季節はさかのぼり…
夏に鳥取⇔兵庫を駆け抜けた、山陰海岸ジオパーク女子旅モニターツアー、鳥取砂丘にいるところの詳細レポです。
もう

相変わらずのマイペースですみません☆
ダイジェスト⇒山陰海岸ジオパーク女子旅モニター(1)
山陰海岸ジオパーク女子旅モニター(2)
山陰海岸ジオパーク女子旅モニター(3)
詳細レビュー⇒出発前に・・・ *山陰海岸ジオパーク女子旅*本編(1)
出発前の誤算 *山陰海岸ジオパーク女子旅*本編(2)
始まりはご機嫌なこだわり珈琲のランチで。*山陰海岸ジオパーク女子旅*本編(3)
ジオパークのもの言わぬ住人に会おう!「渚交流館」*山陰海岸ジオパーク女子旅*本編(4)
砂丘の中心で自由を叫ぶ! *山陰海岸ジオパーク女子旅*本編(5)
お一人さまラプソディー *山陰海岸ジオパーク女子旅*本編(6)
砂丘、ドントクライ *山陰海岸ジオパーク女子旅*本編(7)
砂丘の果てまで行ってQ! *山陰海岸ジオパーク女子旅*本編(8)
そんなこんなで砂丘でパラグライダーにもてあそばれている苺子・・・。
もう遊んでいる≠遊ばれているショット(爆)
こうして後から写真を見ていると、本人より引っ張るインストラクターのらくだ先生が激務ですね(笑)!
どすこい! お疲れ様ですw
そんなご苦労をかけながら・・・空中散歩!
しかしあの体がふわっと宙に浮いたときのあの感覚は――― たまらないですね!
何がそんなに楽しかったのか―― ずばり、飛ぶこと!
体験参加の3人が交互に飛んで行きます。
それぞれ得手・不得手の作業があり、特色のある飛び方で面白い(笑)のですが、協力しながら替わりばんこで、夕景の中を浮かんで行きます。
空と海と砂丘の間に絶妙な感覚で浮いているのです。
なんだかもう夢の中にいるみたいな浮遊感で・・・
この絶景はもう言い表せません。
一度飛んでみてくださいとしか・・・
はい、もう。
カメラをずっと抱えて撮り続けたかったのですが、それは安全上かないませんでした。
それだけ非日常的な時間だったんだろうなと、今思えば想像します。
カメラを持って飛びたかったけど、でもこの肉眼でしか見ることのできない瞬間の「絵」は、残すものとしてではなく記憶の「絵」で覚えていく方が贅沢なのかもしれませんね。

はぁはぁ。結構な運動量ですよ。
この日は真夏日で猛暑の砂漠。絶対に水運補給は怠ってはなりませぬ!
飲む点滴、ポカリスエット! 大塚製薬さんの回し者ではありませんが、ポカリ必須!!
ちなみに大塚さんの工場見学に招いていただいたときに教わったのですが、ポカリスエットの「ポカリ」は造語でインパクトを狙っただけでまったく意味のない言葉だそう!
ビックリ


馬の背からそれぞれ2本飛んだあとは、らくだ先生の提案で、なんと砂丘中央部にある↑スリバチからも飛んでみることになりました!
スリバチは遠くから見るとなだらかなくぼみの谷に見えますが、縁に立つとかなり急な傾斜であることがわかり、さすがに足がすくみます。
おや、こんなところにも生態系のヒエラルギー。
海から一方向に風を受けていた馬の背とは違い、スリバチでは溝の中央の底から回流する風が吹いています。
縁に立つと、スリバチの底から上へ向かい風が吹いているのです。だから小鳥も力なくともくるくると旋回できているわけです。
今度はらくだ先生のサポートなしで縁からハンドルだけを握り、スリバチへ向かいダイブ!!
ぐーっと落ちるような感覚の後、からだは風に乗り浮遊しながらゆっくりゆっくりと旋回し落ちていきます。
体重を風に預け、小鳥と一緒に舞っていく砂の谷。
まるでまるでジブリの世界―――。
砂丘の夕景を背負い、それはもう言葉で残せない感覚でした・・・。

飛び終えて、悲しくもタイムアウト。
キャノピーをくるくるとしまい、背負いながら日本海をバックに砂丘を戻って行きます。
夕焼けがそれはもう美しい彩りで背中を照らしてくれるので、振り返り振り返り・・・名残惜しく戻って行きます。
そのうち夕闇の中にポツリ☆と一番星が。

夜空を埋め尽くす星座はきっとすごいんだろうなぁ。銀河砂丘。しんと静まる世界で何光年も太古の輝きを放つ星々の声を聴く。
夜空と海と、そして星々が降る砂丘・・・。
素敵だろう。それはそれは素敵だろう。
〝もしまた山陰海岸ジオパーク女子旅モニターがあったら。
よし! 絶対に砂丘から星座観測をしよう!〟
まだまだ募集すらなく、先のことなんてわかりもしないのに、勝手にそんな妄想をぼんやりとしながら、夕闇迫る鳥取砂丘を下っていきました。
(つづく)

