作った文章を、ブログ記事用に編集し直したものです。

*もともとWordで作ったものですので、配布用に利用したいという方がおられましたら、もとのファイルをお送りします。(ただし拡張子docxの形式)


 九州電力は、10月4日にヒューマンエラーでトラブルを起こし、緊急停止した玄海原発4号機を、早期に再稼働することを発表しました。メディアの報道によると、31日夜になって、数日後の再稼働を目指して準備を進めていることを発表とのこと。

 九電から公式にプレスリリースされている文章は以下のとおり。

http://www.kyuden.co.jp/press_111031c-1.html

 経産省に事故内容を報告し、原子力安全・保安院からゴーサインが出たから再稼働するとのこと。保安院は、組織的位置づけ的にも中立性が保てていないから改組するし、ストレステストの評価者にもしないとか野田首相がいってた組織ですよ。そんな組織がゴーサイン出したことを根拠に再稼働するのは、法的には問題ないんだと。でも、そんな評価で再稼働を強行して、九電は社会的信用を取り戻すつもりがあるのか?まだ考え直す余地はあるからやめておけ。九電は既に世間一般から、第三者委員会の報告書を都合良く書き換えて経産省に提出するような会社と思われているわけだ。今の状況で、九電が経産省に提出した報告書の内容を信用する消費者・住民はいない。ほんと、冗談のつもりか?悪い冗談はやめてくれ。


九電本社 電話番号:092-761-3031

九州各県の抗議先はこちら http://www.kyuden.co.jp/company_outline_branch.html


 また、保安院の信頼性に疑問符を付けておきながら、保安院に従来の手続きに基づいた認可作業を行わせた首相と経産相の責任は重い。とくに首相は就任直後の演説で、保安院批判をした言動と矛盾したことを行っていることになる。

 批判されるべきは九電だけではない。従来の手続きそのままに保安院に安全チェックをさせた首相および経産相も責任が重い。

 抗議先は以下のとおり。

内閣府 03-5253-2111(大代表)

経済産業省 03-3501-1511(代表)


 立地自治体の玄海町の岸本町長は、抵抗感を示しつつも、法令的に問題ないなら異論は挟めないといったコメント。佐賀県の古川知事は、国の様子を見るといって、今回もあくまで国に責任を擦り付けたい構え(古川知事は、いつも原発動かしたい気満々なのに、国に責任を転嫁することばかり考えている)。


 ちなみに、玄海原発4号機は、11月初旬に再稼働しても、12月には定期検査で停止しなければならない。つまり、今回は1ヶ月前後動かして、すぐに止めることが前提の再稼働ということになる。

 まだ電力需要ピークの1月にもなっていないため、再稼働のための大義名分、「冬の電力需要ピークを乗りきるため」ということとも全く無縁の再稼働。

 国や自治体が何といおうが、法令的にここまで稼働の権限が許されているんだぞということを誇示するためだけの再稼働としか解釈のしようがない。

 こんな殿さま企業からは、心の底からものを買いたくない。

『九電から商品買いたくない』http://ameblo.jp/tomodoi/entry-11059197879.html

○また曖昧な節電要求をする節電

 原発ないと電気が足りないから、節電しろ。節電したくなければ原発再稼働を認めろという、原発再稼働のための「節電恫喝」。九電は、どうやらこの冬も節電恫喝をやるようだ。

 25日に、来年1月、冬の電力ピーク時の電力供給量の計画が13,530,000万kwであるのに対して、最大需要を14,200,000kwと見込んでいるのだそうだ。これでは4.7%不足するから節電しろとのこと。

 本当に電力供給が4.7%も不足するのだとしたら、大事件だ。しかし、火力発電所の検査時期を前倒ししたり、先送りしたりして1月に集中稼働して供給力を上げるので、そこまでは逼迫しないとのこと。だから節電に数値目標は設けず、できるだけ節電して下さいというレベルに留めるという。

 なにこの曖昧な要求?

 火力の稼働率を計画以上に上げるにしても、どの程度上げて、その結果どのような需給バランスになるのかという詳細な見込みは、結局は示されていない。

 夏にも示したが、そもそも九州の原発なしでの電気供給量は(九電・他の事業者PPSの発電能力総量・原発有り28,667,000kw-原発供給量5,258,000kw=)23,409,000kwだ(『電気事業便覧』22年度版)。休眠火力の復旧が遅れているとか、仮に冬に火力の定期点検が集中するなどの要因を加味したとしても、最大値の一千万kw(全体の4割強)も差し引いて考えるとか、どう考えても過小見積もりである。比較的大規模の100万kw級原発10基分の電力供給力が、どこかに消えてしまっているのと同じ事だ。


 詳細な数字が発表されていないので、この段は推測混じりになるが、おそらく九電自社の火力発電量を低く見積もったり、他の事業者PPSの供給力ないしは連携しての電力都合量を極端に低く見積もっているのだろう。

 また、夏に動いていた玄海1・4号機・川内2号機が、この冬には稼働しない計算になるから冬は厳しいのだ、という理屈を主張しているようにも聞くが、冬のピークの需要量は夏に比べて約350万kw以上も少ない。一方、玄海1号機・4号機・川内2号機が止まって低下した供給力は263万kwに過ぎないどう考えても、この夏よりも冬をのりきる方が楽だ。


○九電は正確かつ詳細な需給見込みを公表せよ

 九電は、前段のような曖昧な需給見込みのみの提示で、この夏も節電要求を行っていた。そして夏場を過ぎた時点での電力会社側の見解では、皆さんの努力で需要が抑えられ、厳しい需給状況を乗り越えられましたということになっていたが、全国的な数値を見たら、せいぜい冷夏の時の需要量程度にしか抑えられていない。(ここ参照→http://ameblo.jp/tomodoi/entry-11015331741.html  各地域別・九州のみの数字は未公表だが。) つまり、節電努力の成果というより、そもそも『電気事業便覧』に載せられているように、電力供給に余裕があったから乗り越えられたとしか言いようがないのだ。

 私は最近こういった需給計算をするとき、基本資料として『電気事業便覧』を何度も引用しているが、電力会社側の執拗な電力足りないPRを目にする度に、本当に『電気事業便覧』の数字は信用して良いものなのか?『便覧』掲載の供給力が過大なのでは?と不安になったりしていた。しかし結局この夏、まずは『便覧』のような基本資料に依って、そこを出発点に電力需給を考えることの重要さが証明されてしまった。


 とにかく、この夏の節電要求が、曖昧な数字に依ったものに過ぎず、かつ大した節電効果もないままに需要ピークをのりきった現在、同じような手法による原発再稼働のための「節電恫喝」はもう効かない。

 九電も、本気で節電を要求するなら、この夏の詳細な電力需給の実績値を提示し、この冬の供給見込みの正確な内訳を公開しなければならないだろう。ただ足りないというだけで消費者が動揺し、原発再稼働の方になびくと思ったら大間違いだ。


○極端な節電要求は撤回・訂正しろ

 曖昧な数値による節電要求のみならず、更なる極端な節電要求をばらまいていた電力会社幹部は、その内容を、正式に撤回し訂正して欲しい。その典型例として、このブログでは少し前に、九電長崎支店長・荘野尚志について取り上げた。
『極端な節電デマをばらまいてた九電長崎支店長 荘野尚志』
http://ameblo.jp/tomodoi/entry-10977095086.html

 社会的にも責任のある立場の者が、いい加減なことを言いっぱなしというのは許されない。しかも内容は社会的に大きな影響をおよぼす内容だ。そして長崎の財界の名士を集めた場での発言は重い。

 玄海原発が再稼働しても、なおかつ電気が足りないというのは、さらなる原発増設を視野に入れて推進の方向で強気に出たのだろうが、実際に玄海原発が再稼働せず、かつ大した節電もなしに夏を乗り切れてしまったことを、どう説明するのだろうか。講演会で用いた数字、およびこの夏の現実の実績値をあらためて提示して、釈明する必要があるだろう。そんな過程も抜きにして、またこの冬も節電しろなどと言っても、信用する人間などいない。

 あまりにも殿様体質の九州電力の松尾会長・眞部会長の態度を見て、「あぁもうこの会社からなにも買いたくね~」と思った人は少なくないはず。でも、九電から送られてくる電気を買わないと、他の電気事業者から電気を買うことはできない仕組みになってる。また、PPSと呼ばれる新規電気事業者も有るには有るが、小口の消費者は、PPSから電気を買えないような規制がかかっている。

 だから、どんなに消費者を怒らせようが、消費者に嫌われようが、涼しい顔をしていられるわけだ。これが普通の会社なら、とっくに商品は売れなくなって、経営悪化・株価低下で、あっという間に倒産だろう。


 そんな殿様企業から、ものを買わないようにすることはできないのかな。

 せめて、余剰資金で運用している、副収入目的の子会社からものを買わないようにして、抗議の意思などを表せないだろうか。

 電気・エネルギー事業とは明らかに関係のない副業で、九電は以下のような会社をもっているようだ。


情報通信事業

九州通信ネットワーク㈱ (プロバイダのBBIQをやってるところ)

㈱キューデンインフォコム

ニシム電子工業㈱
九電ビジネスソリューションズ㈱

㈱アール・ケー・ケー・コンピューター・サービス

㈱RKKCSソフト
㈱コアラ


環境・リサイクル事業
㈱ジェイ・リライツ
九州環境マネジメント㈱


生活サービス事業

㈱電気ビル

㈱キャピタル・キューデン

㈱キューデン・グッドライフ
㈱九建

㈱キューデン・グッドライフ東福岡

㈱キューデン・グッドライフ熊本

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㈱キューデン・グッドライフ福岡浄水
㈱九電ビジネスフロント
九電不動産㈱

㈱九電オフィスパートナー

九州高原開発

㈱九電ホームセキュリティ

㈱九電シェアードビジネス

㈱九州字幕放送共同制作センター

㈲オーク

九州住宅保証㈱

緑ヶ丘リビングサポート㈱

伊都ゴルフ土地㈱

福岡新都心開発㈱


 他に九電が相当数の株を保有し、グループに入っている会社として、サガテレビ福岡放送なんてテレビ局も入ってる。佐賀県は、民放一局の県だが、それを九電に抑えられてるんだね。

 不動産や介護事業、ゴルフ場、セキュリティ会社など、いろいろありますね。コアラっていうプロバイダは、以前利用してたことあったな。今はもう使ってないけど。

 国から独占利益を保障され、資金を注入され、必ず儲かるように支えられ、そこで余った資金を他業種に転用して利益を得てるって、そもそも許されるのかな。法的に規制がなければ、やっても良いって理屈なのかな。そんなに利潤が出るなら、電気料金を下げて消費者・国民に還元するか、国に返上するのが筋じゃないかな。


 松尾会長は、「(原子力発電所の)再稼働が遅れたら、九電はつぶれる」とか言ってるらしいけど、国が保護政策を続ける限り、ゼッタイに潰れないよ。腹立たしいことだけど、東電のように、国はなにがなんでも資金を注入しようとするだろう。また、現実に原発が再稼働する見込みのない東電は、潰れる様子もないし。

 ま、潰れるなんて話は、子会社を売り払ってから言ってくれ。本社の信用が失墜して、子会社の経営が悪化してから売却なんて言ってたら、九電自身も損をするし、子会社の社員も不幸では?

 ま、そんな九電に対する心配はよそに、九電に対して怒ってる人間としては、九電の利になるような会社からはものは買いたくないのです。

○世間的感覚から著しくずれた責任感

 10月14日の臨時取締役会で、会長も社長も辞任しないことを決めた九州電力。会長と社長が3ヶ月の報酬100%カットして、一応の責任をとったことにするつもりだったらしいが。
 辞めない理由は、やはり「混乱を避けるため」ということらしい。
 しかし、「混乱を避けるため」とはしたものの、枝野経産相から、まさかのダメ出し。かえって混乱を広げることになった。
 経産省への報告書を再提出する段階になって、社内で、やはり辞任は避けられないという声も大きくなっているらしいが。経産相にダメ出しを喰らって、あらためて自分たちの感覚の麻痺に気づいたのか気づいてないのかは知らないが、あらためて社長の辞任という判断をくだすことになった場合は、今度は14日に続投を決めた取締役会の責任も、さらに重く問われなければならないのではないか。会長・社長以外に減俸処分を受けた取締役は、副社長5名と、玄海原発所長などの取締役6名。一応、取締役のうちの1名だけが処分を受けていないだけで、ほぼ全員が責任をとった形にするつもりなのだろうが。やはり世間と著しく感覚がずれた判断をくだした責任は、さらに重く問われるべきだ。


九州電力 取締役会

九州電力 取締役会
代表取締役会長
松尾 新吾 100%減額(3ヶ月)


代表取締役社長
眞部 利應 100%減額(3ヶ月)


代表取締役副社長
日名子 泰通 50%減額(1ヶ月)


代表取締役副社長
貫 正義 30%減額(1ヶ月)


代表取締役副社長
深堀 慶憲 30%減額(1ヶ月)


代表取締役副社長・原子力発電本部長・川内原子力総合事務所長
山元 春義 30%減額(1ヶ月)


代表取締役副社長・火力発電本部長
瓜生 道明 20%減額(1ヶ月)


取締役・地域共生本部長
藤永 憲一 20%減額(1ヶ月)


取締役・国際事業本部長
津上 賢治 20%減額(1ヶ月)


取締役・お客さま本部長
鎮西 正直 20%減額(1ヶ月)


取締役
渡辺 顯好 処分なし


取締役・立地本部長
梶原 正博 20%減額(1ヶ月)

取締役・電力輸送本部長
梨田 一海 20%減額(1ヶ月)

取締役・玄海原子力発電所
村島 正康 20%減額(1ヶ月)



上席執行役員・原子力発電本部副部長
中村 明 100%減額(1ヶ月)



執行役員・佐賀支社長
大坪 潔晴 50%減額(1ヶ月)


 それにしても、著しく感覚が麻痺している最重症者は松尾新吾会長だろう。22日に深夜に、新聞各社から取材を受け、社長をかばって「辞任に値することか。なぜ辞めないといけないのか。これだけ(原子力発電所の)再稼働が遅れたら、九電はつぶれる。この状況をクリアするのに最適な人だ」と発言。

 いや、社長をかばってる場合ではない。ご自身も社長時代、玄海原発のプルサーマル導入の際に、やらせを仕込んだ張本人として責任が問われているのだが、そういう自覚が全くない。こんな発言をしている人が会長では、原発立地の自治体では、ますます九電は嫌われるだろう。


○九電の会長・社長は「反原発再稼働」???

 もっとも、枝野経産相が、九電のトップに対して厳しいダメ出しをしているのは、九電の会長・社長あたりをトカゲの尻尾として切り捨て、2人が辞任した後に、原発再稼働への速やかな道筋を立てようと考えているという観測もある。やらせをやっていたのは九電のトップだけではないので、当然2人が辞めれば、他の電力会社や経産省の役人も雪崩引責ということがむしろ当然なのだが、枝野経産相も、他社や経産省官僚の責任者に対しての批判は、ほぼ沈黙なので、九電のトップのみをスケープゴートにしようとしているとも読み取れる。

 もちろん、九電の会長・社長が辞めただけで、原発再稼働に弾みを付けられても困る。やらせをやった他社や経産省の官僚にも、きっちり責任をとらせる責任が、枝野経産相にはあるはずだ。


 ところで、九電のやらせメールを調査した第三者委員会の郷原信郎さんの本件に関するツイートからの引用。

「枝野さんの九電への対応は原発再稼働を目的に置いた詰め将棋?」

「九電原発部門の人達は泣きたいでしょうね。」

といった話しかけに対して、、、

郷原「ということは詰められている九電経営トップは反原発再稼働?」

 ブラック過ぎて、笑って良いのやら悪いのやら。