びんむすめトラックの出発式のあとは、おいしいお弁当を食べて午後に備えます。



なだ万さんだよ(≧▽≦)!




それから、工場内に入るため安全上、着替えて準備。
決して工場コスプレではありません




東洋ガラス株式会社さんは明治21年(1888年)に創業。


約1000種類もの製品を生産し、ガラスびん業界におけるシェアは30%とかなりの老舗ガラスびんメーカーさんです。 


ガラスびんの製造工程はこんな感じ。

今日は数時間しかいられないので、ざざっと速足で見学させていただきました!
その前に、以前ですが東洋ガラスさんの川崎工場(昨年閉鎖)を見学させていただいたことがあり、そのときのほうが製造工程がよくわかりますので、その記事のリンクも付け足しておきます。

2012 東洋ガラス・川崎工場見学記①
2012 東洋ガラス・川崎工場見学記②
2012 東洋ガラス・川崎工場見学記③

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・びん協さん提供写真・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ここから先は撮影禁止区域なので、びん協さん提供の写真でお送りしますね^^


10名弱の「ガラスびん応援隊」メンバーで工場内へ潜入!



千葉工場の敷地面積は55000平方メートル、東京ドーム約1.2倍の広さだそう。



こちらは珪砂。これから溶かされてびんになる砂ですね。主に山形や海外から買っているとおっしゃっていたかしら?
今は原料の多く、約7割がカレット(回収したガラスを砕いた屑)からの再生です。
ガラスはメソポタミア文明のころ生まれたといい、天然の素材から作られ、そしてまたリサイクルして新製品を作ることができる優良な循環型素材です。
とてもエコロジーで環境に優しいのが魅力ですよね。




ちょうどリサイクルされたガラスびんを割る作業を、手作業でされている社員さんに鉢合わせ。
ストレス解消になりますか?と聞いてみたかったかも・・・



電気集塵機、排水処理施設も敷地内にあり、ISO9001取得や環境対策などにも東洋ガラスさんは力を入れています。



貴重な管制室にも入れていただきました。ここで工場の制御やコントロールをしています。
2000℃近くになる炉の中も、白黒ですが監視カメラで見えますよ!!(興奮)
確か温度の揺らぎをセンサーカメラで写しているとおっしゃったかな?


製造ラインにも密着。


ガラス溶解窯は2基。
生産ライン数は8ライン。
透明びんと茶色びんが作られています。



すごい早さ!

真っ赤な固まりのゴブが溶解釜から流れシュッと落ちてきて、成形され徐冷され、1分で650本、1日で240万本生産されます。


年間にすると約13万トン、びんに換算して約9億本ものびんがこの工場から生まれていくわけです。


たくさんの行程を経て、機械や目視で厳しい検査をパスし、できあがったびんたち。


出荷先に合わせた条件で箱ではなく透明フィルムで今はラッピングし、そこから倉庫に保管されたり、中身を詰めるびん詰め工場へ運ばれるのです。




こうして静かに待つびんたちは、蝶になって羽ばたく日をじっと待つ、さなぎのようで神々しく。


直にあなたの元へ飛んでいくびんたちです。
可愛がってね。


お忙しい中の見学案内を、ありがとうございました!



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・びん協さん提供写真・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




余談ですが、千葉工場の入り口にはこんなふうなタイルがありました。



物流合理化を目指した記念に、世界中の便メーカーから寄せられた各国のびんのかけらだそうです。
そうか! 思いつかなかったけど、世界にもびん工場があるんですね。
日本と世界とのガラス文化の差、技術の違い、比べてみたら面白そうですね。






びんむすめWEBサイト
http://www.glassbottle.org/campaign/binmusume/
びんむすめfacebook
https://www.facebook.com/binmusume.binkyo