排毒水、流行の言葉で言えば、
『デトックスウォーター』
たるものをよく見聞きします。
デトックス関係ですと、コロニクス(腸内洗浄)や断食、スムージー、コールドプレスジュース、
最近ですと、ブッダボウル(野菜もりもり丼)やスウィッチェル(switchel)などもあります。
スウィッチェルというのは、
・リンゴ酢
・はちみつ
・おろし生姜
を水で割ってゴクリと飲んでお終い。
作り置きする場合は、漬けておけばオッケー。
簡単、斬新、デトックス!
「これぞトレンド!!」
と思いきや、ユナニ医学(ギリシャ)では紀元前400年頃から存在する万能ドリンクです。
「アメリカ発祥、セレブの間で!」
などと言っても、概念自体はどれも昔からあって、それがビジネスとなって、仕掛ける側がいる、という構図です(これは良くも悪くも…)。
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前置きが長くなりました。
このデトックスウォーター。
果物を混ぜて発酵させる等ありますが、これは食べ合わせ、飲みあわせの観点で言うと、あまりオススメできない。
もう一つは
『健康=シンプル化』
という考え方で、継続してなんぼの毎日の健康習慣。
なるべくシンプルに、複雑化させないのがポイントです。
デトックスウォーターをやる場合、てっとり早いのは、塩水にするだけです。
これで腸内洗浄します。
「エネマはどうしてもできません…」
という場合はこっちです。
必要な物は、自然塩と水。
天日塩である程度の質を保っていればOKです。
塩の量は、
水1リットルあたり、9g(小さじ2弱)
水500mgで、小さじ1杯程度。
※理由は後で説明します。
これを朝一番の空腹時に飲むだけです。
▼ポイント=濃度
この割合は生理食塩水と同じです。
ですので、量には気を付けるようにしてください。
※濃くても薄くてもNG。
生理食塩水の特徴は、
1.体内で吸収されない
2.(空腹なら)胃を通過し腸まで届く
3.腸に残っている不要物を排泄する
という点です。
大腸検査の前に生理食塩水を飲まされると思いますが、あれと同じ原理です
(ただ、検査の場合は2リットルとか飲むので、相当きつい)。
※ちなみに何かマズイものを食べてしまってリバースしなければならない時は、濃い塩水にすると嘔吐剤になります。
▼水温
体温と同じ温度がベストです
作り置きはできますが、飲み始めたら、間をあけると半減してしまうので、
500mgなら500mg、1リットルなら1リットル、
なるべく早めに飲んだ方がいいです(無理のない範囲で)。
内側の健康(気分)は外側の健康(体調)に左右されるので、体調のサインを見て、気楽にやってみてください。身体本来のパフォーマンス、というものを久しぶりに思い出せるかもしれません。
参考までに!
追伸
空腹時に行なう意味ですが、胃に未消化物があると塩水がそこで止まってしまい、十分な量が腸まで届きづらい、という意味です。