「本当はこんなレストランで、ガーデンウエディングをしたかったんだ」と、思い出させてくれた
光降るフレンチレストラン、「CHEZ TAKA(シェ・タカ) 高崎」。
高崎出張のときに、「高崎に行くなら素敵なお店がある」と教わって、同僚を誘ってランチタイムにお邪魔してみました。
駅から徒歩10分弱。いきなり現れたのは白亜の教会?
うかがうと欧米で活躍し、パンパシフィックホテル横浜総料理長、ホテル日航東京料理顧問などを歴任し、要人や皇室関連の晩餐会でも指揮を振るうというナチュラルフレンチの名匠・河合隆良氏がオーナーシェフのお店でした。
土日はウェディングで華やぐ披露宴会場を、レストランにと開放しているのかしら? レストランをウェディングにお使いなのかしら?
とにかく空間自体があたたかなHappyオーラであふれている感じ♪
高い天井が開放感を感じさせ、テーブルセッティングやカトラリーもラグジュアリーでキラキラと輝く食事空間を演出してくれています♡
私はまず仏産のスパークリング、パパン N.V. エル ブリュット メトッド・トラディショネルで乾杯!
ランチは3月のコースメニュー(税込2800円)にしていただきました♡
真鯛のマリネ 黒コショウ風味 春野菜とサラダ添え
色鮮やかな、地元・群馬の農園から直送のお野菜たちはどれもシンプルなようでいて主張あり。カットされ調理されても、生命力があるのです。
上に載ったディルからは、鼻先をくすぐるいい香り!
春の野菜の饗宴の下には、真鯛のマリネが爽やかに隠れています。
ドレッシングにはマヨネーズも使われていて、誰もがなじみやすい風味に仕上がっていましたよ。
そうそう、温かい状態でトングで置かれるこちらのパンがおいしくって!
食べ終えるとどんどん新しいものをくださいます。
添えられた自家製のレモングラスのハーブオイルで爽やかな後味♡
野菜と鶏肉のブレゼ 生地包み焼き
焼き色美しい薄皮のパイ包みの中からは、アツアツのバジルスープが!!
こちらにも程よく煮込まれたゴロゴロ野菜が隠れていて、シェフの遊び心も感じます^^
最初、胸肉だと硬くなっちゃうんじゃないかしら?と思ったチキンの食感も、バジルのオイルを吸ってちょうどよい硬さに仕上がり、うーん!と絶妙さにうなってしまったほど。
いつまでもいつまでも冷めない、カップルの恋心のようなスープですよ!
赤城ポークの網焼き ローズマリーソース
メインはお魚かお肉から選べます。私はお肉!
こちらも言わずもがな、群馬野菜のコリコリとした歯ごたえがいい脇役として赤城ポークを主役に押し上げます。
とろけるようなやわらかい赤城ポークは網焼きですがしっとりとした脂を抱えた甘さの感じられるもの。
敷かれたマッシュと一緒に味わったり、お野菜たちと一緒に嚙み心地の差を楽しんだり、ポーク由来の旨みが合わさったソースも堪能しながらゆっくりといただきました。
デザート
中央のバニラアイスクリームがチュールのヘッドドレスをまとった新婦のような、素敵なデコレーションプレート。
春らしくベリーの鮮やかな色みがステキ!
アイスクリームはそんなに甘すぎないので、コースの最後に来ても重たく感じませんでした^^
ラストのカフェオレもとってもまろやかでおいしくって、コースの終わりに心地いい余韻を持たせてくれるまとまりのあるランチでした。
視覚も味覚も嗅覚も大満足!
日替わりワンプレートランチは1600円からだそうでこちらも驚きのリーズナブルさですが、ここは素敵なシチュエーションの中、ぜひコースのほうで堪能していただきたいかなと私は思います♡
食後に、見えていたお庭もちらりと散策させていただきました。
ガーデンパーティーにぴったりな緑の鮮やかなお庭は、庭園デザイナーとして英国でも活躍なさっているイングリッシュガーデンの名匠・石原和幸さんの製作なのだとか・・・。
フレンチを気取らずいただける理由の一つに、明るい陽光挿すフロアなことが大きいと思いました。この額縁の中の絵のような素敵な背景になっているガーデンが、一躍かっている造りです。
隣にあるチャペルも見せてもらえることに。
む! この木のファサードは・・・!
もしや!!
はい、私も大好きな建築家、東京オリンピックの新国立競技場や防府のスタバでも有名な隈研吾さんの作品でした。
チャペルは外観・内装ともに、そしてさきほどのレストランも改装後の内装は隈さんの作品だそうです。
きゃー! うれしい♡ どうりでシンプルな木目ながら、洗練された品のよさがあると思った!!
知らずに行ったのでビックリしちゃいました!
ちなみに私の過去記事の隈研吾氏デザインのスポットは、東京大学 厨菓子くろぎ、暗闇坂 宮下、吉祥寺 ハモニカ横丁てっちゃん、
KITTE、赤城神社、浅草文化観光センター、TOYAMAキラリ、獺祭ストア銀座、などなど・・・(リンクで飛びます)
気づいていないものもまだまだありそう(笑)。
ここに気付かずに足を踏み入れたこともまたとってもうれしくって、シェ・タカを薦めてくれた人に感謝ー!
すがすがしい高原の木漏れ日が降り注ぐ世界観を、まさかの駅近アーバンシティで実現させる。
幹線道路を意識から遮断して高原にトリップ、それには木のぬくもりと緑とすき間から降り注ぐこんな日だまりのシャワーが不可欠。
訪れた人をお祝いするかのように降り注ぐ光のシャワー、チャペルもレストランもきっとお皿のお料理と食べる人ごと、気持ちをアップさせてくれるお店だと思います。
「CHEZ TAKA(シェ・タカ) 高崎」
http://www.cheztaka.jp/
群馬県高崎市栄町27-2
月・水~日・祝・祝前 ランチ 11:30~14:00 (L.O.13:30)
月・水~日・祝・祝前 ディナー 17:00~22:00 (L.O.21:00)
※火曜定休